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いまさらツイッターを始めてみてわかったこと

つぶやかないのか、
つぶやけないのか、
ツイッターってのは。
つぶやくためのもんですのにな。
せっかく始めてはみたものの、
なにもつぶやかない自分に疑問がわきました。
こっちのブログでは、
こんだけアホほど長い文章を書いているのに、
たった140文字の短文が浮かばないとは。
なんなんやろうか。
最初の一歩

なかなか出ませんね。
ツイッターを始めたのは1か月前の5月10日、
これは、
子会社を設立した日なので忘れません。
1回だけツイートして、
ひとりだけフォローしました。
最初にフォローしたのは心屋仁之助って人、
すごく人気のある心理カウンセラーさんなんですが、
ごぞんじですかな?
わたくし
宗之内喜久造

別に、
心屋仁之助さんのマネなんかした覚えはこれっぽっちもないんですが、
過去にいちどまちがわれたことがあったんです。
あちらさんの講演会の宣伝を見た人が
>キクゾウさんが講演されるのかと思ってました
とかって。
あのね、
わたしはそんな有名人じゃないし、
本も出してないですよ。
それで何年かまえから名前は知ってたんですが、
ゴールデンウィーク中に開かれた高校の同窓会で、
この人が元クラスメイトの弟だという話題が出た。
かなりびっくりしました。
あちらさんはプロの心理カウンセラーで、
>潜在意識で性格を変える
みたいなことをおっしゃってますんで、
わたしがパクってなくても内容が似てる部分はあるでしょうが、
まさかその人が、
元クラスメイトの弟で、
つまり同じ兵庫県加西市の出身とはw(゚o゚)w
なんせ普通科の高校がひとつしかない、
人口5万人足らずの小さい町ですからな、
同郷人だというだけで親近感がわいてしまい、
その勢いでフォローしてみた。
それだけ。
それからあとは、
誰かにフォローされたという通知が来たら、
その人をフォローしてるだけのくりかえし。
いまだに、
つぶやかない、つぶやけない。
なんのためのツイッターか、
目的があいまいなのは確かですが、
それにしても自由じゃない感覚に気がつきました。
なんだこの言論弾圧もどきな感じは?
フェイスブックでは、
会ったことない人とは友達にならないことにしてるので、
一定の歯止めはあるんですが、
ツイッターでは逆に、
知らない人ばっかりとつながろうとしているからでしょうか。
やっかいなことに巻きこまれそうな、
責められそうな、叱られそうな、追いかけまわされそうな、
不気味な圧力をジメッと感じる。
うかつにしゃべってめっちゃ叱られることが
しょっちゅうありましたからねぇ‥‥
若かりしころは特に、
ですね。
さすがに寛大な日本国憲法も、
オレにかぎっては、
言論の自由なんか保証してくれてないよなっ
‥‥みたいな。
これ、
なんのトラウマ??
いや、だって、
他人のことにゴチャゴチャ口出しして、
名を名乗って正面から打ちこんでくるならまだしも、
事実無根の誹謗中傷とか陰口とか、
めんどくさいのもあるでしょ。
あなたは‥‥?
SNSとかブログとかYouTubeで動画とか、
ネット上でどういう情報発信されてるか知りませんけど、
こんな優柔不断で自意識過剰なジジイを笑える?
パーンと威勢よく、
伝えたいこと伝えられてる?
あたりさわりのないことは、
わざわざ発信する意味もないわけで。
なにかこう、
届けたいメッセージがあるからこそ声を上げるわけで。
聞いてほしいから、
注意を引くためには目立たないかんでっていう思いもあるし。
シラッと素通りされるくらいなら、
ギョッとして立ち止まってもらったほうがうれしいこともあるわけで。
スベるよりはウケたいわけで。
駆け出しの芸人が、
ステージでパンツ脱いだりするのに近い心理もあるわけで。
短い文章だからこそ、
凝ろうとすればするほどむずかしい。
なんか、
どうしようもなくつまらないことをつぶやいてしまいそうな不安が
ぞわっ
と、
心をよぎります。
言葉をきれいに使いたいから?
っていうのも少しはあるかもしれませんが、
それともどうもちがう。
わたしがいま感じている、
この無言の圧力は、
昨今の不謹慎狩りと無関係ではないでしょうな。
何の気なしに発したひとことが、
不謹慎だ、取り消せ、謝罪しろ‥‥の嵐に見舞われる。
バッシングの標的は芸能人や政治家だけとはかぎりませんしね。
身近なところで気の毒なのは‥‥
小学校の先生かな?
授業中の発言がいちいち親の耳に入り、
けしからん、ふざけるなと吊し上げられて、
気の弱い新米教師はおちおち冗談も言えない感じ。
モンスターペアレント対応マニュアルみたいなもんが整備されて、
問題が表面化することは減ったのかもしれませんが、
教師が小学生にナメられっぱなしでは教育現場の荒廃は止まらないでしょうね。
不謹慎狩り、バッシングは、
ネット上の情報流通特性によって必然的に増えているものですから、
これから先も減ることはありません。
ある知りあい(男性)が、
子どもが生まれたことをフェイスブックで報告した。
正確には、
その子が生まれる前から、
胎内にいる赤ちゃんのエコー写真を投稿したりして舞い上がっていた。
やっぱりこういうのは、
子宝に恵まれない方たちにとっては、
いくぶんか神経を逆なでされるもの。
それを正面から批判するコメントはありませんでしたが、
オフラインの陰口が怖かった。
わたし自身、
長女が生まれるまでの道のりが平坦ではなかったので、
古傷をほじくられる想いがよぎります。
>合格しましたーっ!
って、
喜んでいる人の影では、
落ちちゃった人が泣いてますね。
>退院しましたーっ!
は、
おめでたいんですけど、
同じフロアの別の病室に、
検査結果が思わしくない人がいませんでしたか。
>ボーナスでPRADA買っちゃいましたーっ!
──いやいや、
ボーナス出ない派遣社員もうじゃうじゃいてますやん。
>決勝進出ーっ!
──ケガで今期絶望の人がいます。
>夢のマイホーム購入ーっ!
──震災で自宅が全壊、
仮設住宅暮らしのままって人が大勢います。
‥‥みたいな。
しあわせだしあわせだと浮かれる気分の反対側には、
いちいちそこに共感できない人たちがいます。
ITで、
不特定多数に向かって一斉に発信できる環境になったということは、
どこで、どんな境遇の人が、どういう想いで、
それを受け取るかわからんってことですよね。
つまり、
ハラスメントが予測不能ってことなんです。
‥‥もうね、
しゃべれませんで。
あなたがしあわせそうな笑顔をふりまいてるだけで、
しあわせになれない人をますます不幸にしてるっていうんですからな。
笑顔が世界をしあわせにする
だなんて、
冗談も休みやすみ言え!
って話ですよ。
ただ無神経なだけなんですからな、
とっても嫉妬深い人たちの立場も考えないとね。
あなたが美人だったりイケメンだったりするだけで、
箸が転んでもモテてしまうんで、
獲物を横取りされた感のブサイク系は憤怒にまみれるんですからな。
抜け駆けみたいに自分だけしあわせヨって浮かれていると、
刺されてしまう世の中です。
じゃあ‥‥
不特定多数を相手に、
こんだけ長文のメッセージをたれ流しているわたしは、
どんだけ無神経で無防備なのか?
受ける側の感情を傷つけないように
っていう配慮は薄い。
長文で伝えるときは、
わりとじっくり考えてから公開するわけで、
そこに毒が入ってたとしたら、
確信犯的に意図的に
>こいつは許さん!
と、
判断してるってことでしょう。
>つい口がすべりました。
とか、
言い訳できないってことですよ。
でもツイッターなら、
そういうことが大いにありえる
と、
思います。
140文字くらいが、
伝えたいことを伝えるのに最適なんですって?
そうかなあ?
文章が短いってことは、
言葉足らずですいませんってことですやん?
軽はずみな言動では、
ほんまによう叱られてきましたからナ。
ホンネとタテマエの使い分けとか、
ようわかりませんしね。
はじめに謝っといたほうがいいかもですか(ё_ё)?
めんどくさいなぁIT
あなたは、
不特定多数に向かって発信するデジタルな言葉と、
目の前の、
肌がふれあえる距離感の相手に向かって語りかける言葉と、
どっちが多いですか?
どっちに長い時間をかけているか

きいたほうがいいかな。
人の温度、
肌ざわりを忘れてしまうくらい、
ネットに関わってるのはいかがなものかと思いますよ。
w(☆o◎)w
──年寄りじみたこと言いました、
すんまへん。
よっぽどやりたくないのかなツイッター‥‥
なんせ、 めんどくさがり屋ですからな。
新しいことを始めるのは特におっくうなもん。
ブログの宣伝するくらいしか、
使い道が浮かばないし。
向いてないのかツイッター‥‥
誰か教えてくれよツイッター‥‥
気が散るだけならすぐにやめたいぞツイッター‥‥

若ゾウ対談──うつ病になるまえにIT業界と縁を切る

点線の引いてある語句に注意を払いながら読みすすめてみてください
仕事、
辞めることにしました。
もう限界です。

限界?
うーん‥‥やっぱりあれか、
この業界特有の多重下請け構造の悲劇か。

ええ、まあ‥‥
それだけじゃないですけど。
たまりにたまってって感じで。

たまりにたまっていよいよ‥‥か。
何年いたんだっけ?
いまの会社。

12年です。
2003年に入りましたから。

おー、
うちの娘が生まれた年じゃないか。
ずいぶん長いな。

はい。
いい経験をさせてもらいました。
社長にも、会社にも、
とても感謝してます。
ぜんぜん恨みとかないです。
これはもう
日本のIT産業の構造の問題だと思いますから。
ただ‥‥もう限界なんです。

惜しいな。
おまえほどの腕がありながらな。
才能あるのにな。

やめてください。
どうせ上から丸投げで降ってきた仕事を
下に丸投げするだけなんですから。
才能なんてぜんぜん関係ないんですから。
ITベンダーはもうつくづくうんざりです。
潮時なんです。
辞めるしかないんです。

潮時‥‥か。
すんなり辞めさせてもらえそうなのか?

知りませんよ
もう自分がぼろぼろなんで、
あとの仲間のことを考える余裕ないです。
ぼくが辞めても辞めなくても、
いつものデスマーチが続くだけですよ。

でもそのキツい環境に
10年以上適応してきたんだろう。

労働条件だけで考えるなら、
いまよりもっとキツいこともありましたよ。
それでもやっていけるつもりでした。
あいつがくるまでは‥‥ね。

あいつ‥‥ってどいつ‥‥?
あぁ、
もしかして例のイケメンのコンサルタントか。
西山とかいう‥‥。

キクゾウさんに向かってこんなこと言いたくないんですけどね、
ぼくはね、
コンサルタントっていう人種が大嫌いなんですよ。

ああ知ってるよ。
別にわたしも好きでコンサルタントを名乗ってるわけじゃないけどな。
他に言い様がないっていうか‥‥。

わかってます。
コンサルタントが悪いわけじゃないですから。
だいたいウチの社長は、
ITのことなんてよくわかりもしないのに、
世話になった人の紹介だからっていう理由だけで、
素人同然のコンサルを三顧の礼で迎え入れる。
それで過去に何回もひどい目にあってるっていうのに、
まだ懲りないんですからどうかしてます

耳の痛い話だ。

いまさら変われないんですよ、ウチは。
コンサルタントがどんな正論を吐いたって、
無理なもんは無理なんです。

この展開はわたしが予言したとおりだろう。
キミんとこの会社は、
ユーザーから言われたとおりのものを言われるがままに作ることで、
工数に比例して請負金額が膨らんで安定的な売上高を保つモデルだった。
日本のITベンダーにありがちなパターンだな。

そのとおりです。
創造性のカケラもない
会社が人財教育にお金をかけることもないし、
新しい技術を学ぶ場も時間もない
請負っていったって実態は派遣ですよ。
入社していきなり九州や四国に何か月も滞在させられる
中国と日本を行ったり来たりさせられるヤツもいます。
先端技術どころかとんでもないガラパゴスで、
労働集約型産業の見本みたいになってしまってる。
そりゃ辞めますよ。

ああ‥‥、
長いあいだご苦労さんってとこかな。

辞めるなって言わないんですか。

言わない。
IT業界で12年は長い。
もっと早く辞めたほうがよかったと思うくらいだ。
先進的な技術と独自性を激しく競うクリエイティブな現場は、
もっと人財の流動性が高まらないと活性化しない。

まったくですよ。
この国じゃ、
会社が簡単に社員をクビにできないとわかってるから、
開発者のプライドも失って保身に走る年寄りが増えてきて、
イノベーションを起こすなんてできっこないんですよ。
‥‥あ、
すいません。
人のこと言えませんでした、ぼくも。

眠れてないんだな。

え?‥‥ええ。
いまのプロジェクトに関わりはじめてから、
眠れなくなりました。
帰りが遅くて寝る時間がないのは昔っからですか、
ベッドに入っても気が立ってて‥‥

それはいつごろからかな?

もう半年近くになります。
お正月も休めなかったのははっきり覚えてますし、
それよりもっと以前からなので。

だったらその職場からは
もう逃げ出してもいい。
収入の心配はあるだろうけど、
メンタルがやられてしまったら元も子もないからな。
眠れない期間が長引いているならゲームオーバー。
退場命令だ。

ありがとうございます。
さらに吹っ切れます。

キミの会社はもう何年も、
新しいサービスを生み出していないよな。

ウチだけじゃないでしょ。
日本じゅうのITベンダーがみんなそうです。
遅かれ早かれ天罰が下りますよ。
新しいサービスどころか、
ほとんど実質的な価値を生み出してない。
旧態依然とした間接業務のメンテばっかりで、
世界から置いてきぼりを食らってるんです。

ま、たしかにな、
グローバル競争では日本は劣勢だ。

そんな状況で、
西山が2年前に取ってきたプロジェクトが
とどめを刺すことになったんです。

とどめ‥‥ねぇ。
‥‥あーわかった。
官公庁か。
額の大きい役所の案件を元請から引っぱってきたんだな。

お察しのとおりで‥‥最悪のパターンです。
役人は誰も責任を取らないくせに
納期は厳守させられるし、
要件定義になかった仕様は押しつけられる
一時的に売上高はボンと上がるでしょうけど、
現場はむちゃくちゃなことになってます。

要件定義の本番はカットオーバーの当日からはじまる
って、
笑えない名言もあるそうだからな。

デバッグの本番も同じ日からはじまるんですよ。

‥‥
うつ病が続発してるだろ。

ええ、まあ。
はじめからうつ病の予備軍が送りこまれてくるようなもんですから、
続発して当然なんです。
名前は出せませんが省庁関係の現場ですよ。
何日もカンヅメで帰れないんですから、
心は折れるし頭の線は切れるし‥‥

よかったよウチは。
めんどくさがり屋なおかげで、
公共のお仕事にありつけたためしがない。

キクゾウさんの会社は奇跡です。
規模は小さいけど下請けは一切やってないんでしょ。
おまけに公共の案件に手を出さないなんて殿様商売ですよ。
最上流のSIerじゃないですか。
ありえませんよ、
ふつう。

どうも毒のあるほめ方だな。
たしかに上流工程かもしれんけど、
そのかわりドブさらいまでやっとるがな。

ユーザーともめることはないんですか?

いまはもうほとんどないな。
あったとしても謝って許してもらえるレベルだし。
うちの社員はみんな明るくて面倒見がいいのでね。

ITの仕事やってて明るい会社なんて珍しすぎです。
うつ病なんかには縁がないんでしょうね。

メンタルなケアには万全の配慮を心がけてる。
しかも年々充実させてきてる。
それでも一触即発、
つねに意識してないと油断は禁物だな。
デジタルよりメンタルなんだ、
ウチは。

デジタルよりメンタルですか。
なんかそれも時代の先取りって感じですね。

デジタルからメンタルへ、かな?
近ごろの若ゾウは心の折れ方がハンパじゃないからな。
早い、深い、なかなか戻らない。

わたしもそれに当てはまるんでしょうね。
このごろ明らかに変なんで。
突然「わーっ!」とね、
大きな声を出したくなったり、
家にじっとしてられなくなって飛び出していったり、
飛び出しても行くあてもないから夜中に電話かけまわったり、
心が変調を来しているのがわかります。

じっとしていられない。

はい。
統合失調症かもしれません。
すごく不安です。

メンタルな不調にもいろいろあるからな。
これからもときどきこうやってメシ食おうか。

いや、でも、
キクゾウさん、お忙しいんじゃないですか。

さっきも言ったろ、
デジタルよりメンタルって。

あぁ、
わたしは観察の材料ですか。
お手柔らかに願いますよ。

だいじょうぶ。
ブラックなように見せかけて、
ほんとうはめちゃめちゃホワイトだからね(≡^∇^≡)

 彼のこの思考、このボキャブラリー。どこかあなたに似ていませんか?あなたは、だいじょうぶですか?
 ネガティブな若者とのホープレスな会話です。日本のIT業界の体質がにじみ出ていますので、そこも感じ取っていただきたいのですが、ネガティブな環境に折れて心が下を向いてしまった人が、無自覚にどんな言葉を発しているかを、よく観察してください。点線の引いてある箇所が消極的な言葉です。「毒」です。こんな言葉を使っていると心がますます消極的になり、人生はますます暗転します。ネガティブな言葉を使う人が引き寄せるのは、同じようにネガティブな言葉を使うネガティブな仲間です。不幸な境遇です。使うなとはいいません。せめて気づいていてください。
 この国のITベンダーによく見られる傾向として、構造的に労働集約型で革新的なチャレンジ精神は失せています。多重下請け構造は如何ともしがたく、開発業務は上から下へ丸投げされるパターンが常態化。メンタルヘルスにダメージを与えるブラックな要因が多いのも否めない事実でしょう。景気変動によって業績が悪化すれば真っ先に切り捨てられるのは末端の下請けです。
 システムの料金は、能力よりも開発に要した時間(一人が一月にこなす量)で決められる人月計算のため、仕事がヘビーな割に、やりがいが見出しにくい側面もあります。今回の若者は、偏差値の高い、一流大学を出たエリート技術者です。退職を機に180度の心機転換を図ってもらいたいものです。ただし、うつ病は決して会社や業界のせいでなるものではありません。

アスペルガー

>あなたが人間関係でいつも失敗するのは、
アスペルガー症候群のせいですよ。

と、
もしも20代に教えてもらっていたら、
状況は改善していたかな?
ひとつのことに異常にのめりこんでペース配分ができず、
決まり事に反発して団体行動になじめず、
まわりが傷つくようなことも平気で言ってしまう。
>それって典型的なアスペルガーなんですよ。
>広い意味では自閉症に含まれる、
>発達障害の一種なんです。

とかなんとか言われていたとしても、
ふつうにベラベラしゃべれてたわけだし、
スポーツも活発にやってたし、
学校の成績も優秀だったんだから、
大きなお世話ですよって感じだったでしょうけどね。
>いえいえ、
アスペルガーは知的障害を伴わない自閉症なんです。
>なので学校の成績は関係ありません。
>ほっとくと強迫性障害や社会不安障害、うつ病といった
>二次障害を併発してしまうから要注意ですよ。

へ~っ、
そうなんですか ┐(-。-;)┌
変わったヤツだとか自分勝手でわがままだとか、
コミュニケーションが下手だとか、
そういうのはもう、
うんざりするほど言われ続けてましたけど、
だからってそれが障害ってことになるとどうでしょう?
アスペルガー度がいちばん高かったのは、
10代後半から20代にかけてだったと思いますが、
いまからもう30年もまえのことでして、
当時はまだ日本にそんな言葉すら入ってきてなかった。
もっとも今後は
アスペルガー症候群という名称もなくなって、
自閉症スペクトラム

ひとまとめにされるようなんですけど、
もし、いま、
そんなふうに診断されたら‥‥
もう少し自分を客観的に見て、
こういう傾向があるから人より注意しないとダメだなとか、
まわりに不快感を与えることになるからこれはやめとこうとか、
お利口さんな大人の対応ができるかもしれませんね。
協調性がないのを障害のせいにして、
言い訳に使ってしまうかもしれませんがなあ‥‥

人間関係ってもんが、
とにかくめんどくさかった。


群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い‥‥
って、
これじゃ米倉涼子「ドクターX」ですけど、
まあそんな感じ。
まわりに合わせられないんだから団体行動できません。
寄ると触ると波風が立つ。
神経クタクタの人間アレルギー
誰のお世話になんかならなくったって、
ひとりで生きていけますから、
お願いですからほっといてちょうだいよ。

──そう言いたくもなる。
しかも、
きちんとしているのは自分で、
まわりのほうがアホでちゃらんぽらんに見えているんですから、
これは始末が悪いんですよね。
アスペルガーのきわだった特徴のひとつに「過集中」があります。
文字どおり集中しすぎるってことなんですけど、
興味のあるものにいったんスイッチが入ると、
何時間もぶっ続けで同じことにのめり込むんです。
トイレに行くのもメシを食うのも忘れてとにかく没入してしまう。
休憩も取らず人に話しかけられても上の空で時間の感覚も麻痺。
だから、
常人に真似のできない天才的な作品を創り出すこともできる
という意味では、
たとえ病的な特徴であっても悪い面ばかりではない。
が、
本人の目に映るまわりの人間は、
適当なところで物事を投げ出してしまう人たちですから、
許せない気持ちになって攻撃的になりがちです。
かなり危険ですよね。

パソコンというものを
初めて触ったのは28歳。
いきなりどっぷりハマりました。
これで事務処理効率を何倍にも高めることができたら、
人としゃべらなくて済むじゃないか。
必然的に、
そういうワークスタイルに惹かれていきました。
1989年。
ITという略語もまだなかったころの話です。
インターネットもありません。
ケータイもまだ使ってません。
パソコン仕事が儲かることなのかどうか、
まだぜんぜんわかってません。
でも、よかった。
それで食っていける可能性があるなら、
他に何もしたくなかった。
誰ともつきあいたくないくせに、
恋愛だけはナシで済ませられなかったので
よけいややこしかったけど。
これは後天的に可変なメンタル以前の問題、
性格というよりも、
脳が志向しているもんだから逆らえない。
自分の遺伝子と闘ってもしょうがないし。
まわりのみんなが楽しいと楽しいといって浮かれていることが、
ちっとも楽しくないってこと、
あなたにもありますよね?
また反対に、
まわりのみんなが難しい難しいといって嫌がっていることが、
自分にとってはちっとも苦にならない。
それどころかむしろ快感だってこともありますよね?
人はジグソーパズルのピースみたいなもんだっていうでしょ。
そんなふうに凸と凹が組み合わさるからおもしろい。
この歳になると、
そんなこともだいぶ理解できるようになってくるので、
人間関係も楽しめる。
ちゃらんぽらんでだらしなく、
どうしようもないヤツだと若いころには切り捨てていた相手が、
いまは上得意のお客さんになるんですからね。
まわりの人が苦手なことで自分が得意なこと、
それが仕事になってる。
自分には簡単にできることが、
バカじゃないかと思うくらい下手クソな人がお客さんになる。
ありがたいことです。
こんなこともわからなかった若いころの自分が
なんだか憐れです。
若いっていったってもう30近いええ大人だったんですが、
それでも当時は人間関係がめんどくさいっていうだけのことで、
とにかく変態的なまでにパソコンに取り憑かれた。
MS-DOSの愛想ない真っ黒な画面でしたけど、
プログラムを書くことにのめりこんだ。
ヤバかった。
人間とちがってきちんと命令したとおりに動く。
その爽快感が鮮烈でした。
一から十まで自分ひとりで書くことにこだわりました。
プログラムがまちがったらコンピュータは動かない。
それは100%自分のまちがい。
白黒はっきりしたことしか受けつけない脳には、
この潔さが快感でした。
「マッキントッシュ」
また別の方向でヤバかった。
PhotoshopIllusrator というアプリ、
いまでもある定番ですが、
それをフロッピーディスクでインストールしていた時代でした。
1992年。
喉から手が出るほど欲しかった、
Quadra(クアドラ)っていう当時の最上位シリーズ。
車が買えるくらい高価だったし、
だれでもかれでも所有できるものではありません。
生涯最高に思いきった一世一代の買い物です。
だからこそでしょうか、
もう優越感に浸りまくりで狂喜乱舞のエクスタシー。
ギーコガーコと音をたて、
ゆっくりのそのそと動いてましたけど、
ギザギザのないなめらかな曲線(ベジェ曲線)が描ける。
その技術に最初に触れたときの驚愕は
凄まじかったな。
いちばんハマったのは PageMaker(ページメーカー)っていうDTPソフト。
(のちにアドビに買収されるアルダス社の製品で、
いまの InDesign。)
Illustrator で描いたイラストや Photoshop で加工した写真がページに貼りつけられて、
テキストのまわりこみも簡単でレイアウトが自由自在。
血管が破裂するくらい興奮しました。
しかし残念ながらデザインの才能はイマイチだったため、
この夢のようなマッキントッシュを仕事に活かすことはできず。
だから仕事としては業務プログラムを書き、
趣味としてミニコミ誌をつくることにしました。

ここでちょっと脱線──
わたしがマッキントッシュでつくっていたミニコミ誌は、
不定期発行でたった300~500部くらいのもんでしたが、
シーナ&ロケッツのシーナさんと鮎川誠さんに
インタビューさせていただいたことがあったんです。
1995年、
ローリングストーンズの初来日記念特集号でした。
ある地方の小ホールでのライブ前でしたが、
リハーサルで「サティスファクション」をやってくれました。
ぐちゃぐちゃにかっこええギターとボーカルでした。
そのシーナさん(本名・鮎川悦子さん)がつい先日、
子宮頸がんのためお亡くなりになりました。
ローリングストーンズのステージにひとり日本人ギタリストがゲストとしてプレイするなら、
そこは心情として鮎川誠さんであってほしかったんですけども。
ご冥福をお祈りいたします。

ま、
どっちにしろ
寝ても覚めてもパソコン生活だったわけですね。
いったんパソコンのまえにすわったら、
朝から晩まで、
晩から朝まで、
止められない止まらない。
どうしてもこれが自分の職業でなければおかしいと、
思いこむまでに至りました。
そんなある日の明け方のことです。
>おまえはパソコンと心中しなさい。
と、
神の声が聞こえました。
もちろん幻聴でしょうけどね、
パソコン浸りで睡眠不足だったので。
しかしそれからもわたしの過集中癖は続き、
プログラムを書くことが職業となり、
ついに会社設立に至ります。
さらに会社設立から10年後、
デザインスタジオを開設(名ばかりですが)し、
三流デザイナーとしてホームページ制作も事業化しました。
会社は現在18期、
わたしたちのお客さんになっていただける人っていうのはどんな人なのか、
だいたいわかってきました。
えてして、
他人から見た自分の短所をひっくりかえしたところに
好ましい顧客ターゲットがあるもんです。
短所と長所は表裏一体であるともいえますね。
たとえばわたしはイベントなどで、
次々と気を利かせて準備をしたり片づけものをしたりすることが苦手です。
椅子を並べる、飲み物を買ってくる、
ゲストの方を案内する、
空調を確認する、配布物を揃える‥‥等々。
まわりの人がテキパキと動いている中でひとり、
ボーッと突っ立って眺めてるヤツがいたらどうです?
邪魔でしょ。
自分も手伝おうっていう気持ちはあるけど、
おろおろするばっかりで何をしたらいいかさっぱりわからない。
若かりしころはこれが苦痛で、
だから団体行動全般から自分を遠ざけていたわけですが、
いまはもうそういうキャラクターだってことにしてある。
えらそうにふんぞりかえりたくってそうしているわけじゃないんだけども、
まわりからそんなふうに見えてしまうならしかたない。
そういうことにしといてくれたらいい。
それが楽なんだからそれがいい。
アスペルガー的な性癖が多分にあるとしても、
それはそのまま強みとして活かす。
あなたが簡単にできることが
わたしにはできないが、
あなたにとって苦痛でしかないことが、
わたしには快感だってことが必ずありますから、
それが見つかるまで視点をずらしながら探します。
わたしの脳は、
本人の意図とは関係なく、
生まれもった器質として情報処理と相性がよいらしい。
もっと突きつめていうと、
正規化
です。
データベースの正規化っていう作業に関して、
脳が本領を発揮する。
好きっていう表現が合っているかどうかわかりません。
勝手に反応するもんなんで。
データベースを見たら正規化したがる。
これは、
テーブルの上に乗ったナイフやフォークやお皿を、
きちんと並べないと気が済まないのと似ています。
その角度や幅に
変態的なこだわりがある。
美しく正規化されていないデータベースは気持ちが悪い。
と、これはもう
情報処理における潔癖症といっていい。
複雑に入り組んだデータベースに鋭いメスを入れ‥‥
あ、
これもどっかで聞いたフレーズですが、
さまざまな謎や疑問を徹底的に究明し、
もつれにもつれた糸をほぐしてほどいていくことに
奇妙な快楽を感じてしまうヤツなので、
究極的にめんどくさいERPもどきのシステムを開発することが
生き甲斐になったのは必然の流れ。
顧客のニーズを超えて潔癖ですから、
そこまできれいに磨けと頼まれたわけでもないのに、
ピカピカに磨いて等間隔に揃えて並べてしまう。
病気だとしてもいいじゃないですか。
社会に役立てるように使えるならば、ね。
むかしから
バカとハサミは使いよう
っていうでしょ。
自閉症スペクトラムだってなんだっていいじゃないですか。
健常者じゃなくったっていい。
逆に、
その人にしかできない強みがあるはずです。
あなただって、
きっとどっか病んでるでしょ?
わたしにはわたしの並べたナイフとフォークとお皿の配置が、
いちばん美しく見えるんです。
ただの1ミリも動かしてもらっちゃ困る。
──ところがお客さんはそうじゃない。
きちんと並んでるかどうかは問題じゃない。
自分たちがいつも使ってる箸をそこに置けという。
創業初期はこれでお客さんとずいぶん揉めましたね。
お箸の長さも柄もみんなバラバラ。
角度や幅や色合いに無頓着で寛容なそういう方々こそが、
わたしに仕事を依頼してくださってるんですから。
ジグソーパズルの凸と凹ですからねぇ‥‥(ё_ё)
どういうタイプの経営者が自分を求めているか、
相性が読めるようになって、
ようやく社会に気楽な居場所が見つかった感じです。
情報処理技術をビジネスモデルに組みこめる経営コンサルタントとして、
特異な価値を発揮しながら成長し続けている。
20年まえに書いたプログラムが、
まだ稼いでくれてる。
反対に、
天敵も察知できます。
場の空気が読めなくて人の何倍も叱られてきたおかげで、
アンテナが敏感になってるんです。
正義漢ぶってえらそうに、
>なんだその態度は!
って、
上から目線で見下してくるタイプ。
>常識をわきまえろよ
っていう威圧感ね、
言葉で注意されなくても目つきでわかります。
中途半端なエリート層で、
公務員に多いタイプです。
大企業の中間管理職にも多い。
枠からはみ出している人間性をリスペクトできない、
常識人っぽい方々ですね。
なんせわたしは態度が悪いんですって。
すんませんなあ。
自分を見下すそういう人種を避けているうちに、
おおらかな中小企業ばっかりを相手に仕事するようになったんでしょうけど、
いくら中小企業でもそこそこ立派な規模になってきますと、
天敵があらわれる率が高くなります。
くわばらくわばら。
アウトロー扱いされて迫害を受けるか、
天才だと称讃されるかの紙一重。
きわどいサバイバルレースだったかもしれませんが、
それもむかしの話。
いまはとても穏やかでハッピーです。
排除する意図がなくても、
自然と居心地のいい人たちが集まってくれるようになってきて。
なんかムカつくしめんどくさい天敵みたいなヤツは、
まだ3年にひとりくらい現れますけどね。
これって多いですか?
>こいつ、
>めんどくさいしムカつくから、
>もう抹消してしまおう。

ってヤツね。
すっきり記憶から抹消したくっても目の前でウロチョロされることもあって、
やっぱりめんどくさいんで、
ほんとうははじめから出会わないのがいいんですけども。
まだそこまで自分のステージが上がってないってことは修行不足ですね。
反省しましょう。
これからもわたしは、
情報の3S5Sが苦手なお客さまを大歓迎します。
ルーズでちゃらんぽらんで慈悲深いみなさんを愛してます。
わがままで不器用な社長さん、
大好きです。
目くばり気くばりが行き届き、
おもてなしの心であとかたづけのできるあなたを大尊敬します。

情報の5S

2週間まえの夜から、
きょうまで、
ひさしぶりに問題解決のために思考を使いました。
たいした成果はありませんでしたが、
それでもいいんです。
この原稿を書くために、
わざわざそうしたようなもんですから。
ぐるぐるまわる堂々めぐりの思考って、
どんなもんだったか‥‥
わたしはふだん、
なるべく自分の思考を問題解決のために使わないことにしています。
問題が起こったときには、
それを解決しようとするのではなく、
直接的な意識をそこから離して、
結果として問題が勝手に解決してしまうように、
潜在意識に向かって問いかけだけは発しておいて、
あとはひたすら心のほうを整える感じです。
問題は急いで解決しようとしないことが
習慣になっているんです。
そうするとえらいもんで、
ほんとうに問題が勝手に解決してくれるっていうか、
ちゃんと答が降ってくるっていうか、
あたかも
忘れているあいだになくなってしまっている
感じになって、
いろんなことがずいぶん楽にかたづくようになりました。
だから今回は、
わざわざ問題を解決しようとしてみた‥‥
というような
変な言いまわしになるわけなんです。
折しもわたしの会社では4月下旬から、
手痛い解約が何件か重なって業績が下降気味
ただ数字が悪いだけじゃなく、
長年お世話になった方とのお取引が終了するという、
精神的に重苦しい事件も重なって、
解決すべき問題がどすーんと目の前に横たわってます。
問題解決思考は15日めに入りましたが、
いったんはじまると泥沼化、
ぬかるみは底なしです。
これは困ったことになったぞ‥‥
っていう波動に支配されて、
考えれば考えるほど、
ますます悪化していく気がして焦りが高まります。
もがいてももがいても出口は見えず‥‥
これはいつもの自分じゃないヨ。
たまたま今回は試しに問題解決をやってみているだけだヨ。
若いころの思考回路を思い出して
遊んでるだけなんだヨ。

──と、
自分の思考を客観的に眺めることに慣れているわたしでも、
いったん走り出した思考にブレーキをかけるのは骨が折れます。
疲れました。
たいへんなエネルギー消費量。
その大半は情報収集に費やされます。
かなり苦しいです。
20代、30代は、
ずっとこんなことやってたんですよね、
強迫的なまでに‥‥ですね。
問題がたくさんありまして、
それら山積する問題の解決のために、
思考が大忙し。
生活全体が、
問題解決のスピードレースのようでした。
思考中毒だったのかも。
どれだけ思考を重ねても答が出せなかったのが20代。
30代になると、
いろんなことが思考で決着していきましたが、
人間関係と心の問題は未解決。
パズルが解けるみたいに、
すべての問題がかたづいて消えていったのは、
思考の取り扱い方を覚えた40代。
50歳を過ぎると、
さらに思考から遠ざかり、
30代のころの100分の1くらいか、
あるいはもっと減ったのではないかなと思います。
皮肉なことのようでもありますが、
いまわたしの日常の中でいちばん思考を使うのが、
このサイトのために原稿を書くときだったりします。
(ё_ё)
これ以外のことで、
左脳をヘビーに使うことはなくなりました。
だからこの2週間の問題解決思考は、
ほんとうにひさしぶりの荒行だったわけです。
10年間に及ぶダイエットを破って、
昼夜問わず何日も暴飲暴食を続けたような‥‥
2週間で5キロも太っちまいました!!
──みたいな。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。
そりゃあ下痢もするっちゅう話ですよね。
あ~しんどε=( ̄。 ̄;)
話は変わりますが、
わたしがはじめてパソコンを買ったのは27歳のとき。
エプソンの286UXっていうね、
フロッピーディスクは2枚挿入できたけど、
ハードディスクはついてなかったやつ。
そこからずっぽりプログラマの道に入りこんだのは、
ちょっとでも思考を楽にしたかったからでしょうね。
大量の情報が、
デジタルなメディアに記録できてコピーできて、
上書きや削除もできる。
それだけで感激でした。
表計算ソフトにいたっては、
数字と数式をセットしただけで、
自動的に足し算や掛け算してくれて、
その表が印刷できる。
むちゃむちゃコーフンしました。
コーフン、コーフン、大興奮。
これで思考がもっと自由に使えて、
もっともっとクリエイティブなことに時間を振り向けることができる

狂喜しました。
わたしにとって初期のITは、
思考の促進補助ツールにすぎなかったわけです。
情報の3S

手段であり目的でした。
よっぽど当時は
アタマが忙しかったんでしょう。
情報をプログラムできれいに並べて、
足し算や掛け算をコンピュータにやらせるだけで、
思考が効率化して時間が浮いた。
もう、
それだけでよかったんですよね。
思考にとって大切なのは、
時間とヒント。
アタマに自由が必要だったんです。
時間とヒントを与えらた思考は、
心を苦しみから救うことができます。
たとえば失恋したとしましょう。
弱っちい心は傷ついて寂しくなります。
すると思考はその問題を解決するために、
次の恋人をどこでどんなふうに見つけたらいいか、
誰に紹介してもらうのがいちばん早くて確実か、
必死で答を探します。
あ、そうか!

希望に満ちた答が見つかると、
まだ新しい恋人ができたわけでもないのに、
心の苦しさが晴れてしまうことがあります。
こんなふうに、
心がしんどいとき、
思考は心を救いだそうと全力で回転するんです。
あ、もちろん、
考えるまえに行動するタイプの人も大勢いますけど、
けっこういろんな心の悩みが、
アタマだけで解決できるのは確かなこと。
だから、
いつでもアマタの自由を確保しときたかったんです。
タイムカード(当時はまだ文字どおり紙)で残業時間を計算して、
給料計算ソフトに入力し直すとか、
日報(これも紙)から各現場の生産高を書き写して合計するとか、
納品書を発行する際に、
1行ずつ品名と単価と数量と金額をタイプするとか、
そういう単純な事務処理に思考を煩わされるのがとにかくイヤでした。
内勤のスタッフさんたちが一日中そんなことのために
壁際に置かれたオフコンに向かっているのを見るだけもイヤでしたから、
自分がさせられた日にゃあ拷問のようでした。
(T△T)
むかしむかしどこかの国の牢獄で、
石を運ばせる刑があったそうな。
ひとつずつ拾って運んで積み上げて、
積み終わったらそれをまた元に戻す。
一切の生産性がない単純作業のくりかえし。
この刑を執行された囚人は、
たいてい発狂してしまうそうな。

「ベント ~堕ちた饗宴~」(97年/日英合作)
っていう
第二次世界大戦中のナチス収容所を舞台にした映画では、
ゲシュタポに捕まって収容所送りになった同性愛者の2人が、
石運びの作業を強制されたあげく悲壮な死を遂げます。
めちゃめちゃ暗すぎる話でした。
ミックジャガーが女装して特別出演してるっていう以外、
映画館に足を運ぶ動機が浮かびません。
──あーあー、
またまた脱線が長くなってしまいましたが‥‥
こっちの帳面からあっちのファイルへ、
数字を書き写すだけの
転記
みたいな単純反復作業を
つまらなさそうに続けている事務員さんを見ると、
わたしはいつも、
この「石を運ばせる」を思い出すんです。
なんのために人間には創造力が与えられているのか。
人間たるもの
思考に石を運ばせてはいかんじゃないか。
──そのときのわたしにできることっていうのが、
プログラムを書くことだったんですね。
思考を解放して自由にしてやろう
ってことを、
自分のミッションとして選んだ経緯はそんな感じ。
魔王の雲

そのための道具です。
解放されて自由になった思考に、
もっと創造的な仕事をさせてあげられることを、
わたしはいまでも願っています。
──以上、
ここまでが3Sについての話です。
きょうはそこに
あと2つのを足しまして、
情報の5S

話をします。
3Sまでは製造業の活動と同じで、
整理・整頓・清掃

指していました。
が、
5Sのほうは
清潔・躾
を足すのではなく、
わたしのオリジナルでいきます。
(ё_ё)
4つめの
静止
──情報を遮断して止めてしまうこと。
デジタルな情報だけではなく、
アタマの中で行き来する情報を止めてしまう。
脳内の情報処理を止めるってことはすなわち
思考を止める
ことに他なりません。
ぜんぶ止めてしまうのが無理なら、
制限
でもいいでしょう。
思考を強制終了するためのもっとも強力な手段として、
瞑想がおすすめなのはくりかえすまでもありません。
そして最後の
静観
──アタマの中で情報が処理される様子
を、
それ自体が自分だと思わず、
思考の動きのゾーンから外へ逃れて、
その動きを客観的に視ることです。
見えているものは扱いやすいのです。
自分が考えている
のではなく
考えているのが自分
なのでもなく
自分の思考があのへんに浮いてる
って感じ
です。
見るもの、聞くもの、
浮かぶもの、感じるもの、
味がするものも、臭うものも、
──すべて情報。
整理・整頓・清掃

静止・静観
5S
で、
徹底的にアタマをクリアにしてみられてはいかがでしょう。

SEOでページビュー数だけ伸ばしても‥‥

さて、
これはいったいなんのグラフでしょうや?
アナリティクス
わからん人にはさっぱりわからないが、
気になる人はもういきなり目つきがピラニアみたいになるっていう‥‥
コワいコワい。
サイトのアクセスを分析するツールはいろいろありますが、
その中でも定番中の定番といえるのが、
グーグルの「アナリティクス」ってやつですね。
アナルセックスと似てるけど別物ですからまちがえないように。
こんなのなかったころは、
アクセス解析ツールだけで何億と売り上げてた仲間がいてたもんですが、
彼らはどこに消えてしまったんでしょう?
コワいです。
キクゾウは、
自称三流デザイナーとして
ホームページ制作のお手伝い

自称二流マーケターとして
ネットショップ運営のお手伝い
なども
仕事の一部としてやっていますので、
いわゆるSEO(検索エンジン最適化/Search Engine Optimization)
無関係ではいられません。
類似の技術として、
LPO(Landing Page Optimization)

SEM(Search Engine Marketing)
っていうのもありますが、
要するに、
自分のサイトに人を呼びこむための手段です。
ちなみにわたし、
関西デジタルコンテンツ事業協同組合(通称「カンデジ」
っていうとこの理事もやってるんですが、
この組合に入ってもうかれこれ10年になります。
組合が主催するいろいろなセミナーの中でも、
SEOはやっぱり人気が高い。
講師の話に食い入るように聴き入って
熱心にメモを取るみなさんの姿に感心させられます。
そりゃそうですよね。
せっかくサイト立ち上げてそこで商売するんですから。
アクセスが少なきゃ勝負にならない。
まさに生きるか死ぬか、
そこが命がけの剣が峰って人も実際にたくさんいらっしゃいます。
あいにくキクゾウは
SEOに関して専門特化しているわけでもプロでもなく、
メインの事業はまったく別。
なので、
ランキング争いに命がけの人は今日のわたしの話は聞かないほうがいいでしょう。
ゴリゴリ本業のプロの先生を紹介しますので、
そっちに行ってください。
スマイルビジョンっていう、
カンデジの代表理事さんの会社だってその方面はプロだし、
いっそのことカンデジに入会しちゃうっていうのが
SEO攻略のいちばんの早道だと思われます。
(ё_ё)
逃げ腰っぽい前置きが長くなりましたが、
最初にお見せしたグラフと数値は、
このサイトのリアルなデータ
先月(2014年1月)のページビュー数に関するデータです。
そしてもうひとつ、
みごとな急角度で右肩上がりに伸びていくグラフもご覧にいれましょう。
これもこのサイトのデータです。
みなさん自身のサイト運営にぜひともお役立ていただきたく、
これから事実を事実として虚飾なく述べますので、
他のデータと比較するなりなんなりして参考にしていただければさいわいです。
アナリティクス
わたしがこのサイトを開設したのは2011年1月16日。
わが社の設立記念日で経営指針発表会を開くと決めている日を選び、
最初の記事を投稿しました。
なんでも縁起をかつぐタイプなんです(≧m≦)
それから丸3年がたったところで、
その間のアクセス状況をいったん包み隠さず公開しておこうというわけです。
「たった3か月で月間10万PV集められる
SEO攻略のすべて!」

──みたいな、
すごい攻略法をお伝えできたらいいんですけど、
どうやらわたしにはそんな体力も情報力もありません。
残念ながらケタがちがうようですε=( ̄。 ̄;)
きっと、
あなたにもないと思いますよ。
いや、
失礼しました。
体力や情報力よりももっと大切なのは、
いうまでもなく目的です。
ひとくちに営利目的にもいろいろあって、
直接的(短期的)に利益を求めるのが目的だっていうサイトもあれば、
そうでないサイトもある。
おカネはあとからついてくる
っていうタイプのわたしにとって
このサイトは、
ま、
いま流行りの
コンテンツマーケティング

テストモデルになったらいいっていうくらいのお気楽な感覚で、
社長ブログがわりにマイペースで楽しんでます。
投稿の頻度は月に平均3本、
つまり10日に1本のペースです。
広告はひとつもやってないし、
ブログランキングみたいなところにも登録してない。
フェイスブックやツイッターなどのソーシャルメディアも活用してない。
つまり、
SEO上のむずかしげな技巧は最小限で、
ゆっくりコツコツ文章を書くというあたりまえの作業だけで、
どんな結果が出るか試してみた。
(ただ例外として、
むかしからの「ならわし」みたいなもんで、
Yahoo!のカテゴリ登録だけは最初にやりました。
効果を期待したというより習慣で。)

わたしが原稿を書くのはもっぱら自宅で。
休みの日に書くか、
仕事から帰ってきてから夜中に書くか。
ペースを決めているとちょっとしんどいこともあったけど、
しょせん10日にひとつくらいなので
ほとんど苦になるようなことはありませんでした。
その結果のページビュー推移が上のグラフ。
グラフの中で上の青い線が単純なページビュー数、
つまり、
開かれたページの数。
じゃあ下の赤い折れ線は何かかというと、
「オーガニック検索トラフィック」といって、
GoogleやYahoo!、MSNといった検索サイトからのアクセス数、
つまり、
検索されて見つけられてページが開かれた回数です。
いかがでしょう?
まぁだいたい、
こういう投稿のしかたを続けていたら、
こんな形のグラフになるであろうことはだいたい予想はしていましたが、
それにしてもわかりやすい結果が出ました。
投稿のペースは同じなのに、
最初の1年間はまったく検索には引っかからず
検索エンジンの習性を知らないナイーブな若ゾウなら、
ここで心が折れて
書くのをやめてしまうかもしれませんよね。
ショップの売上を伸ばしてほしいとわが社に委託していただいたのはいいけれど、
1年たってもたいして変化がないからといって、
ブチ切れして業者を乗り換えてしまったクライアントさんも過去にはいました。
しかし、
メッセージに中味がないというか、
想いのこもらない文言ばかり並べておいて、
アクセス数を金で買うようなことをわたしはしたことがないし、
おすすめしたこともない。
即効性を求めるなら、
リスティングなどの広告宣伝に
より多くのお金をかけたほうがいいでしょうね。
そもそもSEOっていうのは、
ある特定の情報を欲しがっている人のところに、
最良な回答を届けるためにあるもんです。
商品よりも知識がメイン。
コンテンツをつくる努力と、
売れるようにする努力とのあいだに、
どうしても乖離が起こってくるんです。
2年めになってようやく、
このサイトにも検索で情報を探し求めて人が訪れてくれるようになってきましたが、
もしわたしの目的がモノを売ることだったら、
こんな悠長なことはやってられなかったでしょう。
わたしのやっていることは1年めとなにも変わらず。
10日に1本のペースで投稿するだけ。
3年めになると、
反応がそれまでと明らかにちがってきているのがグラフからも一目瞭然。
特にここ最近は
ほとんど垂直じゃないかと思えるくらい急激な増え方をしています。
このグラフの折れ線がとつぜん横ばいになるとも考えにくく、
いったいどこまで伸びるやら‥‥。
書いてるほうとしてはモチベーションが上がるので歓迎なんですが、
それにしても、
こんなに増えてきたとなるとアホなこと書くのが憚られます。
他のことでこんなに急上昇するものはわたしの日常生活ではちょっと見あたりません。
会社の売上高がもしこんなふうに伸びていったら‥‥
って、
想像するだけで恐ろしいし。
執筆するテキストの量がもうちょっと多ければ、
当然アクセスももっと多く、
月間1万ページビューを超えるタイミングももっと早くなったんでしょうが、
このサイトの場合はいまのところ、
そこが勝負じゃないので。
わたしは仕事で、
ネットショップを含む複数サイトのアクセス解析を同時並行してやっているのでわかるんですが、
このサイトよりページビュー数が少ないのに
月間数百万くらい軽く売り上げる
ショップもあれば、
逆に何倍ものアクセスを集めながら、
いまいち売上に結びつかないショップもある。
実は、
わたし自身のメイン事業のほうのサイトも、
あまり大きな声では言えないので小さく書きますが、
けっこうなネット受注率を稼いでくれているのに、
アクセスはこのサイトよりだいぶ少ないw(゚o゚)w

あたりまえのことですが、
要は商品の特性や市場の大きさ、
サービスのタイプや顧客層、
あなたという人間の心のサイズによって、
必要な利益の額のケタがちがい、
目標とすべきページビュー数のケタがちがう
他社さんのサイトの場合、
ああしたらいいのにこうしたらいいのにと感じることがあっても、
わたし自身がサービスや市場に詳しくなければ、
なかなかターゲットにヒットする言葉を見つけることができません。
あれこれ試したいアイデアがあっても企画が通らなければ実現しないし、
歯がゆい思いをすることがよくあります。
自分のサイトで、
しかも名前を変えて身元不詳という前提でやっていると、
思うがままに実験できるので、
実にいろんな気づきを得ることができました。
どんな原稿を書いてどんなタイトルをつけたら、
どのくらいの期間でどれだけの人が読んでくれるのか。

ページビュー数も大切なんですが、
もっと重視しているのは「ページ滞在時間」のデータです。
じっくり読まれているページ、
さっさと読み飛ばされているページがはっきりわかる。
サイト全体では平均すると3分27秒と出てますが、
これはけっこう長いほうだといえるでしょう。
ひとつひとつのページの文章量が多いのがこのサイトの特徴でもありますしね。
ちなみにページ別にみると、
このサイトの全投稿の中でビュー数がいちばん多いのは、
感情を消す
っていう投稿です。
書いたのは去年(2013年)の4月なんですが、
ずーっとダントツで読まれています。
なんでなんだろうか?
なんていうことを考えてみるのがまたおもしろいわけですね。
このページの先月のページビュー数は1032回。
滞在時間の平均が4分57秒。
ってことは1か月に
のべ85時間かけて読まれたことになるわけです。
ここでついでに、
「オーガニック検索トラフィック」の詳しいデータもお見せしておきますと──
アナリティクス
オーガニック検索トラフィックは、
どんなキーワードで検索されているかがひと目でわかるんですが、
やはり上位には「感情をなくす(方法)」っていうのが目立ちます。
世の中に、
感情をなくしたい人がそんなにたくさんあふれているとは
書いた本人は書いた時点では知りません。
あとからこうやってデータを見てわかる事実です。
他の検索キーワードとしては─
  • 津留晃一
  • クンバハカ
  • 社長になりたい
  • 戦略と戦術
  • 空腹を楽しむ
  • IT企業 ブラック
  • 我執
  • 接客 笑顔
  • 結婚 退職
  • マネジメントゲーム
  • 思考を止める
  • 独立したい
  • どんな会社にしたいか

‥‥などが上位に並んでます。
ふ~む、
なるほどなるほど。
ショッピングサイトを運営されているみなさんなら当然、
こういうキーワードの出現回数から、
顧客ニーズがどっちを向いているのかを分析されていると思いますが、
それをタイムリーに新規開拓に結びつけていくためには、
サイト内の各ページのテキストの中に、
それらの語句を適切に混ぜこんでいくことが必要になります。
狙いどおりの結果が出るようにコントロールしていくのもおもしろいかもしれませんが、
出てきた結果から教えられることのほうが圧倒的に多いはずです。
やってみた方ならおわかりでしょうが、
アクセス解析はマーケットリサーチなんです。
検索サイトのロボットのほうが、
まだあんまり賢くなかった時代には、
たとえば吉祥寺のステーキ屋さんが、
吉祥寺、ステーキ、吉祥寺、ステーキ、吉祥寺、ステーキ、吉祥寺、ステーキ‥‥
みたいに、
imgタグのalt属性にやたらと単語を並べ立てるようなことも有効とされてました。
ほほえましいというか涙ぐましいというか、
そんな努力が通用していたころがなつかしいですよね。
被リンク数が重要なんだと知って、
業者のサーバから大量のリンクを張ってもらったり、
新しいドメインより古いほうが有利なんだと聞けば、
意味もなくオールドドメインを買い漁ったり、
それが近ごろでは「いいね!」ボタンやらなんやらをいっぱい並べて、
SNSから呼びこまないとだめなんだとか。
みっともないことはやめましょうよね。
せっかくのお役立ち情報が拡散されないとすれば寂しいことですが、
はじめっからなにがなんでもSEO対策っていうのでは順序が変ですよね。
本質的な価値を高める努力が先でしょう。
中小企業が物量で勝負したら大きいところには勝てません。
あっちはヒトもカネもあるんですから、
ページ数にしろテキスト量にしろ動画本数にしろ被リンク数にしろ、
なにからなにまでかなわない。
想いの深さで勝つしかない
あるいはそれ以上に、
魂のステージを高めていって、
勝負なんてしなくても豊かになる道を進むか。
浅はかな小細工を弄して疲れ果てて、
むざむざ討ち死にすることはない。
検索サイトのロボットだっていつまでもアホじゃない。
いや、
パンダだペンギンだと騒いでいるあいだに、
とんでもなく賢くなっている。
だから
まっとうに生きろ
っていう、
昭和のオヤジのようなクサい助言が今日の戒めだ。
SEO対策はもちろん大事。
インターネットのしくみも理解できるようになる。
業者の中にもまっとうな業者がちゃんとある。
まっとうな先生に出会うのもあなたの実力のうちだろうが、
それにしても、だ。
これまでいったいどれだけの一般市民が、
アクセス欲しさにSEOにつんのめり、
空虚な労力と金を注ぎこんできたんだろう。
自分の心には愛なんてないくせに他人からは愛されたい
っていう
バカの見本みたいな人間になりたいか。
ホームページも同じですよ。
他者を益する中味になっているかどうか
本質的なところを見つめ直すことから
はじめてください。
もちろんわたしもそうするつもりです。
もうじゅうぶんたくさんの方に読んでいただいてますので、
投稿のペースを少し下げてでも、
質を高めていくようにします。
で、この先、
ページビュー数やページ滞在時間がどう変化するか。
どんなグラフになるか、
おカネを突っこむのは、
そういうことが自分でしっかり把握できてからにするでしょうね。
クライアントの負担にならないかたちでマネタイズするとしたら、
どんなしくみをどのへんでつくっていくか。
老後の楽しみが尽きませんね。

IT業界はブラック企業だらけか

>ITの業界はブラック会社が多いって聞くんですけど、
>貴社はどのくらいブラックなのかについて教えてください。


就活生向けの企業説明会で学生さんから質問された。
むむ、
質問されたからには答えないといけないぞ。
だがそんなこと、
実は真剣に考えたこともない。
この文章は20代の人に向けて書いてます
ブラック企業
──まえからあった言葉なのに、
近ごろ急に耳にする機会が増えている。
だがそもそもブラック企業の定義ってなんだ?
セクハラまがいのことは毎日のように注意を受けているが‥‥
いやいや、
わたしのそれは対外的なお笑いネタだ。
学生には通じない。
そうだ、
こういうときは相手の価値観を試すふりをして、
逆に質問してみるにかぎるぞ。
>えーと、
>キミにとってブラック企業っていうのは、
>世間のそれと同じと思っていいのかな?
>もしちがってたらキミなりの定義を教えてくれよ。

さあメガネの学生、困った顔になったぞ。
どーだ、
われながらうまい問いかけだったな。
そしたらその男子、
口ごもりながら答えてくれた。
>えっと、そうですね、
>一般的にはパワハラとか休みが少ないとか、
>給料が安いとかあると思うんですけど、
>わたくしがいちばん気になるのは、
>やはり長時間労働ですね。

なんだ ε=( ̄。 ̄;)
けっきょくそんなとこか。
だったらはじめから残業はいやだと言えばいいのに。
ということで、
まじめモードで答えるのはやめて、
茶化しておくことにした。
>あ、そうなの。
>だったらだいじょうぶかもな。
>ウチは長時間労働とかないよ。
>残業時間は月平均で30時間もないんちゃうかな。
>新入社員でもちゃんと残業代は払ってるしね。
>でもな、
>残業時間はたいしたことなくてもな、
>社長のわたしがめっちゃコワいねん。
>だらだらしてたら毎日どなられまくりや。
>女子が入社すると半年でだいたい5キロくらい痩せるらしいわ。
>だから全体としてはどうやろうか、
ブラックすれすれのダークグレー企業って感じかな?

‥‥って、
ちょっと脅かしてやった。
ブラックジョークってわけでもないけど、
入るまえから残業時間を気にするようなヤツは、
どうせ採用しないんだし。
すると大半の学生は面食らうか呆れるかして去っていくんだが、
1割くらいは逆におもしろがって面接を受けにくる
‥‥ということになる。
ちょうどウチはいま、
採用人事のプロと顧問契約を結んで、
新卒の定期採用にチャレンジしようとしているんだが、
その先生にもアドバイスされたことがある。
>募集職種のところ、
>SEとかプログラマとか、
>露骨に出さないほうがいいよ。
>その職種しかないんだったら別だけど、
>販売企画とか研修講師の仕事もあるじゃない?
>だったらそっちで募集かけたほうがいい。
>なるべくって話なんだけど、
>じゃないといい学生が集まらないから。

──ですって。
ITや飲食、他にもいくつか、
ブラックの烙印を押された業種ってのがあるんですなぁ。
業界をひとくくりにしてブラックと判定するとか、
就職先を決めるにあたってそんな基準で選んでいるとしたら、
まったくナンセンスで馬鹿げたことだとは思いますが、
でもたしかに、
IT業界にはブラックと呼ばれてもしかたがない事情がある。
すなわち、
ITゼネコンと呼ばれる大手のベンダーが元請けとなり、
下請け、孫受け、さらに4次請け、5次請け‥‥と、
果てしなく広がる多重請負構造だね。
下請け、孫請けあたりの担当者は、
上から来た仕事を下にまわすだけの中途半端なエリートかぶれで、
ひたすら下位の業者をいじめるのが生きがい、
というのが珍しくない構図になっている。
会社案内を見たときに、
主要取引先としてNECや富士通、日立、NTTの系列、
オラクル、IBM‥‥といった大手ブランドを並べている中小中堅は、
この構造に組み込まれている可能性が大なわけだ。
構造は建設業界と同じなのに、
ブラック度はITのほうが高いのは、
西暦2000年前後にバブル期を経ていることが関係しているんだろう。
一攫千金を夢見たベンチャー小僧たちが、
ITという未成熟な業界に大挙して押し寄せた。
業界そのものが新しいということは、
先輩やベテランがいないことを意味する。
いちびりな若ゾウがちょびっと勉強したら早い者勝ちでイチバンになれたってこと。
だからバブルのころは、
たいした実力もないのに偶発的に大金を手にした若ゾウがあちこちで大ボラを吹いていた。
SOHO(=スモールオフィス・ホームオフィス)という起業形態に象徴されるように、
パソコン1台あればホームページ制作事業などを小資本で開業することができた。
参入障壁はないに等しい。
求人/採用/神戸 しかし市場が成熟してくるにつれ、
あたりまえだがもともと実力のなかった若ゾウたちは、
なんの使い物にもならない若年寄りと化して使い捨てられることになる。
バブルははじけたといってもITベンチャーが全滅することはない。
次々と新興勢力が浮かんできては脚光を浴びるもんだから、
ゲームおたくみたいな人種の業界流入は止まらない。
iPadやiPhoneのおしゃれなCMを見ているだけで、
自分もクリエイティブな仕事ができると勘ちがいしてしまうらしい。
徹夜してナンボのデジタル土方と呼ばれる難民プログラマが、
うようよ発生してしまったのも必然の流れだろう。
┐(-。-;)┌
そこへいくとウチの会社は、
エンドユーザとの直接取引が100%。
下請け、孫請けがあたりまえになった業者からは、
うらやましがられるのを通りこして奇異の目で見られることが多い。
システム開発業者としてはかなり異色な存在。
>ウチは確かに、
>クラウドのシステムが収益源のひとつではあるけどねぇ、
>それをメインでやっていくつもりではないし、
>ITっていうのはどこまでいっても道具にすぎないと考えてる。
>だから「IT関連」に分類されるのにも違和感があるよ。
>価値は自分の手で創り出す。
>こだわってほしいのはそういうところだ。
>この会社がブラックかどうか、
>入ってから確かめてみたらどうだ?

なんて、
学生さん相手に語ってみたところで、
通じるわけないんだなぁ~、
こんな説明。
┐(-。-;)┌
あのなぁ、
これからIT業界に自らの意志で足を踏み入れようというキミたちね、
ブラックだとかブラックでないとか、
自分の価値観で判定しろよな。
はたらく時間が長いとか短いとかで判定するもんじゃないことは確かだろ?
キミは人と話すのが苦手で人間関係がうまく運べない。
おまけにスポーツも苦手で体がキビキビ動かない。
マシンをいじってるほうが気が楽なんでITをやりたい‥‥って、
はじめはいいよ、その程度の動機で。
そもそも愛想もよくないし、
おまけに技術的なスキルもないうちは、
やりたくないことばっかりやらされるのも当然だ。
つまらなさそうな顔をしていたら、
組織はどんな手を使ってでもキミを追い払おうとするだろう。
不愉快なヤツにたくさん給料を出そうって気持ちにはならないもんだ。
そんなのはIT業界だって他の業界だって同じこと。
それもこれもあたりまえ。
けっきょくのところ、
自分がまわりに与えられる以上のものを受け取ろうとするなってことだ。
宇宙の法則は、
キミが役に立っている以上のものを必ずキミに返そうとする。
人間的なものもあれば論理的なものもある。
引きこもりでネクラな性格だって差別しない。
キミならではの適職がきっとある。
取り損ねる心配などいらない。
誰かの役に立ちたいという気持ち、
ともすれば消え入りそうになるその炎を、
いつまでも燃やし続けることができるかどうか。
それで決まるんだ。
>ブラックっぽいから就職すんのやめます。
なんていう発想はな、
どこから見ても情けないとしか言いようがない。
アホじゃ。
ブラック企業の存在を、
キミ自身の人間としての弱さをごまかすために使うなよ。
┐(-。-;)┌
それにしても
昨今ではワタミユニクロといった有名企業の名前が、
ブラック企業としてマスメディア上に取り沙汰されておるな。
他にも、すき家(ゼンショー)やすかいらーく餃子の王将など、
やっぱり飲食関連が槍玉に挙げられることが多いようだ。
たとえ大企業であっても、
いや、大企業であるがゆえに、
吊し上げられて見せしめにされてしまうのだな。
残業時間がどのくらいで自殺者まで出たとか、
過労からの鬱病患者が多発しているとか、
具体的な数値を挙げて根拠を示される。
このような魔女狩り活動によって、
劣悪な実態が白日の下にさらされ、
職場環境の改善につながるならけっこうなのだが、
これが逆に免罪符に利用されるケースのほうが目立つ。
>あんな有名な上場企業や最大手でさえ、
>死人が出るくらい過酷な働かせ方をやっとるんや。
>ウチらなんかまだマシや。

ってな具合。
人間尊重の経営を掲げる中小企業家同友会ですら、
労働基準法を守ってたら9割の会員が倒産だ
という笑えないジョークを耳にする。
離職率が高くていいことなんてひとつもないんだから、
ほんとうは誰だって社員にやさしい経営をやりたいよ。
許されるもんならね。
でも企業は競争原理にさらされているんですから、
ある会社が労働基準法を遵守しても潰れないためには、
すべての企業が等しく厳格に法に従うことが前提です。
するとこんどは日本が沈没してしまう。
──ブラックなオチでごめんね(ё_ё)

消費税率アップで混乱しないために

さあ!
増税です。
これはなんのチャンスでしょう?
東京オリンピックも決まったことだし、
これからしばらくは強気一辺倒でOK。
日本の景気はだいじょうぶです。
世界でいちばんだいじょうぶと言ってもいい。
それにひきかえ中国や韓国はボロボロになります。
魂が澱んでいるんだからどうしようもない。
当分のあいだ浮上できないでしょう。
(ひとつあるとしたら、
北朝鮮崩壊特需くらいですね。)

これからますます追い風が吹いてくるっていうときに、
阿部総理としては、
自分の手で消費増税はやりたくなかったはず。
しかし、
消費税を上げてもなお景気を腰折れさせなかったとすれば、
そしてもし東京オリンピックまで総理を続けることができたとすれば、
名宰相として歴史に刻まれることになります。
いやもうすでに、
アベノミクス

世界に認知された日本発の流行語大賞。
がんばっていただきましょう ̄O ̄)ノ
ま、とにかく、
政治がどっちを向いておろうが、
そういうことにいちいち惑わされることなく言い訳もせず、
与えられた制約条件の中で、
明るく元気にチマチマと、
楽しく姑息に儲け続けるのが中小企業の定めってもん。
とりあえず、
事務処理の混乱はなんとかしなければね。
混乱するのはどこも同じ。
ここをスマートに切り抜けることができれば、
競合他社に差をつけてリードすることができます。
さあ、
なにから手をつけましょうかね‥‥
まずは
お店の値札(=プライスタグ)をどうするか?
ですかね。
店舗経営者のみなさんはこれまで、
売上実績を管理していく上で、
アタマの中が
総額表示モード

なっていた可能性が高いのですが、
これをやっぱり
どっちも表示モード

切り替えていく必要があります。
あなたが社員さんに
>今日の売上、
>いくらだった?


尋ねたとき、
社員さんが「税込み」で答えるか、
それとも「税抜き」で答えるか。
それがあなたの会社の現在の税処理モードです。
>本日の売上は、
>税抜き240万、
>税込み252万でした。

っていうふうに、
特に指示されなくても、
つねに税込みと税抜きが意識されているならすばらしいことです。
先に税抜きで答えるってことは、
メーカー系でしょうかね。
こないだ、
独立して3年めぐらいの若手デザイナーに、
パンフレット制作の見積を依頼したら、
460,000円
という見積が返ってきたんですが、
それが税込みなのか税別なのかどこにも書いてありませんでした。
微妙です。
税率が上がれば上がるほど、
こんなのはシャレになりません。
そんなわけで今日は、
消費税率が変動する時代を前提に、
すっきり数値管理ができるようになるためのお勉強をやっときましょう。
知っておいて損はない、
めちゃめちゃ基本的な消費税の計算問題から──。
Q.
消費税率を8%として、
税込100円
の商品の内税はいくらでしょう?

いきなり電卓?
いりませんよ。
そんなむずかしい話はしませんので。

正解は
>8円ではない
ってことです。
>きっと8円よりも少ない額
と答えていただければもう最高。
めちゃめちゃ正解。
それ以上は求めてませんので(ё_ё)

ひまな人は、
元の商品額をpとして
方程式
 y=(p-y)×8/100
を解いていただくと
 y=p×8/108
となることがわかります。
108ぶんの8
っていうのが要するに大事なんです。
5%なら
105ぶんの5
10%なら
110ぶんの10
ですよね。
さっきの問題なら、
100円の108ぶんの8ってことで、
7.4
みたいに、
いかにも割り切れない、
気持ちの悪い解になります。
現実社会ではこれが切り捨てか四捨五入で
7円
ということになり、
もとの本体価格は93円です。
──ここまでがウォーミングアップ。
5%の消費税が8%に上がっても、
この理屈はちっとも変わらないんだから、
別にいいじゃないの‥‥
では済まないところが現実社会のややこしさ。
総額表示義務
っていう言葉はごぞんじですか?
モノの値段は消費税を含めた額で、
表示しないさいヨ、
と。
それが義務づけられているんです!Σ(`Θ´)=3
総額
とは、
消費者(お客さん)が
実際に支払う額のことです。
100円
と値札に書いてあれば、
それは消費税を含んだ総額でなければなりませんよ。
そうでないと、
消費者がけっきょくいくら払ったらいいかわからないでしょ。
──っていうことで、
平成16年4月から総額表示が義務づけられたんです。
ところが、
来年の4月から税率が変わることになったので、
今年の10月、つまり今月から、
総額で表示しなくてもいいよ
ってなった。
総額表示義務そのものがなくなったわけではありませんが、
しばらくのあいだ、
5%だったり8%だったり、
どっちかわからなかったりする期間が発生します。
なので一定の期間、
税抜きの金額で表示してもいいことになりました。
税率によって総額が変わるんですから、
カタログなどの印刷物はたいへんです。
レジを使っているお店なら、
レシートの表記、
自前でネットショップやっている人は、
注文確認メールなど、
どうしたらいいか迷っている方も多いようです。
注文は3月に受けるけど、
実際の納品(販売)は4月以降

っていうパターンが特にややこしい。
いままであなたのお店が
1000円
と表示して売っていたものは、
952円
のものでした。
ところが2014年4月以降、
同じものを売るとすれば、
それに
76円
の消費税(外税)が加わり、
1028円
で販売しないといけないことになるわけです。
じゃあせっかく作った
1000円の値札とか
ポップとかは‥‥
どーすんのよ!?
ってなわけで
消費税の円滑かつ適正な転嫁のための
消費税の転嫁を阻害する行為の是正等に関する特別措置法

(平成25年法律第41号)
により、
半年まえの今月からは、
総額表示義務

こだわらず、
本体部分と税金部分を
分けて書いていいよってことになったわけなんです。
ま、そうなると、
税抜き表示が主流になるでしょう。
総額表示しなくていい特別措置は、
とりあえず平成29年3月31日まで
ってことになってますが、
消費税がまた上がるとこの期間もまた延びます。
なのでこの際、
全従業員のアタマを恒久的に税抜きベースに切り替えておきましょう。
>今日の売上は30万円でした!
と言えば、
特に断りのないかぎりそれは原則として税抜きなんだ
ということに決めるとか。
ご自宅の食卓でもですね
>このサンマ、いくらだったの?
ってきいて
>390円よ。
ってなれば、
実際に払った金額は410円なんだなというふうに決めとく。
(≡^∇^≡)
で、
これからもっとややこしい話をします。
知ってても得にならないので雑学程度に聞いていただければいいんですが‥‥
あなたのお店では来月から総額表示をやめ、
本体が150円なら、
店頭の値札もポップも150円と表示することにしました。
本体150円(+消費税8円)
です。
そうするとお客さんは、
レジで総額
158円
を払うんだなとわかります。
Q.
じゃあこの商品を
10個まとめて買ったとしたらどうでしょう?

1580円
ですか?
いまの総額表示の感覚ではそうですね。
でも本体は150円なので
10個で1500円
ですよ。
それに5%の消費税がかかるなら
75円
なので合計は
1575円
になりませんか。
どーすんですかこの5円の差は!
あなたにとってはどうでもいい5円かもしれませんが、
ポスレジのシステムや、
ネットショップのシステムを開発しているわたしにとっては、
ぜんぜんどうでもよくない5円(-“”-;)なんです。
財務省主計局っていうところに問い合わせたところ、
どうやらお上は、
合計が1580円になるレジのほうが望ましい
と考えているらしいんですが、
そんなのやっぱり庶民感覚からしたら変じゃない?
と思うしだいでして、
ゆえに当社のシステムでは1575円になります。)

値引きもややこしい。
あなたのお店が、
開店5周年記念とかなんとかで、
500円のクーポン券
を配ったとします。
さっきの例と同じく
本体150円(+消費税8円)
のものを10個まとめて買った人が、
このクーポン券を使ったとしましょう。
しかもあなたの店では
10個まとめて買ったら1個は無料
というサービスも始めたとします。
Q.
このお客さんの支払額はいくらで、
あなたのお店の純売上はいくらでしょう?

(ここで純売上っていうのは、
値引きも消費税も引いた残りの売上とします。)
150円のものを10個なので
1500円
でも1個は無料(1個分を値引きすると考える)なので
1500円
▲150円

1350円
これに消費税67円(ここでは端数切捨)がかかって
1417円
ここからクーポン券の分が
▲500円

お支払いとしては
917円
となるでしょう。
1回めのマイナスは
消費税計算前の本体から引いているのに
最後のマイナスは
消費税計算後の総額から引いていることに注意してください。
つまり、
1個無料の値引きは税抜き取引で
クーポン券の値引きは税込み取引ってことなんです。
それがわからなければ
けっきょく売上がいくらかわからなくなりますね?
売り上げた金額
1500円
に対して
▲626円
の値引き額があります。
>そんな中途はんぱな金額を引いた覚えはないよ。
>1個無料サービスが150円で
>クーポン券が500円なので
>足したら650円になるじゃないの?

‥‥て、
そうですか?
もしそうなら
500円クーポンは商品代合計から引かないといけませんよ。
つまり
1350円
▲500円
=850円
+税42円
=942円
となるはずです。
さっきは合計917円でしたから、
きっとこれだとクレームの嵐になるでしょうね。
クーポン券とか金券は、
消費者感覚では「お札」と同じです。
お金そのものなんです。
だから先に消費税を計算して税込み合計を出してそこから引く。
そんなわけなので、
あなたのお店の純売上は
874円
となります。
>こんな細かいことまでいちいち考えて商売やってられっか!
‥‥っていうあなたのために、
消費税処理方式を「外税タイプ」「内税タイプ」
ワンタッチで切り替えられる
(もちろん税率変動にもオートマチックに対応する)
とってもかしこいポスレジ
を、
わたしが開発してあげました。
ネットショップの精算システムも、
もちろんとってもかしこくできてます。
だからって、
増税を歓迎しているわけではないんですけどねヾ(☆o☆):

わたしがグループビデオ通話を好む理由

北は北海道から南は沖縄まで
ってセリフ、
いっぺん言うてみたかったんです(≡^∇^≡)
当社のサービスが、
北海道で初めてご利用いただけることになったのは去年の2月。
そしてつい先日、
沖縄のお客さんとのあいだで契約が成立いたしまして、
これで一応、
当社のクライアントが北は北海道から南は沖縄まで
日本全国に広がったことになりました。
ま、とはいえ、
47都道府県のすべてを網羅しているわけではなくて、
まだ12都道府県なのですが、
それでも、
全国展開は着々と進んでいる感じです。
全国区進出経過マップ

ウチみたいな小さい会社でも、
こんなふうに全国に市場を広げられるのがクラウドのおもしろいところ。
そう遠くない将来、
47都道府県のすべてを埋めつくしますから。
さあ、
そこで活躍してくれているのが
スカイプ
です。
スカイプのグループビデオ機能を、
じょうずに使っているんです。
そうでなければ、
今日のこのエラそうな全国展開はありませんでした。
あとで述べますが、
東北大震災のあった2011年の危機的状況を
黒字で乗り切ることもできなかったでしょう。
スカイプと聞けば、
>あ、あの、
>外国にいる彼氏とでも無料でしゃべれるっていう電話よネ。
>でもあたしはネ、
>遠距離恋愛はしない派だからいらないの、
>ウフ(*^_^*)

と、
そんな認識の人が多いと思うんですけど、
わたしがスカイプを使うときは、
必ずビデオで顔を写して使う。
2人で話すときも3人以上のグループであっても、
必ずお互いにお互いの顔が見えるようにする。
それはつまり、会議にしろなんにしろ、
何人かが一箇所に集まっているところに、
出て来られない人だけがスカイプで参加

──というような
いびつな使い方はしないということです。
スカイプで打ち合わせをするときは全員がスカイプ
そして参加者全員の表情がビデオで見えること。
みなさんもスカイプを遠隔コミュニケーションに活用されるときは、
ぜひそれを条件にしていただきたい。
それならなんとか伝わるんです。
ギリギリですが、
面と向かって話すのにかなり近いコミュニケーションが実現できる。
相手の目を見て話すことができるんですから。
もし姿が見えず、
音声だけで3人、4人とか、
ひとりだけスカイプで、とかいうことになると、
どうしても気が散ってしまって場が保てない。
事務的なやりとりならいいのかもしれないが、
気持ちを見せることも見ることもできない。
そのくらいわれわれは、
黙っているあいだにも姿勢や表情全体──特に目──で、
ノンバーバルな(非言語の)メッセージを大量に出している
ってことですから、
いびつな使い方ではこれが損なわれるんです。
>やっぱり集まって話しあわなきゃダメだ!
>ビデオ会議じゃ埒があかん!

とかなんとか批判が起こり、
クソ暑い中、
またぞろ退屈な会議に呼び出されることになるでしょう。
いや‥‥
なにもわたしは、
膝を突きあわせて話すことを軽んじているわけでは決してありません。
会って話さなければならない用件も多々あります。
スキンシップも大事。
足を運ぶというのはそれだけで誠意のあらわれでしょうし、
会議の中味はともかく、
そのあとの飲み会のほうに重点が置かれていることがあるのも承知しています。
だからこそですよ。
なんでもかんでも簡単なほうで済ませようと言っているわけじゃないんです。
お互いに足を運んで、
面と向かって話すからには、
それ相応に中味の濃い話をしようじゃないですか。
いっしょに酒も飲むし、
風呂も入る。
握手もするしハグもする。
相手が異性ならチューもする。
寝ずに話を聞けと言うなら朝まででも起きときます。
でもね、
いっつもそんな熱くて濃い中味じゃないでしょ。
ふつうの会議なら別にスカイプでいいじゃないですか。
大切なことを伝えるのに、
電話を使うのかメールを使うのか。
会って話すべきか、
いっそ直筆で手紙を書くか。
そういうことを自分なりに真剣に考えた結果として、
スカイプがベストだと判断したときがスカイプです。
わたしが初めてビデオ通話を試したのは2011年1月16日。
フェイスブックもユーチューブも、
そしてこの「人間活動に専念」サイトも、
同じ日にいっぺんに始めました。
日取りに関してはけっこう験を担ぐんですね、
キクゾウは。
その直後にスカイプのバージョン5.1がリリースされて、
グループビデオ通話の人数を3人、5人‥‥と増やしてみましたが、
画質も音質もまったく問題なし。
これを実務で使わないのはアホだと思いましたね。
ただし3人以上でグループビデオ通話するときは、
無料ではありません。
でも迷わずスカイププレミアムを購入しました。
マイクとヘッドフォンが一体になったヘッドセットをいくつも買って、
得意先にタダで配りまくりました。
1組2000円くらいのもんですから、
100セット配っても20万円。
移動のための交通費と時間を考えたら安いもんでしょ。
半ば強引に送りつけたんですけど、
みなさんだいたい好意的に受けとめてくれましたね。
会社の幹部ミーティングをスカイプでやりはじめた会社もあります。
中小企業家同友会の委員会やブロック会の打ち合わせを、
スカイプでやろうと提案したときも、
費用をウチが負担してヘッドセットを配った。
とにかく1回やってみて、
やっぱりなじまなかったならしかたないんですけど、
いっぺんはやってみてほしかったんですね。
お客さまにもスカイプ利用を促進する意味で、
平日の電話受付時間を2時間短縮。
結果としてわが社では日常的に、
グループビデオによる打ち合わせが定着しました。
スカイプがわが社の経営危機を救った!
‥‥とまでは言いませんが、
いやしかし、それにしても、
2011~12年の2年間は受難の年でしたな。
3.11
東日本大震災

それと直接的に結びつくともいえず、
あの震災が原因だとは考えてないのですが、
しかし、
ちょうど震災の直後から、
悪夢のような取引先倒産と解約に見舞われた。
ドスッ!
ボカッ!
グザッ!

‥‥と、
下腹部で鈍い音が響くように、
強烈なパンチを続けざまに食らいました。
業績が急降下していることを知りながら、
翌年の新卒に内定を出していいのか。
採用は中止するべきではないのか。
中小企業家同友会の先輩に相談を持ちかけました。
「無責任なことはやめておけ」とおっしゃる方もおられましたが、
大半は「こういうときこそ」という空気でした。
実際、ウチのピンチなんて、
被災されたの方々の痛みに比べたら、
屁みたいなもんなんです。
未曾有の大惨事が起こっていることは頭ではわかってましたが、
あまりにむごたらしすぎて心が麻痺していたんでしょう。
自分の置かれた状況もかなり危険でしたがなぜか痛みは感じませんでした。
ただポケーッと放心状態に近かったような気がします。
当時のわたしはプライベートな面でもダメージ受けて混乱しており、
会社の数字を直視できませんでした。
いま、
あらためて月次売上のグラフを書いてみると、
2011年8月に深い谷があります。
4月以降、
恐ろしい角度で下がっているのです。
こんなんでよく6月に内定を出せたものだと思うとゾッとします。
比較的早い時期に業績が反転したのは、
かる~いちぎれ雲を遠いところへ飛ばそうという、
新しいビジネスモデルを描いたからなんです。
要するにクラウドのパッケージ展開ですね。
愛知、広島‥‥
おっ!北海道!
えっ?山口?
福岡、鹿児島‥‥
次は‥‥うん?
茨城ってどこよ?
とかいってるうちに沖縄。

計算どおりというべきか、
予想以上というべきか、
どうあがいても赤字だろうと覚悟していたところを、
首の皮一枚で免れた。
次の年も同様。
わたしにとってはまるで奇跡のようなタイミングで、
モデルチェンジが起こってギリギリ黒字。
16期めの今期に入ってもちぎれ雲の調子は衰えず、
過去最高の売上高と11期連続の経常黒字が確定的になってきました。
おめでたいでしょb(⌒o⌒)d
期末までまだ5ヶ月ありますけど、
久しぶりに安心して見ていられる数字が並んでます。
喜んでやってください。
そして、
御社でもスカイプの積極的な活用をぜひご検討ください。
わたしの経営相談もスカイプです。
ご希望ならヘッドセット、
タダで差しあげますよ。
まだいっぱい在庫ありますからね。
スカイプで話しましょう。
話せばいいことありますよ(≡^∇^≡)

プログラマの美学

JavaScriptでちょっと遊んでみよう。

ここに
x、y、m、sの4つの変数があるとする。
m=x*y
(mはxとyの積)

s=x+y
(sはxとyの和)
だとする。
ただしxとyの値は、
10000未満の自然数(0を含まない)とする。
タブレットやスマートフォンがすっかり普及し、
「タッチパネル」がますます活躍するご時世なので、
キーボードを使わずに、
タッチまはたマウスクリックだけで、
xとyの値を自由に入れ替え、
そのつどmとsの結果が常に確認できる、
そんなオモチャを作ってみよう。

──というのが本日の例題。
完成イメージはこんな感じです。
m x y
×
 
s x y
 







これ、
ちゃんと動きますんで、
なんかボタンをクリックしてみてほしい。
わかりますよね。
(;^◇^;)ゝ
こういうオモチャをササッと作れる人、
おもしろそうだからいっちょやってみよ
って、
パッとやりはじめる人、
は、
プログラマとしての素質十分といえます。
いくら簡単なオモチャでも、
見栄えもこのくらいそこそこ整えるとなると、
5~6時間はかかるのではないかな?
もっと早くできたという人は
わたしの助手になってほしいくらい優秀” “(/*^^*)/
>数字にカンマがついてたほうが親切だよね?
なんていうところに気づいて、
さらに品質の高いものができた人もすばらしい。
JavaScript(じゃばすくりぷと)は、
わたしたちのいちばん身近なところにあるプログラミング言語で、
いまパソコンでこのページを見ている人なら、
その場ですぐ何か作って遊べる愉快なオモチャです。
たった1つのテキストファイルの中で完結できるし、
ネットにつなぐ必要さえない。

ホームページの基礎となるhtmlについても、
どのていど知っているかを試すことのできる、
基本中の基本中の基本中の基本。
特にこの例題は、
文法としては非常に平易なレベルのものしか使ってませんから、
どうせ遊びなのでとりあえずやってみたらいいですよ。
>ボクはC++しか習ってないので、
>JavaScriptはわかりません。

なんて、
笑えない言い訳はいらないんで、
チャカチャカっとやっちゃってください。
習ってるとか習ってないとかは関係なし。
このくらいパッと見たらわかるくらいでないと、
センスがあるとはいえません。
ウェブに関わる仕事をしたい人は、
スタイルシートだって知らないでは済まされない
‥‥というわけでわたしの会社では実際、
本採用まえの適性試験として、
この例題のような腕だめしをいくつかやらせることにしています。
さっきのがむずかしいという人は、
たとえばこういうのはどうでしょう。




これも動きますんでクリックしてみてほしいんですけど、
これだとスタイルシートも関係ないから10分もあればできますね。
このくらいサッとできない人には、
プログラマはあきらめてもらって、
さっさとちがう仕事を探してもらいます。
要はこんな遊びを
おもしろいと感じられるかどうか?
‥‥なんですよね。
わたしはけっこう楽しんでしまう。
というか、
やりはじめるとついつい没頭してしまうくらいなので、
好きなんだろうなと思います。
30代から40代前半、
わたしのコアコンピタンスはこれでした。
つまり、
他の誰かが書いたプログラムよりも、
高速に大量のデータを処理することのできるプログラムを書くこと。
自分の取り柄はたったそれだけ。
JavaScriptの話ではありません。
わたしの道具はMUMPSです。
処理の高速性には異常にこだわりました。
なによりもソースコードを美しく書くことにこだわりました。
美しいコードで書かれたプログラムは美しく動きます。
無駄なく高速に動くアルゴリズムは芸術なのです。
プログラミングが楽しい人っていうのは、
人間関係が楽しめないタイプが多いですね。
人とのコミュニケーションがめんどうくさくてしょうがない。
わたしはモロにそうだったんですけど、
ま、なので、正直なところ、
パソコンのまえで座ってるだけでお金が入ってくるビジネス

イメージを描いてました。
その部分ではあるていど実現したといえるでしょう。
わたしは、
中小企業にとって実用的なプログラムを書くことに変態的なまでに執着し、
取り憑かれたようにアプリケーション開発に埋没しました。
それがさいわい何億円かのお金になった。
いまでもたくさんの中小企業で、
わたしの書いたプログラムがずっと役に立ちつづけてくれている
‥‥てのは感無量です。
だからもしプログラマ志望のキミたちが、
人づきあいを避ける意図で、
ITの仕事を選ぼうとしているなら、
気持ちはわかるんだけれども、
いつか変わるつもりでそうしてほしい。
止めはしないけども、
ものすごくたいへんだぞということは伝えておこう。
わたしは、
いちどパソコンにかじりつくと、
ひとつのプログラムがまともに動くまで止まらない。
自分を止めることができない

言ったほうがいいでしょうね。
根がアスペルガーなのですね。
働くとなったらムチャクチャに集中して働いた。
そのぶん、
人間アレルギーも極端でしたがな。
いまでは誰に話しても信じてもらえないし、
自分でももうすっかり忘れてしまったくらいですが、
創業当時はまるで誰とも会わなかった。
電話は週に1本しかかかってこないとか。
外で会うのは月に1人か2人。
来客は1年間で2人‥‥
とか。
オオサンショウウオみたいに生きていた記憶が‥‥
それがいまじゃ、
なんでしょうか、これ。
毎日まいにちやかましいくらい誰かが訪ねてきます。
あちこちから仕事の相談を受ける。
引き合いは途切れない。
男女問わず年齢も問わず飲みに誘われる。
なんだかモテていたりもする(*^_^*)
老眼も進んで目が疲れやすくなってくると、
パソコンに向かうのもしんどくなってきて、
プログラム書いてるよりしゃべってるほうがラクでいいんですけど、
つまり社交性なんてあとからなんぼでも向上させられるものですよ。
あなたがもしいま人間ギライでも、
それはいまだけの一時的な話です。
根っからじゃない。
自分ギライもいまだけ。
もうずいぶん長く続いているようでも、
いつか終わります。
After all said and done…
愛は強めていくことができるもの。

なぜITなのか?

数々ある経営課題の中で、
IT化への取り組みを特別扱いしていただきたい理由があります。
他の道具とちがって、
ITという道具は別格なんだとする理由です。
それはITが、
人の「知る」「伝える」に深く関わっていて、
あなたがたの頭と心の全活動──思う、考える、感じる、選ぶ、決める──

直接的に左右するものだから

‥‥です。
「あなたがた」と言ったのは、
経営者としてのあなた自身だけでなく、
社員や家族、お客さま、取引先、など、
あなたを取り巻くすべての人々を含むからですね。
「わたしたち」と言い換えても同じことですけど、
とにかく影響する範囲が広い。
たとえばあなたの会社では、
重い荷物をあっちに運んだりこっちに移動したりするために、
トラックやフォークリフトを使っていますね。
パソコンやスマートフォンをインターネットに接続して、
あっちに運んだりこっちに移動したりしているのは、
荷物ではなく「情報」です。
この「情報」ってもんを扱う「技術」がITなんですが、
これは人の情動に直接的に作用します。
「知る」や「伝える」がネットワークの時代になって、
「知らせあう」「伝えあう」になりました。
人のコミュニケーションにも思いっきり関わってきてます。
ITの存在によって、
お互いがお互いの「思う」「考える」「感じる」「選ぶ」「決める」‥‥

いちいち大きな影響を及ぼしあっているんです。
「頭」にも「心」にも「体」にも変化を与えあってます。
制御不能な危なっかしさ

はらんでいることには常に気づいておく必要がありますが、
ITをビジネスとして扱っている者にとっては、
だからおもしろいんだってことになるんでしょう。
必要なときに必要な情報が‥‥というか、
期待している以上の情報が最適なタイミングで届けられると、
ムリもムダもムラもなくなる。
すばらしいじゃないですか。
(ё_ё)
あー、ところで、
情報(information)ってなんでしょう?
いろんな解釈が考えられるでしょうけども、
ここでは、
あなたにとって意味のあるメッセージである

定義します。
もう少しややこしくいうと──
あなたがある状況で、なにがしかの判断をくだした際、
その判断材料となった外部刺激のこと

です。
あなたがバスに乗ったとき、
たまたまそばにいたオバチャンたちが
>3丁目の角に新しいパン屋さんができたわヨ。
って話している声が耳に入ってきたとして、
そのオバチャンの言葉は情報なのか?
いかがですか?
実はまだわからないんです。
それだけでは答えられません。
あなたがそれを聞いて
>あ、ウチの近所のあの店のことか。
>話題になっているんだったらこんどいっぺん覗いてみよう。


思ったとしたら、
あなたは情報を受け取ったと言えるでしょう。
しかし、
そのときあなたは次の日の会議のことで頭がいっぱいで、
「3丁目」と聞いても場所さえ浮かばず、
オバチャンの声を「うるさいな」と感じただけだったとしたら、
そんなものは情報ではなくて単なる雑音です。
同じオバチャンの会話を別の人が聞いて、
>友だちにも教えてやろう

思ったとしたら、
その人にとっては情報だったのです。
情報と対比してほしい言葉に「データ」があります。
informationという英単語に対してdataですね。
これにピッタリ当てはまる漢熟語は見あたりませんが、
情報データはどうちがうか。
データとは──
ルールにしたがってきちんと並べられた
文字や数値のまとまりによって、
なにかを表したもの

です。
さきほどの例でオバチャンが言った
>3丁目の角に新しいパン屋さんができた
っていう内容、
これはデータと呼べるでしょうか?
ちがうでしょうね。
しかし同じ内容を──
#01
 提供:バスで出会ったオバチャン
 事象:新規開業
 業態:パン屋
 場所:3丁目の角

というように項目を決めて整理していくとすれば、
これはデータです。
#02
 提供:部下の山田くん
 事象:生ビール半額で行列
 業態:居酒屋
 場所:サクラ商店街

#03
 提供:折り込みチラシ
 事象:乳製品が2割引
 業態:スーパーマーケット
 場所:駅前

‥‥というように、
決まったルールにしたがって文字が並べてあるのがわかりますね。
こんなふうにしていくと、
個々のデータが寄り集まって
近所のお店に関するデータベース
ができあがっていきます。
コンビニに強盗が入ったとか、
クリーニング屋さんが美人のアルバイトを雇ったとか、
どんなにくだらない内容だったとしても、
ルールにしたがってきちんと並べられた文字や数値のまとまりによって表されていたなら、
立派にデータとして成立します。
パソコンに入ってるとか入ってないとかは関係ありません。
子どもが紙に書いて整理しているだけのものでもデータです。
しかしあなたは、
そのデータを見ても何も思わないし何も感じないかもしれない。
データとは、
それ自体に意味のない、いわば無味乾燥なもの。
そこから人間が意味を引きだして初めて、
データ情報になるのです。
information(インフォメーション)の語源をたどっていくとわかりますが、
情報とは心にかたちを与えるものです。
ITは、
その情報(information)を利活用する技術(technology)
だからITには、
危なっかしいほど大きな可能性があるわけなんです。
コンピュータのなかった時代、
ゆっくり情報が流れていたころの話ではありません。
コンピュータとコンピュータとを相互に接続するネットワークの出現。
そしてさらに
ネットワークとネットワークとを相互に接続するインターネットの普及によって、
情報利活用の幅が革命的に広まったので、
これをITと称して特別扱いするようになりました。
閉じた場でゆっくり情報が流れていた時代のものはITではありません。
ITとは、
ネットワークを前提としてデータ情報をスピーディに利活用する技術
なんです。
その基本は、
無意味なデータの集まり処理して
意味のある情報を創出するしくみ


あります。
企業はヒト、モノ、カネを、情報によって管理しています。
成長にともなって管理すべきヒト、モノ、カネは増えていきます。
しかし経営者が扱える情報の量には限度があり。
全社員の日報すべてに目を通すことは不可能かつ無意味です。
つまり、
データが増えても情報が増えないしくみが必要です。
ITはどこまでいっても
データをインプットして情報をアウトプットすることのくりかえし。
たったそれだけのしくみで心にかたちを与えていく。
インプットとアウトプットの
創造的なサイクル

──そんなイメージです。

雲の上

顔がものを言う時代──カメラ写りで社運が分かれる

では、
最短でわかるデジタル一眼レフ入門を。
あ、でもちょっとそのまえに、
経営コンサルタントのサイトで「なぜカメラ?」というところ、
はっきりしときましょう。
商品写真をきれいに撮るため‥‥?
それももちろんあります。
でも商品だけじゃない。
いまは「顔」なんです。
表情の撮り方、撮られ方で、
商品の売れ方や経営者としてのリーダーシップが、
じわじわっと‥‥ いや、
ドーンと
影響を受けるからです。
その影響度たるや2~3年前の比ではありません。
時代の確実な変化を見落とさないように。
写す+写される
機会が飛躍的に増えました。
でしょ?
だからヒシャタイカという姿勢を何度も強調するわけなんですけど、
今年、2012年は、
ウインドウズが「8」となり、
タブレットが全開ブレイクした年です。
アップルからは「iPad mini」が発売されました。
Googleから「Nexus7」、サムスンからは「GALAXY Note」と百花繚乱です。
ますますフェイスブックが身近なものになり、
携帯電話はスマートフォンへ急激にシフト、
撮ってすぐウェブに載せる
流れがあたりまえになりました。
よね?
カメラに写る顔が非常に重要な時代ってことです。
それだけでヒトやカネの流れが変わるんですから、
商売人がカメラを嫌がってたんじゃ話になりません。
商品写真にはどの会社も昔からこだわってますけど、
そこじゃないんです。
中小企業家は自分の顔が広告なんだ

割り切って、
写って写って出まくりましょう。
写されることを避けてたって疲れるだけですしね。
ユーミンも中島みゆきもけっきょく紅白に出ましたしね。
(関係ないか‥)
>わたしの顔ってけっこうイケてる(≡^∇^≡)
‥‥って思える人、
超ラッキーの大チャンスです。
顔のよしあしと実力とは何の関係もなさそうなスポーツ選手でさえ、
顔が冴えないと成績が上がらないんです。
えっ?なんで?

思われるかもしれませんがほんとうです。
>オレは顔がぶさいくだから芸能人にはなれないが、
>ゴルフの腕は超一流だからプロゴルファーとしてやっていく。

‥‥なんて甘い甘い。
テレビ写りの映える選手ほど、
たくさんのファンが応援します。
マスコミが追いかけるのも顔のいい選手です。
どうせならブスより美人のプレーヤーに勝ってほしいと願っている。
多くの女性がテレビでもっと見たいのはイケメンの選手です。
外野からのそういう想いの総和というものは、
すさまじい圧力となって選手に届きますから、
否応なくモチベーションの上がり下がりに直結します。
もちろん昔からこの傾向はあったのですが、
画像が綺麗になっていつでもどこでも顔がアップで見られるようになって、
顔が冴えなければ能力が上がらない法則がますます顕著になってきたわけです。
もともとの造形がブサイクなのはあるていど許容されるとして、
とにかくいい顔をしましょう。
ピカピカに写って、
写される時代を上手に活用するんです。
テレビの「地デジ化」が完了(地上デジタル放送に完全移行)したのは2011年7月。
いい顔の利用価値はそこから急上昇しました。
デジタルの画像はむちゃくちゃに鮮明です。
そういえばつい先日、
IGZO(イグゾー)を採用したディスプレイ搭載スマートフォンも発売されましたよね。
知ってましたかイグゾーって。
インジウム(In)、ガリウム(Ga)、亜鉛(Zn)を、
酸化(Oxidize)させることで結晶性を持たせた酸化物半導体のことですってね。
キクゾウとは関係ないけど関心あります(ё_ё)
むかしむかし「見えすぎちゃって困るの~」っていうCMがありましたが、
スマートフォン、タブレット、パソコン、テレビ‥‥
まさに見えすぎ。
シワや鼻毛、
フケまで鮮明に映し出されてしまう。
しかめっツラもぶっちょうヅラも伝わってしまう。
顔がネガティブなだけでアウトな時代なんです。
写す+写される
ことが事業を左右するという意味、
わかっていただけましたでしょうか。
心まで写っているんですよ、
霊的な意味じゃなくね。
てなわけで──
最短でわかるデジタル一眼レフ入門
です。
ちなみに今年(2012年)は、
ミラーレス一眼の元年でもありましたからね、
勢いで買ってしまったが、
いままでのデジカメと何がどうちがうかわからん!
って方、
多いんじゃないでしょうか。
そんな方はここを読むだけでかなり救われるはず。
まず覚えておいてもらいたいのは、
カメラは絞りシャッター速度が基本中の基本だってこと。
なんたって写真は光の芸術ですから。
刹那の光を切り取ってパッと焼き付ける、
その感覚が命。
光を当てる時間と光を当てる量がとにかく重要で、
時間と量との組み合わせによって写真の出来栄えが決まります。
光を当てる量の調整をするものが絞りで、
光を当てる時間を調整するのがシャッター速度です。
ぱかっ
と穴を開けて光を通す、
その穴の大きさと開いている時間の長さです。
絞り

光の入り具合を調整できる機構のことです。
まぶしいくらい天気のいい日に外で写真を撮ると、
真っ白になってしまうことがありますね。
これを、
絞り羽根という穴を大きくしたり小さくしたりすることで調整する。
開き具合の指標はF値という単位で表されます。
F値は数値が大きいほど絞り込む状態となります。
つまり光の通る穴が小さくなるってことで、
ここのところの大小関係を逆に覚えないように注意してください。
F値(絞り値)を下げるってことは、
あまり絞らないってことで、
つまり穴が大きくなって光がいっぱい入ります。
シャッター速度

光をイメージセンサー(昔はフィルムだった)に当てる時間のことです。
別名「露出時間」とも言います。
「シャッターが開いてる時間」と言い換えてもいいでしょう。
明るい場所では、シャッターが開いている時間はほんの一瞬。
数百分の1秒、数千分の1秒という世界です。
目をまばたきするよりずっと速い。
暗い場所ではシャッターが開いている時間は長くなり、
夕暮れや室内では数十分の1秒くらい。
花火などは意図的にシャッター時間を長くして3~4秒ものあいだ、
シャッターを開くこともあります。
光の通る穴が長いこと開いているってことは、
そのあいだにいろんな光が多めに入ってくるわけで、
暗いものを明るく写す手段としてはよいとしても、
動いているものは動いているように写ってしまうわけなので、
それがつまりブレるという状態になるわけです。
露出

光をイメージセンサー(昔はフィルムだった)に当てること。
‥‥ってことはつまり、
これが写真撮影そのものである
とも言えますね。
さっき、
絞りシャッター速度が基本中の基本だと言いましたが、
 露出 ≒ 絞り(量) × シャッター速度(長さ)
と、
とりあえず覚えてしまいましょう。
穴が小さくても開いてる時間が長ければ露出は上がる
と、
まぁそんなような相関関係をあらわしているわけなんです。
暗い写真は光が足りない
すなわち露出が少ないわけで、
そのことを
露出アンダー
といいます。
反対に、
明るすぎて白っぽい写真は
露出オーバー
です。
撮った写真が「暗いな」となれば、
もっと光を取りこむための手は──
(1)穴を広げる → F値(絞り値)を小さくする
(2)穴が開いている時間を長くする → シャッター速度を下げる
ですね。
露出の仕上がり具合に関わってくるものとしては、
シャッター速度と絞りの他に、
「ISO感度」っていうのがあります。
ISO感度

カメラの感光部が光を感じる感度の良さを数値化したものです。
フィルムの感度の規格でしたが、
デジタルカメラの感度にも使われています。
ISO感度を上げると、
穴の大きさが同じで開いている時間が同じで、
光がちょっとしか入ってこない(=暗い)状況でも、
カメラが光をしっかり拾ってくれるので、
より明るく撮影できます。
ってことは、
ISO感度が低い場合よりシャッタースピードを上げて、
手振れを減らすことができるというわけです。
ただし、
上げすぎるとノイズが多くなるという反作用もあるので注意が必要です。
ホワイトバランス

白い紙を思い浮かべてください。
その紙に当たっている光の種類によっては白い紙が白に見えません。
人間の目には白く見えたとしてもカメラにとっては白ではないってことがあります。
カメラは白がわからないと覚えましょう。
まわりの光の色を教えてあげて初めて白が白だと伝わるんです。
そうでないと、
白いものが黄色っぽくなったり青っぽくなったりしてしまう。
人間が白い紙を見て白だとわかるのは脳で補正しているからなんですが、
それと同じことをカメラでもしてあげる。
白いものを白く写すための調整がホワイトバランスです。
光源の色をケルビン(K)という単位で表した「色温度」というものが、
低いと黄色っぽく、高いと青っぽくなります。
光源の光の色がどんな色なのかを調整し、
白を白として正しく映せるように補正します。
被写界深度

さあ、これはちょっとむずかしい。
むずかしいけど、
これがわからなかったら一眼レフを買った意味がない。
がんばろうε=( ̄。 ̄;)
被写界深度とは、ピントが合っている範囲のこと。
ボケずに写る範囲と言い換えてもいい。
あなたが写真を撮るときは、
写したいもの(=被写体)にピントを合わすので、
それがボケる心配はしなくていいとしても、
まわりの風景がはっきり写るのとぼやけて写るのとでは、
写真の印象がずいぶんちがってきますよね。
ピントが合っている(ボケない)範囲が狭いものを「被写界深度が浅い」と言い、
範囲が広いものを「被写界深度が深い」と言います。
おわかりいただけますかね?
メリハリをつけるっていうかなんというか、
ある部分を引き立てるために他の部分を弱めたいっていうことがあるでしょ。
写真にも「わざわざボケさせたい」ってことがある。
ボケが一眼レフの得意技なんです。
で、被写界深度は──
(1)レンズの焦点距離が短い(広角な)ほど深くなる
(2)絞りを絞り込む(F値が大きい)ほど深くなる
‥‥なんて言われても、
もう理解の限界を越えてますよね。
ここは実際にご自身で撮影してみて確かめてみるのがいいでしょう。
手元に一眼カメラがあればその場ですぐに試せますからね。
絞り優先とシャッタースピード優先

カメラに「Tv」(Time Value)と書いてあるボタンやダイヤルがあれば、
これはシャッター速度の調整に使うもの。
「Av」(Aperture Value)は絞り。
「AE」(Automatic Exposure)は自動露出を意味しています。
カメラの調整にはたいてい、
絞り優先シャッタースピード優先があります。
ボケをコントロールしたいときは絞り優先と覚えましょう。
優先するってことは自分で決めるってことで、
自動ではしてくれないってことです。
ポートレート(人物写真)では絞り値(F値)を小さくして背景をボカすことを考えましょう。
主役を引き立てることが大切ですからね。
絞り値は、
F1.4、F2、F3.5、F4、F5.6、F8、F11、F16、F22、F32のように表されます。
小さくするってことは、F4くらいまでですね。
反対に、
全体をシャープに撮りたい風景写真などはF8以上にします。
いっぽう、
ブレをコントロールしたいときはシャッタースピード優先です。
同じ人物写真でも、
室内で動きまわる子どもたちを写すときなどは、
シャッタースピードを上げないとブレまくってしまいます。
そういうときはF値を最小にしてシャッター速度を上げてみましょう。
シャッタースピードは、
1秒、1/2秒、1/4秒、1/8秒、1/15秒、1/30秒、1/60秒、1/125秒、1/250秒、1/500秒のように表します。
ふだんオートで撮っているときはだいたい1/30秒とかなんですけど、
それを1/60、1/125と上げていきます。
これも試してみてください。
シャッタースピードを上げるってことは、
それだけ光の通過量が減ることになるわけですが、
ISO感度も上げることによってこれを補うことができます。
屋内では最低でも400、それを800、1600と上げて撮影してみましょう。
デジタル?

‥‥と(◎_◎;)
ここまで書いてきてお気づきになった方もおられるかもしれませんが、
実はカメラの説明ってぜんぜんデジタルじゃないんですね。
むか~しっから変わってない。
専門用語や横文字が多いので、
なんかITっぽい気がするんですが、
とりあえず関係ないんです。
関係が出てくるのは写してから。
もうちょい厳密にいうなら、
写真のファイルをパソコンに取りこんで、
人目に触れさせるまでの後工程はモロにデジタルなんです。
(ё_ё)?
「Photoshop(フォトショップ)」っていうソフトがあるんですが、
これを使うと暗い写真を明るくしたり、
青っぽい写真の彩度を上げたり、
シワを消したり白髪を染めたり‥‥
撮った写真をあれこれ修正加工することができてしまいます。
わたしのムサ苦しい顔でさえ、
たちまちイケメン度が3倍増し以上になる。
なので、
カメラのほうがまだよくわからんという初心者の方は、
まずはシャッタースピード優先から。
ボケなんて忘れてくっきりはっきりシャープな写真を撮ってください。
なぜか?
‥‥っていうのは、
あとから写真を加工する場合、
ボケたものをはっきりさせるより、
はっきりしたものをボケさせるほうがはるかに簡単だからです。
色のないモノクロ写真に色を着ける作業より、
カラー写真から色を抜く(彩度を下げる)ほうがよっぽど簡単。
ホワイトバランスの調整に失敗して、
なんだか黄色っぽい写真になってしまったとしても、
イエローという色要素の彩度だけを下げることで自然な発色に戻せる。
暗い写真の明度とコントラストを上げてやれば、
見ちがえるように鮮やかな写真に生まれ変わる。
しかし、
ブレてしまった写真の輪郭を整えようとすると、
それにはとんでもなく手間がかかる。
だから、
シャッタースピードを速くすることが第一。
──ま、そんなこんなで、
パソコンのアプリケーションを使うと
カメラの知識不足をかなり補うことができるのは確かなんですけど、
光の芸術を一瞬で産み出す快感は相当なもの。
ぜひ味わってみたいものですよね(≡^∇^≡)
まとめ

ふつうの人はここで、
やっぱり面倒くさいからなんでもオートでっていうふうになってしまいがち。
が、
商売人はそうであってはなりません。
お店の商品をいちばん愛しているのはアナタです。
つまり、
最高にすばらしい商品写真が撮れるのはアナタです。
プロのカメラマンよりもいい写真が撮れます。
朝から晩まで商品を眺め、
そのモノのいちばんいい見え方を知っている‥‥
はず
なんですから。
そして、
社員さんをいちばん愛しているのもアナタですし、
あなた自身をいちばん愛しているのもアナタです。
あなたなりのこだわった写真を撮るために、
オートを卒業しましょう。
フォトショップしちゃいましょう。
ブレ防止にはシャッタースピード優先
初心者の場合や人物対象ならゼッタイおすすめ。
静止している商品写真だけを考えるなら絞り優先にトライ。
シャッタースピードはカメラまかせにしてボケ効果を狙う。
絞りの調節は「F」のついてるF値で。
小さくすると明るく写る。
シャッタースピードは分数。
何分の1と出ているやつ。
分母が大きいほどスピードが速くなってブレなくなるけど
入ってくる光が少なくなるから暗くなる。
ISOは数値が大きいほど明るく写る。
──そんだけ知ってたらあとは経験。
愛する人を美しく撮りたい気持ちを行動に移すこと

カメラ上達への最短距離ですヨ(≡^∇^≡)

取引先ごとにバラバラに異なる単価を処理する件

売上を入力して納品書を出す
っていう
基本中の基本業務なんですが、
そのために「単価帳」が手放せないっていう話が珍しくありません。
同じ会社が同じ商品を販売するっていうのに、
相手によって、また時期によって、
いく通りもの単価が存在するのが現場の実態です。
ある商品の定価(希望小売価格)を 50,000円 としましょう。
それを問屋が小売りに卸すのに、
「8掛け」とか「7掛け」というのはよく聞く値決めです。
8掛けだと 40,000円 、
7掛けだと 35,000円 ですね。
現場では、
他社に顧客を奪われたくない問屋と、
ちょっとでも条件のいいところから仕入れたい小売店とのあいだで
丁々発止の駆け引きがありますから、
A社には 36,500円 で販売するが、
B社には 35,800円 で、
C社には 33,400円 で‥‥
という具合に、
いったい何掛けなんだかよくわからない、
決まった卸売価格があるようでないような状況が生まれます。
ひとつの商品にいったいいくつの価格がついているのか、
数えきれません。

ではそれに、
システムはどう対応していくか。
クラウド播磨王 結論から言っておきますと、
人間の頭では覚えきらないところまで覚えてくれるのがコンピュータですから、
もちろん魔王さまの雲
すべての単価パターンを覚えてくれる。
>ここ、いくらで売ってたっけ?
って
不安になって、
そのつど単価帳を開く‥‥なんて手間はいらなくなります。
そこ、
まちがいなくだいじょうぶ。
まず、
商品マスターに単価を登録するわけですが、
いちばん単純な場合、
仕入れ値(原価)がひとつ、
売価がひとつです。
経済学でいうところの「一物一価」の概念とはまったく関係ないですが、
もし会社の中で「同一の商品は同一の価格」が成立しているとすれば、
それだけで超優良会社だといえるでしょう。
では、
取引先ごとにバラバラに異なる単価体系にシステムがどのように対応しているか、
詳しく説明していきます。
▼商品マスターでの準備段階
システムの商品マスターには、
各商品ごとに、
いわゆる「標準原価」「標準売価」の他に、
複数(5通りくらい)の変則単価パターンが登録できるようになっています。
取引先ごとの単価が、
先に述べた「8掛け」とか「7掛け」というように、
一定の「掛け率」で決まっているなら楽なのですが、
そうでない場合もあるでしょう。
オーディオ製品を扱っているナスティーミュージック社(仮称)は、
得意先をプラチナ、ゴールド、シルバーの3クラスにランク分けしています。
商品にもそれぞれ3通りずつの単価が設定されていて、
商品A、B、Cの単価はそれぞれ次のとおりです。
  • 商品Aの売価
    小売価格: 9,800円
    シルバー: 5,200円
    ゴールド: 4,500円
    プラチナ: 3,900円
  • 商品Bの単価
    小売価格: 9,800円
    シルバー: 5,000円
    ゴールド: 4,600円
    プラチナ: 4,000円
  • 商品Cの単価
    小売価格: 9,800円
    シルバー: 5,000円
    ゴールド: 4,200円
    プラチナ: 3,500円

ありゃりゃ、
小売りではどれも同じ価格の商品なのに、
A、B、Cで仕切値が全然ちがいますね。
どうやって単価を決めているんでしょうね。
誰もこの値決めに法則性を見つけることはできないでしょう。
こういう場合は、
各商品ごとに、
これら3ランクの単価をそれぞれ登録しておけばOKです。
▼取引先ごとに異なる単価体系への対応・その1
経理代行の黒字決算部 どの得意先に、どんな単価で商品を販売するかは、
取引先マスターで対応します。
各得意先ごとに単価情報を設定するのです。
例えば、
リンゴ社とミカン社という2つの会社があったとして、
リンゴ社には標準売価(希望小売価格)の55%、
ミカン社には50%で卸すことになっているとすると、
得意先マスターに登録されたリンゴ社のデータで、
「掛け率」という欄がありますので、
そこに「55」を設定しておきます。
そうするとシステムは、
売上データが入力されるときに
「あ、この商品の単価は標準売価の55%だ」

わかりますから、
ちゃんと単価欄にその単価を出してきてくれるわけです。
ミカン社のデータに「掛け率」として「50」をセットしておきますと、
小売価格9800円の商品Aをミカン社に販売するときには、
ちゃんと4900円という単価を呼び出してきてくれます。
だから、
納品書の単価がまちがえる心配が「減る」わけですね。
(ここで「なくなる」と書けないのは、
マスターの登録がまちがえることもあるからですね。)

▼取引先ごとに異なる単価体系への対応・その2
さっきのは「掛け率」で単価が決まる例でしたが、
上述したナスティーミュージック社のように、
「掛け率」ではなくて、
商品ごとにランク分けをして適当な単価を割り振っている場合もあります。
その場合、
ランクごとに決められた単価をあらかじめ商品マスターに登録しておく必要があります。
そして、
どの得意先がどのランクに属するか、
つまり、
どのランクの単価を使用するかを取引先マスターの「価格区分」として登録しておきます。
プラチナは1、ゴールドは2、シルバーは3としましょう。
会社によっては4つ以上のランク分けがあるかもしれません。
たとえば、
ナスティーミュージック社の取引先で、
ゴールドに分類されているミュンヘンレゲエ社(仮称)という商社があります。
この商社の登録情報として、
得意先マスターの「価格区分」欄に「2」と登録しておきます。
そうするとシステムは、
売上データが入力されるときに
「あ、この商品の単価は標準売価の75%だ」

わかりますから、
ちゃんと単価欄にその単価を出してきてくれるわけです。
▼取引先ごとに異なる単価体系への対応・その3
さっきも出てきましたが、
ナスティーミュージック社と取引のあるミュンヘンレゲエ社は、
現在ゴールドクラスに分類されている中堅の商社です。
近年、
業績好調で取引実績もぐんぐん伸びてきました。
そこで、
ナスティーミュージック社の役員会で、
プラチナクラスへの格上げが検討されたのですが、
一部役員の慎重論もあり、
経過的措置として「ゴールドクラス単価の90%を当面の仕切値とする」

決定されました。
つまり──
  • 商品Aの売価
    シルバー: 5,200円
    ゴールド: 4,500円
    プラチナ: 3,900円
    ミュンヘンレゲエ社への仕切: 4500×90%=4,050円
  • 商品Bの単価
    シルバー: 5,000円
    ゴールド: 4,600円
    プラチナ: 4,000円
    ミュンヘンレゲエ社への仕切: 4600×90%=4,140円
  • 商品Cの単価
    シルバー: 5,000円
    ゴールド: 4,200円
    プラチナ: 3,500円
    ミュンヘンレゲエ社への仕切: 4200×90%=3,780円


ようにするってことです。
おわかりいただけますかね?
こんなふうに、
ミュンヘンレゲエ社だけに対する特別単価が設定されたわけなんです。
こんな「例外」が、
わりと安直に
行きあたりばったりで次々と作られる
‥‥っていうのが中小企業の日常茶飯事ですよね。
(ま、別に中小企業じゃなくても状況は似たり寄ったりかもしれませんけど、
わたしは中小企業のことしか知りませんので、ね。)
さて、
こういう単価設定の場合ですと、
例外とはいえ、ちゃんとしたルールが決まっていますので、
取引先マスターに登録されたミュンヘンレゲエ社のデータをちょこっと修正するだけでOKです。
「掛け率」「90」に変更するだけ。
「価格区分」はこれまでどおり「2」としておけば、
システムは、
「ゴールドクラスの単価の90%だ」とわかります。
それだけでOK。
▼取引先ごとに異なる単価体系への対応・その4
ここまでのところで、
  1. 「掛け率」による単価設定
  2. 「価格区分」による単価設定
  3. 「掛け率」「価格区分」の併用による単価設定


見てきました。
それでもまだ足りません。
とにかく価格競争っていうのは厳しいもんですから、
「ここまで下げないと買わない」と言われてしまいますと、
それじゃあ採算割れだとわかっていても、
取引の継続が最優先で言われるがままに切り下げなければならないこともあります。
「掛け率」がいくらだ「価格区分」がどうだとは言ってられない。
‥‥というわけで、
取引先によっては例外中の例外、
個別に単価帳に記録しておくしかしかたがない状況が生まれるわけです。
そしてそのしわ寄せは間接部門のスタッフさんにやってくる‥‥
と。
商品Aはふつうはいくらだけど、
xさんに売るときだけはいくら、yさんに売るときはいくら、
zさんにはいくら‥‥、
商品Bはxさんとyさんはいくらでzさんはいくら‥‥、
商品Cは‥‥

と、 まぁ極端に言えば
 商品の数 × 顧客の数
通り
っていうくらいの単価を記録する必要があることにもなります。
しつこいようですが、
魔王さまの雲はそこらへんまでちゃんと覚えてくれまから、
ま、
手間も心配もいらんわけですけども、
魔王さまの最後の手段はといえば、
得意先別個別単価登録ですね。
法則性も何もない、
その場しのぎのデタラメな単価設定であっても、
登録さえしとけば売上データを入力するときにちゃんと正しい単価をセットしてくれる
っていう機能です。
はじめに得意先を選んで、
次々と商品アイテムを選んで単価を入れていくだけなので、
設定方法はいたって簡単。
導入時には単価帳(たいていはベタなアナログ)のデータを、
片っ端から入力しないといけませんので、
やり方は簡単でも体力的にかなりの負担になるかもしれませんが、
いちど入れてしまえばあとは天国です。
がんばりましょう。
▼まとめ
──以上、
取引先ごとに異なるワガママな単価設定への対応を見てきました。
こんなふうに単価は、
どの得意先に何を売るかで決まります。
(実はまだこれに「いつ」売るかという要素も加わるのですが、
それはここでは割愛します。)

あ、
そういえば、
請求先はいっしょでも、
納品先がちがったら単価が変わるというパターンなんかもありますね。
単価が決まっても、
それが「税込」なのか「税別」なのか、
ちゃんと区別できてないといけません。
だから売上データというのは、
請求先、納品先、商品の順序で入力していって、
そこではじめて単価や税区分が決まることになるわけです。
端末とサーバのあいだでは、
すごくいろんな情報のやりとりが起こっているんですね~ε=( ̄。 ̄;)

こんな顧客管理はやめよう──5つのムダ

顧客について知るという課題が激変してきました。
知るとか理解するとかいうレベルを超えて、
売り手とか買い手とかいう区別すらなく、
人と人とがつながる段階に入ってます。
情報がクラウドに集積している時代、
「フェイスブック」をはじめとする、
SNSの影響は計り知れないものがあります。
情報の流通形態をクラウドが塗りかえてしまって、
マーケティングは2.0から3.0へ進みました。
それなのに‥‥
顧客管理のやり方がむかしと同じでいいはずがない
いまどきやめたほうがいいムダを5つ挙げます。
  1. 会員登録用紙
  2. 満足度調査のアンケート
  3. 記録式の会員カード
  4. 「エクセル」で作る顧客リスト
  5. ??

5番めの「??」については後ほど書きますが、
これらをまだ使っている、やっているとすると、
その管理は「労多くして功少なし」と言ってまちがいなし。
なので、
いまからその無駄の大きさを検証してみよう!
──というようなノリのセミナーで講師を頼まれました。
自社主催じゃなく招かれて話すセミナーです。
初対面の人がいっぱい来ます。
いわゆる「アウェイ」ってやつですが、
アウェイ企画の場合、
中味がたいしたことなくても派手なタイトルがつけられてしまう
ことが多いのでヒヤヒヤします。
(わたしはわりと地味なタイトルを好むんです。)
今回も例にもれず
「時代に乗り遅れるな!」とか「劇的に変化する!」とか、
けっこう大げさになってしまいました ε=( ̄。 ̄;)
「これだけはゼッタイいけない!」みたいな
ネガティブな切り口のほうが集客効果が上がりますから、
とりあえずご期待どおり、
ちょっとを混ぜこみまして、
派手めの脚色にしてみました。
はいε=( ̄。 ̄;)
ムダ1=会員登録用紙

会員になっていただく際に、
お客さまに電話番号とか住所とか書かせるやつです。
「会員登録シート」とかですね。
必要かどうかなどという段階ではなく、
これはもう無条件に廃止したほうがよろしい。
>その場ですぐに紙に書いてもらわなきゃ入会してもらえない!
とかね、
>ウチの客層は年配が多いんだから‥‥
っていう話
なんだとは思いますがね、
そこらへんをあえてあとへまわしてください。
コミュニケーションのチャネルがぐんぐん多様化しているんですから、
それについていく方向へ自分を追いこむ意識が優先です。
はじめに情報を紙に書いてもらったら、
誰かがコンピュータに入力し直す手間がかかりますよね。
いわゆる転記をしないといけない。
そこで入力ミスが起きる可能性もあります。
諸悪の根源ともいうべき二度手間の典型が転記なんです。
手間をかけてミスを増やすようなことを続けていてはいけません。
個人情報の理想はメンテナンスフリー。
顧客自身に管理してもらうのがいちばん楽です。
みずから登録してもらう。
修正もご自身でやっていただく。
クラウド化を強くおすすめする第一の理由がそこにあります。
ふだんからしっかりおもてなしが施策として具体化していれば、
お客さまは自分からすすんで「会員になりたい」と感じるはず。
メリットを感じるから登録するんです。
あれこれ書かせようと苦心するのでは順序がちがいます。
消費者は個人情報が漏れることに対しては神経質です。
とにかくひとつでいいから、
コンタクトが取れるチャネルを開いてもらえばいい‥‥
という気持ちでいたら、
本名も知らなくていいし、生年月日もいりません。
住所も電話番号も、メールアドレスさえいりません。
果報は寝て待て。
そんなご時世です。
ムダ2=アンケート

ムダの2番めは顧客満足度調査のためのアンケートです。
ま、
やらないよりやったほうがマシっていう意見もあるでしょうが、
アンケートっちゅうもんは全般的に無駄が多い。
そもそも中小企業は集めたデータの活用がヘタですから(-””-;)
あとの活用がほとんどできてないところばかりです。
「お客さまの気持ちの中味を調べなければならない」
みたいなのが、
なにか強迫観念のように植えつけられていて、
いっしょうけんめいアンケート取られてるんですけど‥‥、
円グラフやら棒グラフやらいろいろ資料作成もされるんですけど、
それがPDCAの「C」に使われることなくおしまい
っていうケースが多い。
アンケート用紙をこしらえたり配ったりするだけで疲れてしまって、
事務方に集計結果だけ持ってこさせて終わり。
「ご意見ご感想」の欄なんて読んでませんε=( ̄。 ̄;)
先に打つべき行動プランが2つ以上あって、
どちらにも進めるだけの準備ができている会社が、
顧客の欲求を精査するために行うという順序でなければ、
アンケートなんて無駄ですよ。
相手の気持ちを聞いてるフリだけして聞いてないことになりますんで、
そんなのサイテーでしょ。
>あなたはわが社のサービスに満足ですか?

100人に聞いたとして、
半分がノーと答えたらどうするっていうんですか?
ショック受けるだけですか?
アンケートの結果を見てから行動を考えるなんて、
甘えですよ。
結果的に顧客の満足度が把握できる調査はけっこうなんだけれども、
「満足度を調べる」ことを第一目的にしてしまうと、
その時点ですでに
発想がプロダクトアウト型のご都合主義になっている恐れがあります。
顧客の意見を聞いたらすぐに商品に活かせる体制整備が先。
企画案Aと企画案Bという2つの企画がある。
どちらの案も実現可能性の検証は終わっていて、
資金的にも問題なくいつでも取りかかれる。
こういう状態で顧客の声を取り入れるならアンケートOK。
>この商品にはあなたの声が生きている(*^_^*)!
ってやつですね。
ムダ3=記録式の会員カード

無駄の3番め。
「記録式の会員カード」ってわかりますかね?
いちばん安直なのはリライタブルカードってやつ。
磁気カードとかもそう。
無駄が無駄を生むという、
わりとやっかいな代物です。
記録式ではありませんが、
ついでに言うと、
バーコードやらQRコードのついたカードもかなり無駄です。
リライタブルカードはポイント管理のためのカードですね。
お買い上げごとにカード自体がポイントを記憶してくれるしくみですが、
むかしからあるスタンプカードと理屈はいっしょでして、
理屈がシンプルでわかりやすいのが長所なんですが、
ま、
便利なだけです。
いま何ポイントたまってるかっていう情報は、
顧客の側にあってみなさんの手元にはない。
ですから、
それだけをとってみても顧客を知るという観点から不合格。
しかも、
このカードを使うということは、
「リーダーライター」という読み書きのための専用機器にコストがかかります。
なんにせよ、
単機能なハードはおすすめできません。
会員カードにもたせる情報は、
4~5桁、
せいぜい6桁の会員番号だけ。
それ以上の情報は不要。
ないほうがいい。
バーコードやQRコード、
磁気ストライプやICなど、
カードに情報をもたせる手段はいくつもありますが、
小規模店舗に限っていうならどれも不要。
手間とコストがほんとうに無駄です。
顧客を一意に識別するためのミニマムな情報──すなわち会員番号──がわかれば、
必要な情報はすべてクラウド上のサーバから取り出すのが
いちばんスッキリしてるんです。
たった4~6桁の数字だけでいいんですから、
バーコードやQRコードにする意味ももちろんありません。
リーダーにかかる費用が無駄です。
置いとく場所も無駄。
ムダ4=顧客リストを「エクセル」で作ること

パソコン使えなかった人が、
最初にチャレンジする率がとても高い「エクセル」
「エクセル」で表を作って、
縦計や横計が自動でパッパッと変わるのを見た瞬間、
>わっ、
>あたしもついにパソコンできるようになったわ!


感動するようです。
おめでとうございます(ΦωΦ)
でもね、
その喜びに冷や水を浴びせるようで申し訳ないが、
「エクセル」で作った顧客リストっていうのは
データが分散してしまっている象徴のようなもの
無駄の源になってます。
会社にある「エクセル」のワークシート数が多ければ多いほど、
データがあっちこっちでバラバラに管理されていて、
作った人にしかわからないような処理が増えていると見てまちがいないでしょう。
ファイルとファイルとのあいだにまたがったデータを、
マクロかなんか使って串刺しにすることまでできる「エクセル」の達人がいたりすると、
管理は「部分最適」どころか「局所最適」になってしまう。
すなわち全体最適からいちばん遠いところに行きついてしまう。
ヤバいです{{{{(+_+)}}}}
なんべんも言うようですけど、
データはクラウドに一元集約化して置いておくのが理想。
ポスレジもネットショップも同じクラウドで動かす。
そうすると、
顧客情報として必要不可欠な
  • 最終来店日
  • お買い上げ履歴(品目や数量、お買い上げ総額など)
  • 接客担当者
  • ‥‥

といったデータは、
レジでの精算処理と同時に自動的に更新されることになります。
あとはそこに
  • ご意見やクレームの履歴
  • 接客上の気づき

等を入力して足しておけばよろしいのです。
ムダ5=??

さて最後に残った最大の無駄、
なんでしょう?
それは「販売」です。
「売り込み」なんて言語道断ですが、
売ろうとする意識すらもう不要でしょうね。
営業なんて忘れちゃってください。
電話もハガキもメールもFAXも、
ぜ~んぶ無駄。
>だって効果あるんだも~んC=(^◇^ ;
って、
喜んでる場合じゃないですって。
だんだん無駄になっていく率が高い。
こないだアドボカシー経営のセミナーをやったばかりで、
そのときの反応がけっこう良かったもんですから、
あなたのお店にもアドボカシーをおすすめします。
こんなこと言ったら叱られるでしょうけど、
売上(ウリアゲ)なんて言葉も社内で使わないでいただきたい。
数字がキビしいなら、
そういうときほどアドボカシー。
P理論よりA理論って、
「アドボカシー・マーケティング」にも書いてありますしね。
いまだにあっちこっちからセールスの電話はかかってきますけど、
あんなもん、
無駄を通り越して社会悪でしょ。
成果が出るとか出ないとか以前に
迷惑かけてるんですからアウトです。
DMハガキにも無駄が多い。
そもそもDMハガキを送ることが無駄かもしれないのに、
その宛名書き作業をせっせと自力でやっていたとしたら、
ダブルで無駄です。
メルマガもほとんど無駄。
飛びかっている数が天文学的に多いわりにはほとんど無駄。
パソコンのメールなんて読まない人が増えてきました。
スマホのほうが便利だからですね。
情報をどんなふうに届けてほしいかが、
いまはバラバラでやっかいなんです。
この1~2年、
「フェイスブック」で用件を済ませるケースも増えました。
「LINE(ライン)」っていう、
メールと呼んでいいのやらなんなのやら
よくわからないツールも登場しました。
いったいどーゆー手段ならメッセージがしっかり届くのか
悩みだすとキリがありません。
(。・_・。)_・。)_・。)_・。)_・。)
要は、
「伝える」より「つながる」の時代ってことなんです。
伝えるためにはつながるしかないのだ

言い換えることができるかもしれません。
プッシュして伝えようとすることは全般的に無駄になる確率が高く、
聞いてあげて理解してあげることに全力を傾けるほうには無駄がない。
ネット上でもリアルでも、
聞き上手がとにかく大切ってこと。
消費者は言いたいこと言ってます。
聞いてほしくてしかたがないから、
ホッと一息つくまもなく情報発信してるんです。
同時に、
顧客の側のアンテナはぐんぐん高くなってます。
あちらさんはちゃんと情報を探してますし、
必要な情報はキャッチしてるんです。
せっかく探してくれてるんですから、
見つかってあげたらいいだけなんです。
え?
どうやって見つかってあげたらいいか?
ですか?
そりゃあとりあえずヒシャタイカですかねぇ~(≡^∇^≡)

雲が消えた日の衝撃

2012年6月20日、
大阪市のレンタルサーバ会社ファーストサーバ
大規模な「データ消失」事故を起こしました。
あたかもが消えてしまうかのように、
データが丸ごと消されたのです。
クラウド屋が決して起こしてはならない究極の信用破損であり、
業界全体にとっても影響の大きな事件です。
ファーストサーバ発表の説明によると──

(脆弱性対策のための)更新プログラム自体に不具合があったことに加えて、
検証環境下での確認による防止機能が十分に働かなかったことと、
メンテナンス時のバックアップ仕様の変更が重なり、
今回のデータの消失が発生した。

とあります。
つまり‥‥、
この説明の意味はよく理解できなくても、
いくつかの不運が重なって起こるはずのない事故が起こった
ってことです。

被害にあった顧客件数は5698件で、ほとんどが復旧不可能な状態。ウェブサイトやメールに加え、顧客情報やスケジュールなど多種多様なデータが失われ、業務が止まった企業からは悲痛な叫びが聞こえてくる。いったい何が起きているのか。
   ***
 23日、ファーストサーバは複数の顧客で共有するタイプのレンタルサーバーサービスに関し、「データ復旧を行うことは不可能と判断した」と公表。顧客には「お客様で取得されておられるバックアップデータによる再構築を行っていただきますようお願い申し上げます」と呼びかけた。
 共有型ではない専用サーバーサービスについては、当初、データ復旧ソフトにより一部、回復できたとし、顧客にデータを引き渡していた。しかし、ある顧客企業から「社内の他人のメールが読めてしまう」と報告があり、確認したところ、復旧データに欠損があることが判明。22日夜、すべての復旧データの提供をとりやめた。
   ***
 ファーストサーバは月々の利用料金だけで手軽にサイボウズを利用できる「サイボウズ Office9 for ASP」のパートナー企業。加えて、顧客企業が購入したパッケージ版のサイボウズを運用するサーバーとしても数百社に貸していた。このうち、メール、スケジュール、顧客管理、営業記録など、約400社のサイボウズのデータを丸ごと消失させてしまった。
 ネット上の掲示板には「顧客データもサイボウズに入れてたから、電話来ても誰が誰だかわかんないし何も答えられないし、サーバが落ちててって言い訳もできないし、会社自体が記憶喪失になったみたい」「たぶん明日は段ボールから顧客との契約書原本取り出して、電話取りながらあいうえお順に並べる作業から一日が始まります」といった書き込みがなされている。
   ***
 ファーストサーバによると今回、脆弱性対策のために更新プログラムを作り、いつものようにプログラムを走らせた。ところが、その更新プログラム自体に大きなバグ(不具合)があった。「ファイル削除コマンド」を停止させる記述漏れと、メンテナンスの対象となるサーバー群を指定する記述漏れがあったというのだ。
 そのバグに気づかないまま、本番環境のサーバーで更新プログラムを起動。だが更新プログラムは、対象外のサーバーでファイル削除コマンドを実行し、次々とデータを消去していった。この範囲が、顧客件数5万件のうち約5700件に及んだ。不幸はここで終わらない。
 通常なら、バックアップデータから元のデータを復元することで一両日中にウェブサイトなどは復旧する。バックアップデータは、本番環境とは違うサーバー、あるいは外部記憶装置に定期的にとっておくことが基本だ。ところがファーストサーバでは事情が違った。
 ファーストサーバにおけるセキュリティ対策では、3つのHDDに同じファイルをコピーしていた。1つは「本番系」。もう1つは本番系のHDDやシステムに不具合が生じた時、即座に切り替え、正常稼働を続けるための「待機系」。もう1つが、毎朝6時に本番系のデータを丸ごとコピーしておく「バックアップ系」だ。この3つが、すべて同じサーバー内に同居していた。
 あろうことか、ファイルを削除してしまう更新プログラムのバグは、本番系、待機系に加え、同じサーバー内にあるバックアップ系のHDDまでをも消去するという代物だった。
 なぜ、外部にバックアップをとっておかなかったのか。ネット上では技術者を中心に、この点が指弾された。これについてファーストサーバの村竹室長は、こう話す。「おっしゃっているような一般的なバックアップというのは、我々のような低価格の料金で提供するのは難しい。サーバー内の別のディスクでとることを、我々はバックアップと考えています」
   ***
 同種のトラブルとしては国内最大級に発展しそうな大規模データ消失。今となってはバックアップがない企業・団体は泣き寝入りするしかなく、損害賠償も多くを見込めそうにない。日本経済新聞(2012/06/26)より

「稼働率100%」「バックアップ不要」とまで謳っていたサービスなのに、
こともあろうにバックアップデータもろとも初期化してしまう
なんてことを起こすなんて‥‥
いや、しかし、
批判するのは簡単ですが、
これは教訓のはず。
ここから何かを学べというメッセージにちがいありません。
かなり身近なところに被害を受けた仲間が何社もあります。
わたしの所属する某団体では、
サイトが復旧不能になって担当者が大慌てしているようです。
うちやうちのクライアントさんが
ファーストサーバを選ばなかったのは単なる幸運にすぎません。
補償だのなんだの騒いだところで、
けっきょくは自己の危機管理の甘さが露呈するだけなので、
ユーザーは比較的冷静に粛々と自力でのリカバリーに努めている模様。
障害の程度が常識の範囲から逸脱しすぎているせいか、
フェイスブック等への投稿も、
「批判」というより「あっけにとられている」といった印象です。
とにかく、
消えたデータは戻りません。
とりかえしがつかないんです。
つらいですね‥‥。
胸が痛みます。
そういえば何年かまえに、
>子どもの写真がいっぱい入ったパソコンが壊れた!
と、
お客さんから助けを求められたことがありました。
データ復旧サービスを紹介してあげたところ、
見積はかなり高額で、
足もとを見られて吹っかけられましたが、
結果としては最低限の出費でデータは無事に取り出せました。
このときはほんとうにうれしかった。
しかし、
今回の事故ではデータは戻ってこないのです。
わたしもクラウドの住人。
これは対岸の火事ではありません。
雲が消えるなんてことはあってはならないのです。
>キミのところはだいじょうぶなのか?

きかれたら
なんて答えるか考えてみました。
>うちはゼッタイだいじょうぶですよ。
なんて、
心では信じていたとしても口には出さないでしょうね。
お客さまに無用な心配をさせないほうが親切
っていう見地に立てば、
「だいじょうぶですよ」って言ってあげたほうがいいんでしょうけど。
大きく見せることもなく小さく見せることもせず、
専門的なことを言っても通じないのが辛いとこですけど、
>○○○の対策を○○○のように講じていますし、
>過去○○年間の実績として○○○ですし。

のように、
事実を事実としてありのままに伝える。
当社のクラウド
は、
Caché(キャシェー)という道具でこしらえてあります。
Cachéにはシャドウイングというしくみがあって、
本番サーバに対してバックアップサーバ(シャドウサーバ)を
ネットワーク上に準備しておけば、
地理的に遠く離れた場所に設置した別のサーバ上で、
メインサーバの動きをそっくりそのまま同時進行させることができる。
つまり、
Aというサーバが某かの原因でダウンしても、
それ以降の動作をBというサーバで引き継ぐことができる。
(ユーザは通常Aにログオンしていますが、
障害が発生したら接続先をBに変更します。)

ファーストサーバは1台のマシンの中に複数(3つ)のハードディスクを搭載し、
それぞにデータをコピーすることを「バックアップ」と称していたようなのですが、
これはいわゆるRAID(レイド)というしくみ。
マシン自体が複数存在するシャドウイングとはまったくの別物です。
シャドウイングというしくみでは、
1台のサーバがダウンしても別の場所にある別のサーバで
業務を継続することができます。
ではもし、
ユーザが誤ってデータを消去してしまったときはどうか。
「消去」という操作もまたシャドウサーバで再現されますから、
けっきょく両方のサーバからデータが消去されてしまうことになります。
しかも、
誤って消去してしまったことにユーザがすぐ気づくとはかぎりません。
3日くらいたってから、
>あ、しまった!
>あれは消しちゃいけないデータだった(T_T)


慌てることになるかもしれない。
こういう事態も想定して当社では、
前日最後のデータベースの状態を丸ごと別のマシンにコピーします。
と同時に、
同じ丸ごとデータベースを1週間に1度コピーしておくマシンもあるし、
2週間に1度コピーしておくマシンもあります。
つまり、
Aサーバのすべてのデータベースが瞬時にBサーバにシャドウイングされ、
1日1回Cサーバに丸ごとコピーされ、
1週間ごとにDサーバに丸ごとコピーされ、
2週間ごとにEサーバに‥‥、月ごとにFサーバに‥‥、年ごとにGサーバに‥‥という具合に、
念入りに何重にもバックアップされています。
かなり安全だと理解していただけるのではないでしょうか。
しかしだからといって、
阪神大震災や東北大震災クラスの震災がまた起こったらどうなるか‥‥なんて
実はわからないんです。
会社が直撃されて社員が勤務できなくなったら、
サーバが無事でもどこまでサポートできるかわからない。
ウイルスだって、
いつなんどきどんな凶悪なものが蔓延するかわりません。
残念ながら一流企業じゃないんですもん。
クラウド型のビジネスを10年以上続けていますが、
事実として、
「データが消えてしまって戻らない」という不始末はいちども起こしていない
‥‥っていう程度の「だいじょうぶ」なんです。
ファーストサーバの今回の悲劇は、
バックアップが徹底していなかったことが原因の人為ミスです。
クラウドがどうのこうのいう次元ではありません。
なので、
クラウド化への流れを止めないでください。
そのお手伝いをわたしがさせていただきますので。
今回の事故で被害に遭われた方々に、
無責任な気休めを言わせていただきますが‥‥
消えたのがデータでよかったじゃないですか。
ま、
そう考えましょうよ。
消えたのが雲でよかった
とね。

在庫数の計算問題

社長の開眼S じゃあ今日は、
在庫数計算の練習問題をやってみようかね。
キミがプログラマの卵で、
これから業務アプリに取り組む立場なら、
きっとおもしろいぞ。
簡単な四則演算で済む計算トレーニングなんだが、
基幹系業務全般と関わってくるという、
なかなかやりがいのある課題だ。
ひとくちに「在庫管理」といっても、
その意味する範囲はあいまいなので、
このテーマを持ち出すときは、
どの範囲の在庫管理を指しているかをはじめに明確にしておく必要があるな。
わたしがこの場で取り上げる
在庫管理
とは、
もっとも単刀直入に
在庫数の計算

指している。
在庫金額の計算もテーマに含まれるが、
置き場所の問題(どの倉庫のどの棚にあるか)とか、
ピッキング方法とか、
賞味期限とかは扱わない。
中小企業の現場で求められているものは──
いま、その商品があるのかないのか?
どこ(店とか倉庫とか)に何個あるのか?

で、
ほとんどの場合、
問題はずいぶんシンプルなのだ。
在庫数の計算が正しく行われさえすれば、
補充のための発注などは簡単に自動化できるし、
定番品であれば需要予測に基づく発注コントロールもそれほどむずかしくない。
なのに、
中小企業で自動発注システムまで活用しているところがほとんどないということは、
現在理論在庫数を正しく計算する
という
たったそれだけのことが
よほどむずかしいんだろうと推測できるね。
別のページですでに述べたことの復習になるが、
この式をもういちど復習しておこう。
過不足=仕入-売上+生産-消費+発注-受注+生産予定-消費予定
製造業でなければこの式はもう少し短くて
過不足=仕入-売上+発注-受注
だったね。
つまり、
もっともシンプルな四則演算だけで済ませられる在庫数の計算でさえ、
仕入管理や販売管理や受発注管理や生産管理という、
企業の基幹系業務の中枢データベースからデータを引っぱってくる必要があるってわけ。
あ、いま、
「データを引っぱってくる」って言ったけども、
これは実は適切ではないな。
在庫数を知りたいときに、
いちいちそれぞれのデータベースを読みに行ってたんじゃ、
よけいなまわり道が多すぎて効率的じゃないんじゃない?
‥‥くらいのことは
若ゾウ諸君でもわかるよね?
いちおう念のためにことわっておきますが、
在庫管理のためだけに、
別途データを入力するという話はここでは論外ですよ。
販売管理や受発注管理で日常的に行っているデータ入力によって、
それ以上の手間をかけずに理論在庫を増減させるという話でなければ本末転倒。
モノと伝票(すなわちデータ)がいっしょに動く
というのが商売の原則なのでね。
まぁ、そういうわけなので、
この在庫数の計算問題は、
ニーズの高さに反してそのニーズが満たされていない率がきわめて高く、
業務アプリの開発スキルをこれから磨きたい若ゾウ諸君にはちょうどいい教材なわけだ。
やがて経営の全域に関わっていく学びの多い話なので
聞いておいて損はないぞ。
さぁ、
そこで例題。
コード番号が「333番」である「部品Z」の最近の出入りを下記のとおりとしよう。
質問その1
4月15日現在の「部品Z」の理論在庫は何個でしょう?
質問その2
「部品Z」は4月15日の時点で、
けっきょく足りているんでしょうか、
それとも足りないんでしょうか?
質問その3
では4月25日の時点では、
「部品Z」はいくつあるはずでしょうか?
それで足りるんでしょうか?
▼2012年4月の「部品Z」
02日 棚卸 90個 受注残が20で発注残はなし
04日 販売 20個 02日より前の受注に対するもの
07日 受注 30個
09日 販売 30個 07日の受注に対するもの
10日 発注 50個
12日 仕入 30個 10日の発注に対する分納1回め
12日 受注 50個
14日 発注 70個
15日 販売 40個 12日の受注に対する分納1回め
15日 照会1
18日 仕入 20個 10日の発注に対する分納2回め
22日 販売 10個 12日の受注に対する分納2回め
25日 仕入 20個 14日の発注に対する分納1回め
25日 受注 90個
25日 照会2

──はい、
いかがですか。
最初の質問はわりと簡単だね。
棚卸の時点で90個あったものが、
販売されると数が減り、仕入では増える。
受発注を除く動きは以下のとおり。
02日 棚卸 90個
04日 販売 20個
09日 販売 30個
12日 仕入 30個
15日 販売 40個

 現在理論在庫 = 90-20-30+30-40 = 30
正解は30個です。
で、
4月15日の時点で30個の在庫があるってことなんだが、
これでこの部品は足りているのかどうか。
追加発注しなくていいのかどうか。
それを調べるためには受注残と発注残を合計する必要がある。
単純に受注の数と発注の数を足すのではないことに注意だな。
注文をもらっても、
それに対してすでに商品を出荷(販売)したならそれは数えなくていいってこと。
なので受発注だけを抜き出してみると──
02日 受注残20個 →04日に販売処理済
07日 受注 30個 →09日に販売処理済
10日 発注 50個 →12日に30個の仕入処理→あと20個
12日 受注 50個 →15日に40個の仕入処理→あと10個
14日 発注 70個

という具合で、
未処理の残数としては、
発注残(増える見込み)が90個と受注残(減る見込み)が10個ある。
 過不足 = 30+90-10
の計算により、
残りの受発注がすべて処理されても110個残る
という意味で、
在庫は「足りている」といえる。
さて、
あらためて‥‥
ある品目の在庫数を知りたいとき、
売上、仕入、受注、発注、生産、消費といった
別々のデータベースに散らばった在庫増減に関わるデータを、
いちいち読みに行ってたんじゃ処理速度的にもロスが大きすぎる。
ではどうするか?
とりあえず魔王さまの雲が採用したベストアンサーは、
在庫増減ジャーナル
とでも呼ぶべきグローバル変数を、
売上、仕入、受注、発注、生産、消費、などのその他のジャーナル入力の際に、
ついでに生成させておくという方法。
在庫計算に必要な最低限の情報(処理内容、品名、日付、数量)だけが、
あらかじめ別のグローバル変数として書き出されるようにして、
なおかつその在庫増減ジャーナルは、
もちろんはじめから品名毎にインデックスされてアクセスが最速になるように考えておく。
在庫照会のリクエストは、
この例題と同様に2つのパラメータをもっているよね。
つまり
  • 品名コード‥‥在庫数を知りたい品目のコード
  • 日付‥‥いつの時点の在庫か

の2つ。
上の例であれば、
コード「333」の商品について「4月15日」現在の在庫情報が知りたい
という具合。
そこでさっき、
キミらが質問1~2に答えたのと同じ計算ステップをシステムが通るわけだ。
じゃあ次に3番めの質問だが、
コード「333」の商品について「4月15日」現在の在庫情報が知りたい
というリクエストに対して、
キミたちの脳はどう反応するだろうか?
4月15日までの計算はさっきやったから、
次の日からの変動分だけを計算しようとするはずだな?
わざわざもう1回、
4月2日の棚卸からやり直したりしないわな?
クラウド播磨王 つまり、
同じ計算を何度もくりかえすのは無駄だと考えるわけだが、
それと同じように、
システムにも同じことをさせない工夫が必要だね?
在庫照会リクエストを受け取ったシステムが、
計算ステップを最短にするために、
在庫計算完了日付
っていう変数を準備しておこう。
○月○日までの在庫計算はもう終わってますから、
ここまでの計算をくりかえす必要はありませんヨ

って日付のことだ。
はじめて在庫照会のリクエストが来たときは、
在庫計算完了日付はセットされていないので、
棚卸が行われた日が
実質的にそれと同じ意味になる。
システムは、
在庫計算完了日付から、
指定された日付までの在庫増減ジャーナルを調べ、
足したり引いたりして現在理論在庫と過不足を計算する。
そしてまた
「この品目についてはいついつまでの在庫計算が終わってますよ」
ということを示す在庫計算完了日付を更新する。
基本はそのくりかえしなんだね。
例題に戻ると、
質問その1~2が終わった時点で、
キミたちの頭の中の在庫計算完了日付「4月15日」だ。
15日 在庫 30個 発注残90で受注残10 ←これがすでに計算で導き出されている
18日 仕入 20個 →発注残が90から70に
22日 販売 10個 →受注残が10からゼロに
25日 仕入 20個 →発注残が70から50に
25日 受注 90個

上のとおりの推移によって、
仕入分が増えて販売分が減るので
 現在理論在庫 = 30+20-10+20 = 60
発注残(増える見込み)は50に、
受注残(減る見込み)はいったんゼロになるが
25日の新規受注で90に増えるので
 過不足 = 60+50-90 = 20
ということで、
きわどいところだがまだ足りている‥‥という計算結果になります。
Σ(・ω・;|||
実際のアプリケーション構築にあたっては、
販売、仕入、受発注データなどの修正や削除によって、
在庫計算完了日付よりも前の日付のデータが変更になることが頻繁に起こる。
そういう場合、
いったん在庫計算完了日付は無効にして、
棚卸まで戻ってやり直しってことになる。
とても大切な前提は、
販売データ、仕入データの入力時に、
それぞれ対応する受注データ、発注データの残数を消し込みながら入力するってこと。
同様に、
生産データや材料消費データの入力時には、
対応する計画データの残数を消し込みながら入力する必要がある。
つまり、
在庫の過不足を正確に日々追跡していくためには、
販売、仕入、受発注、さらには生産、材料消費、
組立のある場合は部品管理にいたるまで、
幅広く整合性の取れたIT化が前提となる
わけだ。
ε=( ̄。 ̄;)
と、
ここまで読んで、
>いちおう話はわかったけど、
>だったらここでこんな矛盾が出てくるんじゃないのか?

くらいのスルドい突っこみを入れたキミは、
プログラマとしてじゅうぶんやっていけるだけの才能はあるだろう。
よく意味がわからず計算も合わず、
くじけそうになっているキミも、
最後まで読んだだけでエラいw(゚o゚)w
きっと先輩からかわいがられる存在になるだろう。
それぞれの道をたくましく行けよ ̄O ̄)ノ

データは語る

たとえば今年の人気商品で、
しばらく在庫が切れちゃっていたアイテムがあるとします。
いろんなお客さまから問い合わせをいただくたびに、
ちょっと申し訳ない気持ちになりますよね。
そこへようやくメーカーから

100セット限定入荷の知らせが‥‥!
嬉しいニュースですから、
一刻も早くお客さまに知らせてあげたいですよね。
ところが、
あなたのお店で会員登録されたお客さまの数が
2000人
だったとしたらどうしますか?
メルマガで全会員に一斉通知??
‥‥でいいですか?
お店に入荷日を問い合わせてこられた熱心なファンもいれば、
それほど関心のない方もいます。
品切れまえにすでにその商品を買ってお持ちの方もいらっしゃいますよね。
こういうときに、
ふだんからきっちりデータ分析をしておくといろいろ役に立ちます。
お届けしたい情報をお届けしたい相手に伝えることができる。
来店回数やお買い上げ金額、
アンケートに答えていただけたかどうか、
どのキャンペーンでご来店いただけたか、
ご紹介者はどなたか、
そういう傾向によって会員をクラス分けしたり分類したりしておくんです。
プラチナやゴールド、シルバーと、
単純だけども納得性の高いランクづけをしているお店もたくさんありますよね。
まずはプラチナ会員800名に対して先行して情報をお知らせする
‥‥とかね。
ありきたりな例になってしまって恐縮ですけど、
ま、
「とにかく早い者勝ち」みたいな乱暴なことは、
みだりにやらないほうがいいでしょうね。
マーケティングに正解はないんですけど、
そのつどベストな方法を
データに教えてもらいましょうってことなんです。
かくかくしかじかのキャンペーンをどのグループに対して打てば、
誰と誰がいつ顔を出してくれるか‥‥
っていうのがドンピシャで当たるようになってくると、
そりゃあ嬉しいもんですよね。
在庫なんて余るわけがないですしね、
いちど味わうとなかなかやめられない快楽です。
お客さまの声が、
ぐんぐん集まるしくみをつくることができたら、
毎日の仕事が楽しくてしかたありませんよね。
え?
クレームばっかりでやかましい?
いやいや(◎_◎;)
ま、
中には耳の痛いクレームもあるにはあるんでしょうけど、
もちろん、
ほとんどが喜びの声でいっぱいですよね。
ここがよかった、あれがよかった、
ゼッタイまた行きたい、次はどれが買いたい、、
もっとこうしてもらえたらもっとウレシイ

‥‥みたいな。
今回は個人事業主さんがやってる小さいお店でも実現できる話です
あなたのお店のお客さまたちは、
ムカついてしかたがないから来てやった
みたいな人はいないはずで、
あなたやあなたのお店が好きだから来られているわけなので、
きっとその気持ちを伝えたくってしかたがないはずなんです。
もっと好かれて愛されるお店になるためにまず、
お客さまのことについてもっと知っておくこと。
接客を担当するスタッフ全員が
お客さまの情報を共有しておくことが大切です。
初めて来店される方と、
常連のお得意さんとでは言葉のかけ方ももちろんちがいますよね。
笑顔はいっしょでもね。
月間のお買い上げが5万円の顧客と、
30万円の顧客とでは
おすすめする商品もちがいますでしょ。
ベテラン店員ならそういうところの切り分けがちゃんとできるのかもしれませんが、
記憶に頼っていてはミスが起こります。
まして勤続年数の浅い新人なら
ちぐはぐな接客をやってしまう可能性は大いにあります。
そこで活躍するのがポスレジのしくみなんです。
生年月日はいつでお住まいはどこで、
電話番号が何番で‥‥
というような基本的なデータだけではなしに、
どのお客さまが何月何日に何をいくらでお買い上げになったかという、
そのすべての情報を手間いらずで管理するしくみです。
今日が何回めの来店か?
前回のご来店はいつだったか?
そのときの接客担当は誰だったか?
なにか商品の感想を言われなかったか?
お買い上げ商品は何だったか?
これまでの購買履歴は?

‥‥などなど。
お客さまがお店に入ってこられたら、
そういう情報がすみやかにスタッフ全員に行き渡るように。
それが肝心。
笑顔はいっしょなんですけどねヾ(☆o☆):
ポス(POS)
っていうのは
Point Of Sales(ポイント・オブ・セールス)の略で、
日本語に訳すと「販売時点情報管理」のこと。
ひと昔まえまではポスレジっていうと、
スーパーマーケットかコンビニのレジで、
バーコードをピッって読んでいるマシンを思い浮かべる人が多かったんですけど、
いまは小さな個人商店でも導入できるくらい
安くて簡単なシステムがいろいろ出ています。
業態にもよりますが、
商品アイテムの数が1万点くらいまでならコードリーダーも要りません。
おすすめはもちろん、
クラウド型でパソコンがそのままレジになるというタイプのポスレジ。
それってもしかして‥‥
わたしがつくってるやつがぴったり当てはまるんですけどw(゚o゚)w
レジでふつうに精算業務をこなすだけで、
さっき言ったみたいな情報がネット上のサーバにたまっていきます。
情報がネット上にあるってことは、
お客さま自身がスマホとかで自分のポイント情報を確認したりできます。
過去の購買履歴ももちろん調べられる。
ネットショップで買っても地べたの実店舗で買っても、
両方の情報をガッチャンコすることができます。
おっと‥‥(ё_ё)
急に脱線しますけど「ガッチャンコする」ってのは変な日本語なのかな?
通じてるんでしょうか?
ちょっと気になって調べてみると、
俗に「統合する」というような意味があるにはあるんですが‥‥
どうやら
「あとになって組み合わせる」ってニュアンスがあるらしい。
だとしたら
ここで使うにはふさわしくありません。
クラウドで一元化された状態というのは、
あとで合わさるというのとは抜本的にちがってます。
はじめから一体。
たったいまレジを済ませたお客さんが、
その直後にスマホでネットショップに訪れたら、
さっきの買い物でゲットしたポイントがもう使える
‥‥といったような、
そういう一体感があるわけですね。
たったいま銀座の本店でレジを済ませたお客さんが、
テレポーテーションで1秒後に心斎橋支店にあらわれ、
別の商品を買おうとすると、
>さきほどは銀座店で、
>当社の足裏マッサージ機をお買い求めいただき
>ありがとうぎざいました。
>店頭で揉み心地を試されていかがでしたか?

と、
まるでその店員さんまでがテレポーテーションでずっとくっついてたのか
っていうくらいの言葉をかけられてしまう
‥‥っていうような、
それほどにライブな一体感がクラウドにはあるんです。
どんなクラウドにもあるというわけではないんでしょうが、
魔王さまのクラウドにはちゃんとポスレジ機能もあって、
そのくらいのライブ感がある。
ライブなデータには温度があります。
蓄積されたデジタルな情報をサーッと斜めに眺めるだけでも、
現場での気づきと気くばりが断然ちがってきます。
ちょっとしたスキマ時間を利用して、
検索条件とか指定して、
集計とか傾向分析とかを是非やってみてくださいナ(。・・。)
ぼお~っと寝ころびながらね、
クリクリクリッとクリックするだけでもいろいろ機能が試せますから。
クラウドなら時間と場所を選ばずにお仕事できる。
お仕事が大好きでお客さんのことが大好きなあなたに向いてます。
ふと気になって浮かんでくるお客さまの顔がありますでしょ?
それって意味があって浮かんできているんですよね。
だからそういうときはスルーしない。
どういうおつきあいの方だったか、
思い出してみましょう。
なんとなく好みが変わってきていることには気づいてましたよね。
去年のお買い上げはどうだったか、
2年まえはどうだったか。
あなたがお休みの日に何度か来られていたことを見落としてませんか。
とりとめのない作業かもしれませんが、
そんなふうに眺めていると、
思わぬ発見がきっとあります。
データは語るんですから。
あなどれません。
>ちょうどいまそれ欲しいと思ってたとこなんですよ~!
>どうしてわかったんですか?

って
ビックリされるってことが現実に起こってきます。
きのうの夜、
あなたが顔を思い浮かべたお客さまが、
予感したとおりの時刻にお店にあらわれます。
さすが、
大宇宙からやってきた大魔王さまがつくった魔法みたいなクラウドだけのことはあるんですけど、
そのうちデータなんて見なくっても、
わかるようになってきます。
そうやってふつうのお客さんがファンに昇格するんです。
ポスレジのデータっていうのは毎日どんどんたまります。
ためて放っておくだけなら冷たくて無味乾燥なものなんですけど、
属性ってやつを整理しておくことで取り出しやすくなります。
気の向くままに取り出して、
眺めて触れて味わって、
キレイにしてまた大切に戻しておく。
そうこうしているうちにハッと何かが見つかることがある。
法則性が読めることがある。
いわゆるITともうひとつのITは相互に補完しあう仲なんですよね。
(。・・。)