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利益とは何か

9月が終わろうとしています。
早いもんです。
12月決算のわが社にとっては、
1年の4分の3が終わったことを意味していますが、
実は今期のわが社、
いまのところ赤字なんです。
残るは第4クォーター、
あと3か月。
みなさんならこういうとき、
きっと何か手を打つんでしょうね。
だって、
このままの調子だと赤字なんですから。
何か特別なことを考えようとしますよね。
わたしの習性はちがうんです。
心の中に焦りが生まれてくるのがわかるので、
まず何よりも第一に、
その焦りに従わないことに気をつけます。
従わなければ弱められるんですから。
てことは、
ますます何もしないことになります。
焦りが収まって、
ああもう何がどうなっても安心だっていう平常心に置き換わるまでは‥‥
ですね。
そんなことで心が乱されるくらいなら、
赤字になったほうがマシだっていうか。
こんな妙な習性、
あなたとは正反対じゃないですか。
一切がこんな調子だから、
変人だ異端だと笑われてしまうのかもしれませんが、
まぁでも実際、
こんなふうにして10年以上、
赤字になってないんですから。
わたしの言うことにも一理あると思っていただければさいわい。
さて、
今日のテーマは、
利益とは何か
です。
経営理念のところでも説明しましたが、
利益をどのように考えるか

お尋ねしたほうが正確かもしれません。
この問いかけは、
自分自身の考え方を整理する上でキモ中のキモ。
その答に、
あなたの姿勢があらわれます。
さあ、
どう答えましょうかね?
偏差値の高い優等生さんなら、
ネットで検索して、
利益は手段だ、目的だ、いや、条件だと、
模範解答を見つけ出してくるかもしれませんけども。
はいはい。
ご苦労さん。
われわれ中小企業家は、
答がひとつしかない問題を解くのは苦手
それでけっこう。
答が何通りもある課題と日にちまいにち向きあって、
ああかなこうかな、
やっぱりこれじゃなくってあれだよなっていうふうに、
問いかけ続けることが得意でありたい。
儲けるっていうのはどういうことか。
かっこよく答えられなくてよいので、
他の人とはちがう、
自分なりの答を用意しておきたい。
何年かまえに用意した答と、
いまの答がちがってたりするのがまた楽しい。
そういえば
ある先輩経営者の答はこうでした。
利益とは、
経営者の人間力を数値であらわしたもの
ですって。
いままでわたしが聞いた中でも、
特に印象的で「かっこええな」と思いましたね。
(かっこええなとは思っても同意はしてませんけど。)
じゃあ、
現在52歳のわたしなりの答はどんなもんか
っていうと、
利益はごほうび
です。
自分なりの答っていうわりには、
松下幸之助さんが言われてたことと同じなんですけど、
パクったわけじゃくて、
たまたま似てただけです。
まわりのみなさんにちゃんと喜んでいただけて、
世の中のために貢献することができてますよというしるしのごほうび。
基本的に、
おカネはあとからついてくるもの
っていうふうに思ってます。
そして、
あとからついてくるおカネたちの中でも、
いちばん最後にやってくるのが利益だと思っているんです。
ただし!
ここからが肝心。
利益は最後についてくるものだが、
最初に描くものでもある

ってことを
強調しておきたいんです。
よろしいですか。
描くだけですよ、
最初は。
直接的に追いかけるものではない
っていうニュアンス、
伝わってますでしょうか。
期首に経営指針書を作成しますね。
会社の1年間の方向性について、
あるいは社員ひとりひとりのあり方について、
その中で描いてありますよね。
利益についても、
そこで描いておくんです。
描いたらおしまい。
あとは日々みんなで、
まわりの人に喜んでいただくことに専念する。
余計なことは何も考えなくってもいい。
利益は想念だけで出せるものです。
本来は
わざわざ出すものっていうより出てしまうのがあたりまえなものだ
っていうほうが、
より真理に近いかもしれません。
もし、
期末に描いたとおりの利益が出なかったとしたら、
どっかで手抜きしてサボってたんじゃないかとか、
やり方がまちがっていましたねっていうメッセージ。
いずれにしても、
はじめの描き方が不十分だったってことを教えてくれているんです。
じゅうぶんに喜んでいただいてないわけですから、
ごほうびはおあずけ。
第三四半期が終わったところで赤字ってことは、
ここまでのところで、
どっかで手抜きしてサボってたか、
やり方がまちがってたか。
焦るより先に、
静かにふりかえることにします。
はじめの描き方が不十分だったことがわかったとしますと、
いまさらじたばたしたって実質的な赤字は避けられません。
すべての責任は自分にあるんですから、
あれこれ社員に八つ当たりで指図するまえに、
自分の想念チェックが先なんですよね。
ベストを尽くしてきたことが確かなら、
やっぱり数字はついてくるはずなんです。
贈り物は期日までにきっと届く。
いつもよりいっそう感謝しながら、
楽しみに待つことにしましょう(≡^∇^≡)


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