人間活動に専念ガイド:心のレスキュー隊に猶予はない
このカテゴリーの投稿一覧
§ 心のレスキュー隊に猶予はない
> 1-次の使命
□心のレスキュー隊に猶予はない
□産業カウンセラー養成講座がはじまりまして
□デジタルからメンタルへ
□アンパンマンの目線で飛んでみようか
□産業カウンセラー試験にやっと合格できまして
> 2-こころセンサー
□助けたいか助けられたいか──50をすぎての恩送り
□社員がMGのインストラクターになるの巻
□ガンになるまえに考えるガンの治し方
> 3-自分の復元
□好かれる努力はやめなさい
□感情は抑えるな
□やっぱりブスより美人ですか
> 4-職場のメンタルヘルス
□インバスケットを職場のメンタルケアに活かす試み
□傾聴の技法をリーダー研修で伝える
傾聴の学び
人の話を聴く
っ
ていうことが、
このカテゴリーのメインテーマです。
>社長は人の話をぜんぜん聴いてない!
と
激しくなじられ、
社員との関係をこじらせ、
職場の雰囲気が悪化したころがありまして、
事態はシリアスだったので。
>猶予はない
というタイトルの響きに、
当時の葛藤を感じ取っていただけるのではないかと。
しかし、
職場での上司と部下との関係性を改善するために、
傾聴
を
思いつく人は少ないようですね。
コミュニケーションが課題であることは誰でもわかってるんですけど、
これを解決する手立てとなると、
飲み会を増やしたり個人面談を増やしたり、
つまり、
回数を増やすことが大半で。
それもそうなんですよね。
傾聴とか、
やってみたらわかりますけど、
かなりプライベートでデリケートな部分に踏み入ることになります。
カウンセリングの勉強もだいぶやりましたが、
職場で当事者どうしでやることではないというのが結論です。
会社がカウンセラーにお金を払ってでも職場の雰囲気を改善する
っていう風潮は
まだまだ日本の中小企業ではごく少数と思います。
それでも、
傾聴のスキルは
もっていたほうがゼッタイにいいです。
聞き上手、聴き上手のほうがゼッタイにいい。
上司の立場としてもそうだし、
父親の立場としても、
恋人どうしならなおさらゼッタイ。
話すことの何倍も聴くほうが大切だと、
これは確信もっていえますね。
自分の復元は命がけの最優先で
「自分の復元」っていう小カテゴリーの中に、
「感情は抑えるな」っていうページがあります。
このサイトでも2番めか3番めによく読まれている人気ページで、
コメントをいただくことも多いです。
同じく「好かれる努力はやめなさい」 も、
よく読まれています。
心を抑えつけられることが日常的にあたりまえになっていて、
しんどい人が多いことがわかります。
他人に抑えつけられるだけならまだしも、
自分の心をいちばん抑えつけているのは自分自身であるという悲しい現実があります。
そこに気づくだけでも、
心はいくぶんか健康を取り戻すもんですが。
>自分が変わればまわりが変わる
とは
よく聞くことばですけど、
「変わる」というより「戻る」といったほうがいいです。
変わる
とは、
別の誰かになるんじゃなく、
もともとあった自分の姿に戻るんだという気持ちになるのがいちばんいいです。
感情を抑えすぎて、
価値観を世間に合わせすぎて、
本来の自分を生きたことがない人がすごく多いです。
しんどそうな人を見ると、
わたしはそんな切り口で話をしてみたいんですけどね。
微調整じゃ追いつかないのに、
本質的な解決を先に延ばしてるだけの人が多くて、
ほんとうにもったいないですね。
転職でも引っ越しでも縁切りでも宗旨替えなんでもして、
自分の復元に命がけで取り組んでもらいたいです。