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新卒採用に勝る人財育成なし

出来の悪い社員を雇うほど、
会社の人財が育つ

という、
バカバカしいくらいパラドキシカルな話をしましょう。
この言葉を聞いただけでオチが読めたあなたはエラい!
かなり経営センスのある大社長だナ。
=^-^=
さて‥‥
採用に勝る教育なし
という言葉、
どういう意味だかごぞんじでしょうか。
どうもわたしは、
この言葉の意味を誤解していたようなので、
いちおう確認なんですが、
世間一般の解釈では
>人間の基本的な能力とか人格は、
>会社があれこれ苦心して教育しても
>それほど劇的に成長するものでもないんだから、
>はじめからできるヤツを採用しておくことが大事なんだ。

という趣旨のようです。
なのでこの言葉は、
採用支援や就職支援を商売にしている会社が好んで使ったりするんですな。
ところがわたしはこの言葉の意味を聞いたとき、
ぜんぜんちがうふうに解釈してしまった。
というのは──
人を採用するっていうのはほんとうにたいへんだ。
社会のしくみもまだわからん若ゾウに、
会社ってもんを教えこんでいかなきゃならない。
そこで、超未熟な若ゾウに四苦八苦しながら「仕事を教える」
というプロセスを通して、
実は教えている側の先輩のほうがものすごく育つんだ。
だから採用っていうのは、
よしんばその採用自体が失敗だったとしても、
他のどんな教育よりも人財を育てることにつながるんだ。

──っていう意味だと思った。
だからある意味、
バカな(と思える)ヤツを採れば採るほど、
それを指導する側の学びは多いってことになります。
だから
新卒採用に勝る人財育成なし
なんです。
どうです?
>新卒採用なんてとんでもない!
っていう社長さん、
たくさんいてますね。
50人とか100人とか、
けっこうな規模になっても、
新卒だけは採らないっていう方針の会社も珍しくない。
採算を合理的に計算するとそうなるんでしょうかなぁ。
年齢構成上のバランスとか、
いろいろ事情はあるでしょうけども、
即戦力のほうがありがたいんですよね、
ふつうはね。
新卒しか採らない大企業の話はぜんぜん別次元なので無視しますけど、
まぁたしかに、
右も左もわからんような社会人1年生に入ってこられてもねぇ‥‥、
なんにも使えない。
野球でいうと球拾いもろくにできない
つまり、
口のきき方も知らんから、
あいさつから教えないといけない。
人格が定まってないから、
なにをしでかすかわからないリスクも大きい。
だからそこは先行投資だと割り切るしかないのかもしれませんが、
意外とそうでもないですよ
‥‥っていう意味は、
やっぱりそこで、
雇った側の先輩のほうが、
ものすごく育てられているからなんです。
おわかりですやんね?
社長のあなた自身を含む経営幹部のほうが育てられている
ってことですやん。
ドアホな若ゾウにふりまわされてるうちにこそ、
こっちの人間力が磨かれる‥‥
っていうアイロニックな側面があるから人財はおもしろい。
四年制大学を出た者しか採用しないという大企業ではね、
味わいたくても味わえない苦労があるでしょ?
中小零細には。
>こんなクソみたいな人間、
>使えるもんなら使ってみい!

って
ブチ切れたこと、
ありますでしょ?
ならぬ堪忍するが堪忍
とかなんとか言いきかせながら、
そこを越えてきたところにいまのあなたの人間力があるはずです。
そんなドアホだった新入りが、
いまはそこそこ使いもんになっているっていうならすばらしいこと。
あなたとあなたの組織が立派に育ててきた宝物じゃないですか。
でもそれはその反対側で、
その、アホだと思っていた相手に、
あなたとあなたの組織が育ててもらった
っていう真理があるんです。
もうちょっと仕事のできる優秀なヤツが入ってくれてたら‥‥

恨み言のひとつもこぼしたくなる気持ち、
よ~くわかります。
そんな有能な社員が来てくれたら、
たしかに、
業績も伸びて利益も増えるかもしれない。
もっと楽に会社がまわせるかもわからない。
でもそのぶん学びは減るでしょうね。
しんどいってことは、
>おまえはまだ学ぶ余地がある。
っていう神の意思ですよ。
けっきょくのところ、
あなたの学びがまだ足りないので、
これほどまでにアホな(とあなたが思っている)社員しか来てくれない程度の会社に
あなた自身がしているってことですがね。
だから、
いっぺんやってみましょう新卒採用を(*^_^*)
いや、
中途採用をやめろとまでは言ってません。
もしいままで取り組まれたことがないなら、
新卒採用ってもんを一度は試みられたらどうでしょうかという意味です。
社歴や規模にもよりますが、
仕事の流れがグチャグチャになって、
組織がつぶれるかと思うくらいひどいことになることもあります。
社会のイロハを知らんクソガキは、
組織にとっては劇薬です。
そいつに払ってやってる給料はまるでドブに捨てているみたいに感じられるでしょう。
古株が寄ってたかって新入りのほうをつぶしてしまうかもしれません。
だからいいんですよ、新卒採用は。
そこにチャンスがあるんだと気づき続けられるかぎり、
あきらめない価値があるんですよ、人財育成は。

楽しいですよね(≡^∇^≡)
>だったら中途採用でも、
>使えそうにないヤツをわざわざ雇ったらええのか?

っていうバカバカしい屁理屈が浮かんでしまったあなたのために言いますが、
そこまでチャレンジングな積極性が
あなたの会社の企業文化として根づいたとしたらたいへんけっこうなことです。
否定はしませんよ。
もしかしてそういう社会貢献のために、
会社を経営してるっていう強者がいてもおかしくないわけですし。
(いるんですけど。)
それで組織がどんなことになったか、
何年かたってからまた情報交換しましょう。
ちなみに中小企業家同友会では、
「共同求人活動」という、
小さい会社が一社単独ではできない新卒採用を、
共同でやろうという実にありがたいしくみがあります。
これと「経営指針成文化」「社員教育(共育)」を合わせて
「三位一体の経営」と呼んでいるくらい、
新卒の採用を重要視しているってことなんです。
すばらしいですよネ(≡^∇^≡)


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