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情報の3S

さて、
いまここに、
食べる物があまっているとします。
肉でも魚でもチーズでもよりどりみどり。
お酒もデザートも、
すべてそろっている。
いくら食べても値段は同じ(ё_ё)
ていうか、
大半のものは無料。
──すなわち食べ放題。
w(゚o゚)w
だからといって、
ガバガバとなんでも口に放りこんでたら腹をこわしますね。
そのまえに、
腹いっぱいで食べられなくなる。
現実の社会では、
食べる物が次から次と果てしなく運ばれてくる‥‥
なんてことはないんですけども、
情報に関してはこれがある。
次から次へと果てしなく出てくる。
テレビから、
おしゃべりの相手から、
そして、
インターネットから‥‥
しかも、
お好みのものが選べる。
食べても食べても食べても食べても食べても、
これも好きでしょ、これもおいしいよって、
際限がない。
よほど適切に取捨選択しないと、
頭がイカれてしまうでしょうね。
いや、もうすでにかなり食べすぎで、
脳がメタボリックシンドロームになっちゃってると思われます。
情報の摂取に、
よほど注意をしてください。
ITの積極的な活用を呼びかけたいこの場で、
正反対の主張をするようで変ですが、
インターネットは危険
できることなら、
いつでもパソコンと切り離れられる生活を送りましょう。
え?
ネットを切ったら仕事ができない?
──ま、
そうでしょうね。
実はわたしもそうなんですけど、
なのでやはり、
適切な情報処理術を学ぶ必要があります。
あなたが情報を扱おうとするときには、
ひっきりなしに思考がはたらいていますから、
アタマが休まらないんです。
情報が脳にストレスをかける
わたしたちはたいてい
情報を取捨分別すること関して無自覚です。
情報がひとつ入ってきたら、
それについていちいち反応して、
なにがしかの判断をしているはずなんですが、
判断そのものが無自覚になってます。。
テレビが受け身なのにくらべたら、
ネットはオンデマンドでみずから行き先を決めてるような気もするんですけど、
あまりにも情報が多すぎて判断が麻痺してしまってる。
くちゃくちゃむしゃむしゃ、
とっくに満腹になっていることも忘れ、
ずーっと口を動かしているうちに、
味もわからなくなってしまってることにも気づかず、
おいしいという思いこみだけで食べ続けるようなもんでしょうね。
思考にエネルギーを費やしているあいだに、
気持ちが散漫になってしまう
ってことに関して、
わたしたちはあまりに無自覚です。
アタマを休める
ことの意味すらわからない。
情報に埋もれて身動きが取れなくなり、
思考が混乱して収拾がつきません。
そんな状態によほど注意してください。
うつ病の原因のひとつは
ストレスで脳が疲れてしまうことです。
情報過多なんです。
わたしたちは自覚できてませんが、
情報を減らして思考をスッキリさせることって、
実はものすごく大切だということを理解しておいてください。
日々ゴキゲンで心かろやかなら、
コミュニケーションも潤滑になって、
仕事の成果も上がるでしょう。
そのために
ときどきでいいので心がけていただきたいことが
情報の3S = 情報の 整理・整頓・清掃
ですね。
なんせ人の頭の中は、
定期的に点検してやらないと、
色のちがう何本もの毛糸がもつれにもつれてこんがらがって、
なにをどこから手をつけたらいいかわからなくなってます。
きっとあなたもです。
いま、
アタマの中にいくつ悩みがあるかわかりますか?
2つか3つならマシなほうでしょう。
悩みはないとしても、
やりたいことはありますよね。
もしかして、
やりたいことがわからなくて、
それを探している最中ですか。
人生をもっとおもしろくしたくて、
あれこれ模索してましたか。
やりたいことを、
どんな順序でいつまでにやるか、
なんとなく決まってますか。
漠然とやりたいなと思ってるだけじゃ、
なかなか実現しませんよ。
やりたいことがたくさんありすぎてたまっている人は、
たいへんでしょうけど健全ですよね。
最近ウソをついてしまった人は不健全でたいへん。
どうやったらごまかせるか、
誰に何をどう言うべきか気が気でないかもしれませんよね。
株とかFXとかやっている人は、
たいてい利益の計算で忙しい。
ま、
そんなふうに、
フツウの人はアタマがけっこういそがしい
楽しんでるように見えても、
それは自分が楽しんでいると思いこみたいだけで、
実はけっこう疲れてる。
──そんなアタマを、
ちょっと休ませてあげませんかって話。
ひっきりなしに出たり入ったりしている情報を管理することによって、
要は、
アタマを──特に左脳を──落ちつかせてあげたい。
情報の3S
は、
思考の3S

言い換えることもできるでしょう。
トラディショナルな3Sの定義といいますと──
  • 整理‥‥
    必要なモノと不要なモノを区別し、
    不要なモノを捨てること。
  • 整頓‥‥
    必要なモノがすぐに使えるように置き場所や置き方を決め、
    誰でもわかるように表示すること。
  • 清掃‥‥
    まめに掃除をして、
    場をいつも清潔に保つこと。

──ですね。
3S活動
というと、
モノづくりの現場で工具や材料を片づけることがまず思い浮かぶでしょうが、
実はこの活動はけっこうオールマイティなのです。
工場の中だけじゃなしに、
パソコンの中に対しても有効、
アタマの中、ココロの中、サイフの中、
どれに対しても
けっこう有効です。
必要だと信じて疑わず、
食いつくように日経新聞とか読んでいる人、
電車の中でよく見かけますけど、
ほんとうに必要かどうか、
いちどじっくり考えてみてください。
ニュース番組なんて見なくったって
実はな~んの支障もない
──ってことに
わりとあっさり気づくかもしれませんよ。
新聞もテレビも雑誌も、
だまされたと思っていちどやめてみてはどうでしょう?
インターネットも、
完全に断つことがむずかしいなら、
期間を決めてやめてみましょうよ。
特に「フェイスブック」は要警戒ですよ。
自分なりのスタンスを決めずにボケ~ッとやってたら、
知らず知らずのうちに脳コレステロールが溜まっちゃう恐れがあります。
たまには
情報のスペースクリアリング

やるんです。
頭からも心からも不要な情報を消去する。
パソコンのディスクの中、
どうなってますか。
きれいにフォルダ分けして見やすきゃいいってもんじゃありませんよ。
なんでもかんでも溜めすぎてやしませんか。
昔のカノジョの写真とかアイドルの動画とか、
未練たらしいファイルが溜まってやしませんか。
そういうとここそ思いきってスペースクリアリングですよ。
パソコンのデスクトップ(起動したときの画面)が散らかってるなんて問題外です。
ショートカットのアイコン、
いくつありますか。
5つくらいなら上出来ですけど、
10個を超えるとだらしないですね。
「エクセル」「ワード」ファイルのショートカットが散らかっている人ほど、
ITが活用できてないと断言していいくらいです。
思いきって捨てちゃってください。
あとで「捨てなきゃよかった」なんてこと、
ほとんどありませんから。
ぜんぶ気のせいですから。
ファイルの更新日付の古いものから、
順にチェックしてみてください。
この3年間
いちども開いてないファイルとか、
過去から自由になるためのステップだと思って、
迷わずゴミ箱へどうぞ。
そうやって
スッキリサッパリの爽快感を味わうことを習慣にしましょう。
考えなくてもいいことは考えない。
ストレスに取り囲まれて
うつ病になりかけているあなたにとって、
これは緊急課題です。
考えなくてもいいことを考えないために、
重要な課題を抽出する必要があるわけです。
ちなみに当社では、
TO-DOリストのチェックから一日がはじまります。
すべての業務に、
重要度と緊急度をつけて魔王さまの雲に放りこむ。
そうすると、
次、やるべきことは何か、
きょうしないといけないこと、
あしたでいいこと、

いつでもクリアに示されるしくみ。
いま、
絶対にやらないといけないことはこれとこれ
──っていうのを、
なんのためにチェックするかというと、
やらなくてもいいことを忘れるためです。
あとのことはぜんぶ忘れてもいい
っていう状況をつくりたいわけです。
経営指針書をつくって、
重要課題をまとめるっていうのも同じことだと思うんです。
会社全体をオーバーホールして、
大局的な目線で重要課題を洗い出す。
たいてい5つか6つに絞られます。
それを重要度の高い順に並べて個別方針を決めていく。
この作業によって、
重要課題に意識がフォーカスし、
それ以外の細かい課題が削ぎ落とされるんです。
「身口意(しんくい)」という言葉をご存じでしょうか。
人間の行為すべてを、
  • 身体のはたらきである「身」
  • 言語活動である「口」
  • 精神作用である「意」


分類したもので、
もとは仏教用語です。
しんどいとき、
冴えないとき、
ベストが発揮できないとき、
パワーが集中できないとき‥‥

っていうのは、
思考の3Sが守られていないとき。
脳がガス欠を起こして気持ちが散漫になっているときです。
「身口意」が主人の言いつけを無視して
勝手バラバラに動きまわっているんです。
自分の意識が「いま、ここ」で、
どっちを向いているか観察する能力を高めましょう。
心を空(くう)にして、
はっきりした気持ちで物事に取り組めば、
そうめったやたらとしくじることはなくなります。
すべての課題を集約して一元化し、
緊急度と重要度によって優先順位をつけてみましょう。
一点にパワーをまとめてから動くなら、
いつでも自己ベストで事に当たれるんですね。
可能なら、
なにもしないでやりすごすノウハウを身につけましょう。
あなたが「やらなければならない」と思っていることの半分、
いや、
もしかしたら8割以上は、
実はやらなくてもいいことかもしれません。
まずは、
テレビを見ない習慣からはじめてみましょうか。
あなたがいくら原発がけしからんと怒って、
通勤電車の中で新聞に顔を埋めながら、
再稼働は危険だぞ、
いまの内閣はバカだぞアホだぞとヒートアップしたところで、
あなたには政権担当能力ないんですから。
ニュース断食という言葉もあるくらいなので、
つまらんニュース番組に引きこまれてないで、
そんなヒマがあったら瞑想でもしてください。
それから、
パソコンの中でいらないファイルをごっそり捨てて、
空き領域を倍増させてください。
パソコンの中のデータがぐちゃぐちゃな人は、
身口意もそれ以上にぐっちゃぐっちゃです。
ぐちゃぐちゃなもの
を、
ここでスッキリサッパリさせましょう。
ITのおかげで、
見ず知らずのわたしとあなたが
遠く離れたままコミュニケーションできる時代となりました。
心がスッキリサッパリすると、
事業ドメインもスッキリサッパリ。
5年後の会社の姿がスッキリサッパリ見通せる、
そんなアドバイスを用意しますんで。


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