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若ゾウ対談 ── モテる秘訣

とにかく、
この若ゾウとは奇妙な出会い方をした。
このホロ酔いな会話の1時間ほどまえに初めて会ったばかりだ。
いつもは有料でしゃべってるけど、
こうやって隣り合わせになったのもなにかの縁だからな。
今日は特別にタダでしゃべってやってるんだ。

ずいぶん上から目線なんですね。

キミとは出会い方がおもしろかったから大サービスなんだぞ。
うれしいだろ。

あ、
いえ、まぁ‥‥
そんなにズバッと言ってくれる人、
珍しいですから‥‥。

そうだろ。
だいぶ珍しいだろ。
オレのニックネームはな、
「珍獣キクゴン」っていうんだ。

‥‥(-_-)?
だいぶ珍しいです。
いっつもそんなんなんですか。

そんなわけないだろ。
初対面でずいぶん歳も離れてるから
打ち解けようと思って気をつかってあげてるんだ。
いつもはもっと紳士的にしゃべってるけどさ、
キミのように死にそうな顔をしている若ゾウを見ていると、
ついおせっかい焼きたくなるんだ。

死にそうって顔って、
そんな‥‥

老婆心ってやつだ。
オレはジジイだが心はババアなんだ。

はい‥‥(-_-)
ありがとうございます。

モテないだろ、キミは。

え(-_-)?
そうですかね。
いちおう彼女はいませんけど。

うん?
そこで「いちおう」とか言ってる意味がわからんがな。
彼女がいるっていうのとモテるのとは別やけど、
自分から女の子を口説くっていう雰囲気がぜんぜんないもんなぁ。

あ、
ないですね、そういうの。
なんかそういうの、興味ないです。

そういうのは興味なくっても、
事業を興そうという志はあるんだな?
そんなんでほんとうに起業できると思ってるのか?

起業とモテるのとは関係ないでしょ。

あるでしょ。
関係ないわけないでしょ。
商売するにしたってなんやったってさ、
けっきょくはヒトやお金を引き寄せなあかんのやから。
ま、なんせキミみたいにな、
なんて言うか‥‥
色白で女の子みたいに可愛い顔したタイプはな、
名刺交換しても次の日になったら忘れてしまうしな、
アーチスト的ではあっても商売人っぽくないわな。

ちょっとそこはコンプレックスありますね。
だから
ワイルドさを演出するファッションを心がけたりしてるんですよ。

へっ、
そうなのか。
わざわざワイルドさの演出なんかせんでもさ、
クールならクールな路線でええやないの。

いえ、
そこはコンプレックスですから。

自分で「そこはコンプレックスですから」なんて言えるもんは、
コンプレックスのうちに入らんのじゃないか。

じゃあなんて言います?

うん?
「個性」とか「らしさ」でええんちゃう?
ちがうかもしれんけど、
とにかくまぁ、
モテたいと思って努力しているわけだね。

そんなの普通じゃないっすか。

普通じゃないって言ってるんじゃないだろ。
いいんだよ、努力はしても。
ただね、
「モテたいならモテようとしてはならない」
っていうルールがあるのを知らんだろう?

知るわけないでしょ(-“”-;)
そんなの。

なんだ、おまえ。
怒ったのか。
そんなコワい目でにらんでないで、
ビールつげよ、ホレ。
オレのグラスが空になっとるやろが。

あ、
すいません。

よし、
「モテたいならモテようとしてはならない」
っていうのはな、
パラドキシカルな対処法のひとつでな、
偉大な真理なんだ。

だ(◎_◎;)?
誰の言葉なんですか、
それは。

オレだよ。

‥‥

なんだよ。

いえ、
なんなんですか、
だから、それは。

キミがな、
モテようとして雑誌やらブランドものを買うときの気分だがな、
「モテたい」
っていう願望のウラにな、
「自分はモテてない」
っていう想いがあるだろ。

モテてないからモテようとするんじゃないでしょうか。

うん。
まぁそうかもしらんけどもだな、
現状認識としてだよ、
>自分にはワイルドさが欠けている。
>男としての魅力がない。
>とにかく努力してワイルドさを演出しないとモテない。
>これから先も彼女ができない。
>いざというときにエッチできない。

とかなんとか思っているわけだ。

あの‥‥
勝手に増やさないでくださいよ。

お、おぉ、
すまんすまん。
とにかく、
「ワイルドじゃないとモテない」と思ってだな、
それを動機としてあれこれ苦心したとしたらだよ、
モテない想いをいたずらに強めるだけの結果が来るんだ。

ファッション雑誌は買っちゃダメなんですか。

そういうことじゃないだろ。
どういうつもり
それをやるかが肝心なんだ。
動機だよ。
いまでもそこそこモテてるけど、
もっとモテてやろうっていう気分でやるならいいんだ。
同じことをやっても結果が異なる。
心に及ぼす影響がちがうと言えばわかるかな。

じゃあ‥‥
モテないやつはとことんモテないじゃないですか。

ちゃうよ。
気のもちよう

とにかく大事だ
って言ってるんだ。
100回連続でフラレたとしてもだよ、
「次はイケる」
パンパカパーンと信じられるかどうか。

アホじゃないですか。

アホちゃうよ。
そこの変テコな理屈の中にさ、
かなり大切な原則が潜んでるって話なんだ。

はいはい。
ちゃんと聞いてますから、
わかるように説明してくださいって。

え、うん、
わかるように言ってないかな?
ま、
オレも酔ってるしな。
もうちょい具体例を挙げてちゃんと教えてやりたんだが‥‥、
う~んと、
今日はやめとくわ。

えっ、
そこまで言っといてやめるんですか。

うん、まぁとにかくさ、
コンプレックスをどうこうしようと思わずに、
自分の「強み」のほうに集中するんだ。
「ここなら勝てる」っていうところを磨いて、
自分はもうじゅうぶんイケてると信じ切ることだよ。

それができりゃあ誰だって苦労ないじゃないですか。

お、よし。
おまえにな、
オレの名刺をさ、渡しただろ。
そこにオレのホームページのアドレスが書いてある。
読むのはタダだから読んでおけ。

なんでそこまで高圧的で上から目線なんですか。

オレはもう50なんだぞ。
おまえの倍以上も長く生きてるんだし。

そんなとこに年功序列はないでしょ。
それにボク、27ですよ。
倍もないでしょ。

なに?
おまえね、もうそんな歳なの?
だったらもっとキツく言わしてもらうけどね、
教えてくれっていうから教えてやってるんだろ。

まぁそうですけど‥‥。
いや、
そうでしたっけ?

とにかくな、
ワイルドに生まれ変わりたいなら生まれ変わるでいいよ。
そういうファッションしたらいい。
しかしな、
同じことをやってもだよ、
それでモテるようになるルートと、
ますますモテないようになってしまうルートの両方ある。
どっちの道を行くかは動機の差が問題なんだ。

そういうところがホームページを読めば詳しく書いてあるんですね、。

そういうこと。
自分の「強み」の見つけ方も書いてある。
>努力しても並にしかなれない分野に無駄な時間を使うな。
だ。
これはオレの言葉じゃないぞ。
ドラッカーだ。

「もしドラ」の人ですね。

‥‥まぁそうだ。
きっかけは「もしドラ」でもいいけどね、
ちゃんと本人の著書も読めよな。
「強み」に集中することの大切さがこんこんと書いてある。

「強み」ですか。
たしかにパッと思い浮かびませんね。

生きる姿勢が消極的だとどうしてもそうなってしまうんだ。
おまえの顔立ちにしたってさ、
コンプレックスがあるとかいうわりにはさ、
城みちるみたいでキュートだぞ。

それ、だれなんすか、
ジョウミチルって?

イルカに乗った少年だよ。
知らんかな。

なんすか、それ?
だから、
キュートだとか少年とか言われるのがコンプレックスだって言ってんですよ!

自分でそうやって「コンプレックスだ」と強調することでだな、
コンプレックスにしなくていいものまでコンプレックスにしてしまってる
って話をしてるんだぞ。
わざわざこしらえたコンプレックスなんだから、
克服しようとがんばったってそう簡単には解けない。
な、
着る物や化粧でいろいろごまかしてワイルドになりきったところでな、
ほんとうの自信はますます小さくなるだけだ。
動機を自覚的に意識しとかないと努力が裏目に出るぞ。

はぁ‥‥。
理屈はわかってきましたから、
たたみかけるような言い方はやめてくださいって。

オレは今日は講師なんだから先生なんだ。
がまんしろよ。

そういうの、
モラルハラスメントですよ。

いまはやりのモラハラってやつか。
ふん、そうかもな。
すまんすまん。
いまどきの社会ではオレは罪人だ。
島流しだ。

あーもう、
わかってるならいいです。

あ、
先生といやぁ、そうだ、
おまえ、
小野先生にお礼したか?

いえ、
まだ行ってません。

アホ。
今日いちにちお世話になっといて無礼なやつだな。
すぐビール持ってあいさつしてこい。
ほれ、行け。

なんですか、
それ。
まるでボクを追っ払おうとしてるみたいじゃないすか。

そこなんだよ。
「自分が追い払われる」

おまえが感じていることが、
オレの行為を「追い払う」に変えてるんだ。
だが実際はな、
オレはおまえが小野先生ともう少し話せる機会を増やしてあげようとしている。
いや真実は、
またそれともちがっているかもしれないが、
ともかくおまえの想うことが現実を良くも悪くも変えるっていう
これが見本だ。
モテる男になってほしいと祈ってるんだからな。
ほれ、
行けって。

いつのまにか「おまえ」とか言われてるし‥‥

なんだって?

いえ‥‥


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