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自分のことは自分で守る

>風邪ひいたら熱が出るよな。
>熱が出たらよけいしんどいよな。
>でもさぁ、
>熱って
>なんで出るか知ってるか?

息子のミチハル(仮名)に、
自己治癒力ってもんを教えようとしました。
まだ小学校3年なので、
教えてもどうせすぐ忘れると思うけど、
でも話しました。
また熱を出して学校を休んだからですね。
よく調子を崩して休むんです、
うちの息子は。
子どもの調子が悪くなると、
嫁は決まって医者へ連れて行くとか薬を飲ませるとか、
かなり神経質にうろたえます。
わたしは逆に、
医者にも薬にも頼りたくないタイプなので、
39度までの熱ならひとまず様子をみようとします。
そこで意見の合わない嫁と言い争ってもしかたがないので、
とりあえず自分の考え方を伝えたら、
あとは任せます。
ミチハルも、
自分がしんどいときはやっぱり薬を飲みたがる。
喘息ももっているので、
咳が止まらないときなどはかわいそうになって、
投薬もやむをえないかなと思ったりもしつつ、
いちおう咳の止まる呼吸法を教えます。
でも、
きょうはどう見てもふつうの風邪。
寝てりゃ治るってやつ。
>いいか、
>熱っていうのはな、
>からだが自分を守るために出してるんだぞ。
>ばい菌を熱でやっつけてるんや。
>薬はな、
>熱を下げてくれて楽にしてくれて、
>ばい菌もやっつけてくれるから、
>ええことばっかりやけどな、
>でもな、
>いっつも薬ばっかり飲んでるとな、
>からだは自分のからだを守ることを忘れてしまうねんぞ。
>つまり、
>からだがボケてしまうんや。
>それでもええと思うか?

──まるで脅かしてるみたいですが、
ま、
ほんとうの話ですしね。
守られすぎるとボケる。
世の中が便利になって、
この類のことが激増しているんです。
息子にはボケてほしくないので、
ついでに、
エアコンの話もしておきました。
>エアコンもな、
>使いすぎに注意せなあかんぞ。
>人間のからだっていうのはな、
>暑いときにはな、
>汗を出して自分のからだを冷やす機能があるんや。
>寒いときには反対にな、
>ぎゅーっと縮まって熱を逃がさんようにする機能がある。
>めっちゃ寒いときってさ、
>ミチハルくんのおちんちんってどうなってる?
>しわしわになってちっこくなってるやろ?
>ああやって体温を調節する機能があんねんぞ。
>それがエアコンの使いすぎでボケてしまうねん。

──人間のこんな生活機能、
おとなのみなさんは知ってますよね。
でも、
わかっちゃいるけどやめられない。
‥‥ですよね。
やっぱりどう考えても、
いまのご時世は
守る 鍛える

が主流。
>わたしたちには守られる権利があるでしょ。
>守ってちょうだいよ。
>わたしたちを守るのがあんたたちの義務でしょ。
>そのためにお金払ってるんでしょ。
>守りなさいよ。

こんな調子なのは、
学校だけじゃないですよね。
いまはもうなんだか、
日本国全体がこんな調子。
ちょうどいま安倍政権が、
集団的自衛権についての憲法解釈をこねくりまわして
国会がややこしいことになってますが、
日本は、
自分で自分の国を守るっていうより、
アメリカに守ってもらおうっていう意識のほうが強い国。
攻めることを止められた国で、
もう二度と攻めませんと約束させられた国。
だから、
どこからも攻められることもないと信じているのかもしれませんが、
とにかく、
守ってもらうことに慣れている。
自分のことは自分で守る意識が希薄です。
ああ‥‥
子どもの発熱から、
話が憲法解釈にまで脱線してはいけませんね。
でも、
守られすぎるとボケるっていうのはほんとうでしょう。
心も体も、国も。
医学がどんどん進歩して、
いい薬もどんどん開発されてる。
それなのに自己治癒力を高めるために、
痛みや苦しみを辛抱する必要があるのか?

──さあ‥‥?
どうなんでしょうか?
インターネットがどんどん普及して、
スマホで検索したら答はすぐに出てくるのに、
それでも勉強する必要があるのか?

──さあ‥‥?
どうなんでしょうか?
世の中が便利になって、
わたしたちがどんどんボケていきます。
知らずしらずのうちに、
免疫力が低下しているってことなんです。
先日、
ソフトバンクがロボット事業に参入することを、
孫社長が記者会見で発表して話題になりましたね。
自分のかわりに掃除してくれる、
洗濯してくれる、
メシもたいてくれる、洗い物もしてくれる、
確定申告も‥‥。
ロボットがなんでもやってくれる日がやがてくるでしょう。
しかもソフトバンクのロボットは、
感情を認識するっていうじゃないですか。
>なぁロボピィ、

>オレちょっとさあ、
>女の子とか苦手やからさあ、
>オレのかわりに恋愛してきてくれへんかな。

‥‥みたいなことが、
そのうちあるんだかないんだか。
それでも人間、
丸腰で、つまり、すっぱだかの自分ひとりが身ひとつで、
やらないといけないことがゼロになったりはしませんよ。
わたしは過度な我慢を強いることには反対ですが、
鍛えるという意識とその方法は人並み以上にもっておきたいし、
子どもたちにも伝えたい。
機会あるごとに、
ボケるほうではなくて、
強くなるほうを選んでほしい。
だっていざというとき、
愛する者を守るために、
立ち上がる強さが必要になるじゃないですか。
──え?
それもロボットにやらせたらいい‥‥ですか?
なるほどぉ~ε=( ̄。 ̄;)


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