かなり大切な原則

わたしたちは感情に従って行動しているように見えて、実は反対。 行動することで感情を強めている。 ジョージウエインバーグの示したこの「自己創造の原則」で、感情はコントロールできる。 そのうえ、ふだん知覚できない神経反射にまで応用できるのだ。

感情に振りまわされるのはまっぴらだ

感情をコントロールして、 心の落ちつきを保つことは、 このサイトのメインテーマのひとつです。 怒りにしろ悲しみにしろ、 マイナスの感情に振りまわされる人生はまっぴらなので。 ぜひ覚えておいてもらいたい原則がひとつあります。
なにをするにもほんとうに役に立つ原則ですから、
マスターして活用していただきたい。
従わなければ弱めることができる
っていう‥‥、
ただそれだけなんですけど(ё_ё)?
自分の心の奥のほうで
消極的なエネルギーが生まれたとしても、
それに従いさえしなければ弱められる。
やがては消える。
反対に、
せっかく積極的なエネルギーが生まれても、
それに従って感情を奮い立たせ、
行動につなげることができなければ‥‥
また弱まってしまう。
ジョージウエインバーグ(George H. Weinberg)というアメリカの心理学者が書いた
Self Creation
は、
この原則とその使い方を心理学の見地からていねいに解きほぐしてくれる名著です。
「自己創造の原則」(翻訳:加藤諦三)という邦題で日本でも紹介されましたが、
いまは絶版になっているみたいです。

ウエインバーグのいう「自己創造の原則」とは──
あなたは、
どのような動機となる考えも、
どのような感情も姿勢も信念も、
それらを強める結果をもたらす行動をやめることによって、
弱めることができる

──というもの。
これだけではさっぱり伝わらないかもしれませんが、
最初にこの原則を知ったときは驚きました。
ふつうは、
怒りや悲しみの感情がに起こって、
それにもとづく行動がから続く
とわたしたちは思ってます。
アドラーのいうように、
目的達成の手段として感情がつくられているのだとしても、
とにかく感情がで行動がだ。
たしかにそれはそうなんだが、
実は、後に続く行動によって、
その手前にあった動機を強めたり弱めたりすることができるんだ、
すなわち、
感情も結果的にコントロールできるんだ
という
順序
わたしたちは感情に従って行動しているように見えて、
実は、
行動することで感情を強めたり弱めたりしている。

たとえば深呼吸──
ドライブ中に前の車に追突してしまうような怖いめにあえば、
ドキッとして心臓がバクバクするね。
頭の中が真っ白になって、
ブレーキとアクセルを踏みまちがったりする。
そんなとき、
呼吸は短く浅くなっているはずだ。
ヒヤッとしたから呼吸が浅くなって、
指先が冷たくなったりするけど、
あわてた心を落ちつけるために深呼吸したらいいことはよくごぞんじのとおり。
>ああ!
>前の車の運転手さん激怒しているにちがいない!

なんて、
そんな恐怖心に振りまわされず、
深呼吸することで、
心を落ちつけることができる。
これ、
原則活用のわかりやすい例です。
ますますあわててパニックになってしまう人もいるけど、
従わなければ弱めることができる
この原則を知っておくだけで
人生の半分は救われるんです。
そしてこの素晴らしい原則は、
思考で捉えられる三次元空間だけのものにしておくには惜しい。
心で起こっている無数の条件反応と、
身体で起こっている神経反射、
ぜーんぶ引っくるめたエネルギー連鎖のすべてに
この原則を当てはめることができる。
自分まるごとなんでもコントロールできるってこと。
あるがままのわたしたちは、
ただの反射体にすぎない
ので。

自分を完全にコントロールしたい

原則を反対からいうと──
従えば強まる
です。
あなたが何らかの行動を起こしたとします。
するとそのたびに、
自分のしたことの動機となった考えを強めているのです


「自己創造の原則」は教えてくれますが、
これも目に見える三次元空間だけのものにしておくのは惜しい。
自分の組成

多重構造の円として捉えてみるとわかりやすくなります。
内側から湧き出ているエネルギーに、
外側から刺激を受けて発生したエネルギー。
それらのエネルギーは
中心寄りの円で発生してだんだんと外側の層へ向かう。
玉突きのようにメッセージを次々に渡しながら、
同じベクトルを持ったさらに大きなエネルギーへ。
いちばん外側の層は意識することのできる思考エリアで、
エネルギーが言葉や態度に化ける。
内側からのエネルギーは、
消極であったり積極であったり

消極とは即ち、
下向きで、マイナスで、陰性で、
否定で、破壊で、争いです。

積極とは即ち、
上向きで、プラスで、陽性で、
肯定で、建設で、平和です。

内側で発生したエネルギーが外側へ波及していくプロセスで、
内側からのエネルギーに外側が従わなければ、
そのエネルギーは弱められるのです。

むずかしく書いてしまったけど、
ここ、めっちゃめちゃ大切なところなので、
100回くらいくりかえしてわかるまで読んでもらいたいとこ。
感情に振りまわされて、
ぶっさいくなチャラ男、チャラ女になりたくないなら、
自分が流されるのを食い止めようよ。
内側からのエネルギーを弱めるために、
どうしたら
それに従わないでいることができるか考えようよ。

ここが肝心。
まず、
内側で起こっていることを客観的に捉えられるかことが前提。
目に見えず、
いくら思考をはたらかせてもつかまえられない動きを、
もうひとりの自分が見たり感じたりするってこと。
それができるようになるために、
心のしくみ、
我とは何ぞや?

学ぶわけだ。
その手段は、
これも別のページで後で詳しく説明するつもりだけど、
たとえば瞑想。
瞑想は、
ほんとうの自分を見つめるための最強の手段なんだが、
たとえ見ることができなくても、
ただ見つめようとすること自体がエネルギーを止めることになる。
ダーンと当てられたらワーッとなってウロチョロする習慣を止める方策として、
心を見つめるという新たな習慣で置き換えましょう
って話。
意識を、
内へ内へ、奥へ奥へ。
感じること、 感じ尽くすこと、
魂の囁きに耳を傾けること。

それにはまず、
中心には何があるのかっていう、
原初のエネルギーを知らないといけませんね。
いっぺんにぜんぶは説明できないので、
またこれも別のところで必ずもういちど解説するけど、
真ん中にいるのが真の自分ってことで、
宇宙と直接的につながっている「氣」だと思ってほしい。
氣なんてわからない、
ほんとうは何もないんじゃないかというなら、
その何もない「空」が自分だ。
たとえいちばん奥までたどりつくことができないとしても、
より奥へ進む過程に意味がある。
深層と表層を行き来するエネルギーの連鎖パターンを、
感じとることができて、見渡すことができて、
原則を理解することができれば、
どんなエネルギーでもコントロールすることが可能になる。
どんな言動でもコントロールできる。
そんな自分でありたいと思いませんか?

細胞が勝手にやってくれるまで

動機となった想いと、それに続いて起こる行動とのあいだに、
多くのステップがあるほどコントロールは簡単になるといえます。
腹が立ったときに、
ブン殴りたい相手が目の前にいたらヤバいけど、
電車を乗り換えて1時間かけて会いにいかないといけないくらい離れているなら、
そのあいだにアタマを冷やせる。
じゃあ、
バンと当たられて「わっ!」と叫んでしまうような
ステップが極めて短い反射行動でも
コントロールは可能
なのか。
人一倍キレやすく、感情に振りまわされやすかったキクゾウさんは、
イライラした自分をどうしたら止められるか、
何年も何年も悩み続けた。
答が見つかったときには泣いて喜んだ。
中村天風師の生み出された「神経反射の調節法」は、
西洋の科学をあらゆる意味で凌駕する哲学が織り込んである。
驚くばかりだ。
顕在意識の届かない
奥深いところで起こっているエネルギーの流れまで止められるのが、
クンバハカ密法の真価。
これ知っとくと日常生活でものすごく助かるので教えてあげますが、
エネルギーには感じ尽くしたら消える性質があります。
じっと見つめていれば溶けてなくなる。
怒りやら恨みやら、悲しみやら嫉みやら、
引きずりたくない感情なら消してしまうのがいいんだから、
湧いてきたときは、
なんせ思考をはたらかせず、
言葉にしないことだけを気をつける。
最後の最後までエネルギーに従うなってことが要諦だ。
ごまかさず、逃げ出さず、はっきり向きあい、
なおかつ従わないことを選べってこと。
>軽くスイングして芯に当てれば球は飛ぶよ
‥‥っ
ていう話なんだが、
話を聞いて理屈でなんとなくわかっただけでは球は飛ばないので、
くれぐれも肝心なのは実践であり、実感です。
実践して実感すること、
実感することを実践すること。

習慣にして毎日まいにちくりかえし、
細胞が勝手にやってくれるようになるまで続けること。
それに尽きます。